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高い評価の役に立ったレビュー
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2023/10/09 17:13
人と人とは分かり合えないし、理解し合えない。それでも、、、。
投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
人と人とは分かり合えないし、理解し合えない。
その事実を大前提としたうえで、「それでも」ともがく姿勢を本作は見事に描き切った作品だと言える。
槙生と朝の関係だけでなく、それぞれの友人との関係性も丁寧に描くことで、「人と人とは分かり合えないし、理解し合えない。それでも、、、」というテーマを多角的な視点で映し出すことに成功しているのだ。
私たちが抱える孤独、怒り、虚無などは本来、そのどれもが本人だけのものであり、他者に共有する必要もなければ理解してもらう必要もない。
それでも私たちはそれぞれが抱える孤独、怒り、虚無など私たちが抱え込んだものを、誰かに伝えたい、誰かに聞いて欲しいと思ってしまう。
そうした葛藤を抱きながらも、いや、抱いているからこそ私たちは他者に手を差し伸ばし続けたいと思ってしまうのではないか。
ただ一方で、そういった行為は決して容易でないことも本作は描いていく。
醍醐が槙生に言ったように、「そのしんどい努力をしなきゃいけない」し、「心を砕く」ことを伴う行為なのだ。
でも、だからこそ分かり合えないという事実に抗おうと手を伸ばし続ける行為はどこまでも尊く美しい。
そして、その瞬間を幾度となく描いてきた本作だからこそ、ここまで心震わされたのだろう。
誰かの言葉を鵜呑みにするのではなく、自分だけの言葉を探し続け、それを相手に伝えること。
その大切さ、尊さ、美しさを再確認したいと思うたび、私は本書を手に取るだろう。
低い評価の役に立ったレビュー
13人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2023/08/08 19:42
なんだかなぁ
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
結局最初にいろいろ出した朝が実里の実子じゃないかもとかいう家族関係のゴタゴタは明かされず。
前巻で朝が父がどんな人か探ってたけどそれも結局中途半端だったよなー。
普通親戚とか探すだろ。なんかもういろいろ消化不良のままで何故あんな思わせぶりな設定出してきたんだろうと思う。
人と人とは分かり合えないし、理解し合えない。それでも、、、。
2023/10/09 17:13
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
人と人とは分かり合えないし、理解し合えない。
その事実を大前提としたうえで、「それでも」ともがく姿勢を本作は見事に描き切った作品だと言える。
槙生と朝の関係だけでなく、それぞれの友人との関係性も丁寧に描くことで、「人と人とは分かり合えないし、理解し合えない。それでも、、、」というテーマを多角的な視点で映し出すことに成功しているのだ。
私たちが抱える孤独、怒り、虚無などは本来、そのどれもが本人だけのものであり、他者に共有する必要もなければ理解してもらう必要もない。
それでも私たちはそれぞれが抱える孤独、怒り、虚無など私たちが抱え込んだものを、誰かに伝えたい、誰かに聞いて欲しいと思ってしまう。
そうした葛藤を抱きながらも、いや、抱いているからこそ私たちは他者に手を差し伸ばし続けたいと思ってしまうのではないか。
ただ一方で、そういった行為は決して容易でないことも本作は描いていく。
醍醐が槙生に言ったように、「そのしんどい努力をしなきゃいけない」し、「心を砕く」ことを伴う行為なのだ。
でも、だからこそ分かり合えないという事実に抗おうと手を伸ばし続ける行為はどこまでも尊く美しい。
そして、その瞬間を幾度となく描いてきた本作だからこそ、ここまで心震わされたのだろう。
誰かの言葉を鵜呑みにするのではなく、自分だけの言葉を探し続け、それを相手に伝えること。
その大切さ、尊さ、美しさを再確認したいと思うたび、私は本書を手に取るだろう。
朝らしく
2024/02/12 19:33
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナル - この投稿者のレビュー一覧を見る
どう関わるべきかを懸命に探してきた二人も、周りの登場人物たちの一言一言も、槙生が朝に贈った詩も、朝が書いた詩もどれもがすごくいい。
素晴らしいラストでした
2023/08/27 17:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みー - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後の槙生と朝のやりとりに静かに涙がこぼれました。
2人がきちんと関係を育んできたからこういうやりとりが生まれて、よかったなぁと静かに心に染み渡っていくのを感じました。
きれいごとばかりではないけれど、それでと日々の生活を朝も槙生も物語が終わっても生き続けてるような気がします。
出会えてよかったと思える作品でした。
境界線を越えて
2024/06/16 09:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Jiji - この投稿者のレビュー一覧を見る
美味しい料理のように、
いろんな要素とアプローチが
絶妙なバランスでまとまっていて
こんな読感は 一期一会
深い深い満足感と余韻。
考えさせられる
2024/02/20 16:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミーコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
改めて人ってそれぞれ感じ方が違うなと思いました。
普段の生活に少し疲れた時、これを読むとじっくり考えてすこしすっきりしました。
最終巻
2023/08/31 21:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:むくどり - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても作者らしい終わりかただった。
余り恋愛が絡まないのもスッキリしていて好感がもてる。
結局、全巻紙の本を買って読んじゃったな。
なんだかなぁ
2023/08/08 19:42
13人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
結局最初にいろいろ出した朝が実里の実子じゃないかもとかいう家族関係のゴタゴタは明かされず。
前巻で朝が父がどんな人か探ってたけどそれも結局中途半端だったよなー。
普通親戚とか探すだろ。なんかもういろいろ消化不良のままで何故あんな思わせぶりな設定出してきたんだろうと思う。