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紙の本
「道長なくして紫式部なし、紫式部なくして道長なし」(319頁)
2023/10/14 15:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
『紫式部日記』『紫式部集』『御堂関白記』『小右記』『権記』などを典拠に、紫式部と藤原道長それぞれの生涯と両者の交錯を歴史学上の推論も含め叙述した一書。なるほどこういうことだったのか(もしれないのか)と得るところ大でした(詳細割愛)。それにしても、279頁の系図は、藤原道長が創出したいわゆる摂関政治(外祖父・外孫政治)の形式的本質を一望させてくれて納得。(思えば、それが以後、院政や平清盛政権のみならず、現在の自民党政治(森喜朗を見よ)にまで連綿と続いている感あり。)また、天皇が行なうもっとも基本的な三つの「セイジ」を、「聖事」「政事」「性事」を称しているのは(266頁)、云い得て妙である。
なお、本書では『源氏物語』そのものに関する言及はあまりない。この点、読者によっては求めるところとは合致しないかもしれません。但し、本書を読んで、紫式部の本書に描かれたような生涯から推察するに、彼女の天才性というものが、その和漢にまたがる文才と当時の現実政治のダイナミクス(と虚しさ、儚さ)そしてある種現代におけるいわゆるキャリアウーマンにも通ずる人格的自立性の三位より生来した奇跡的な(稀有の)歴史的な「光芒」であったと思うこと大ですね。
電子書籍
道長と紫式部
2024/04/02 22:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤原道長と紫式部の生涯について確実な史料を元に並列して記述されていてわかりやすい。高価な紙を大量に使った源氏物語を紫式部を書けたのも道長あってのことだし、道長が権力者となれたのも源氏物語を使って一条天皇を彰子の元に通わせたことなので両者が車の両輪のようになっていたことも興味深い。
紙の本
紫式部と道長は一蓮托生
2023/12/22 08:51
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
大河ドラマが始まる前の予習。紫式部と藤原道長の生涯を、一次資料を読み解くことによりたどる。紫式部は道長の援助と後援がなければ「源氏物語」「紫式部日記」を書くことはできなかった。また道長はの栄華は、紫式部と「源氏物語」の賜物であった。平安時代中期に女流文学が開花したのは、適妻となれぬ貴族子女の存在にあったと理解できた。満たされぬ思いが、豊かな物語文学を生み出したのだろう。源氏物語を、罪、罰、そして贖いの3部構成になっていると理解すれば、読みやすくなりそうだ。今回こそ、源氏物語を読もう。
紙の本
パトロンは大切
2024/01/05 13:51
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
紫式部が世界最高峰の文学「源氏物語」を世に出すことができたのは、もちろん本人の才能によるところが大きいのはもちろんだけどパトロン道長の存在も大きいと著者はいう
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