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忍びの世界を堪能できます
2022/06/10 20:15
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投稿者:しん - この投稿者のレビュー一覧を見る
織田信雄の第一次伊賀攻めをしのび側の新たな視点から切り取った作品。忍びの技の売値を高めたい地侍たち、その人の心を操る術に操られ、自分でも知らないうちに戦争となるよう仕向けられていく信雄軍、伊賀軍。そんなずるがしこい地侍たちも予想できない事態が重なる戦争。本当にそんなことができるのか?と思うような忍びの技のバラエティに驚かされるとともに、ストーリーが巧妙で、最後まで一気に読める。
無敵の無門
2019/08/27 20:17
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに再読。
やはり、主人公である無門の無敵ぶりが素晴らしい!
痛快なニュー時代小説です。
(映画版は、ボクシングのスウェーのような見切りの殺陣などが多く、期待していた映像とはちょっと違った感じでした。無門には、ワイヤーを使ってでも、もっと“ぶっ飛んだ”アクションをして欲しかった)
本作は紛れもない名作。おススメです。
映画を見てから読んだ方はさらなる衝撃
2019/06/28 08:44
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投稿者:yamamoto - この投稿者のレビュー一覧を見る
和田竜先生は『村上海賊の娘』を書かれた方です。本作は『村上海賊の娘』に負けず劣らず、入念な下調べと描写力から仕上がっています。普段から小説を読まない方でもスッと入ってくる文章かと。気になる方は是非。
正に一気読みの面白さの忍者小説。
2017/07/25 23:59
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
正に一気読みの面白さの忍者小説。主要登場人物達の超能力者的活劇もさることながら、非情なまでに合理主義・利益主義に根差した殺人者集団としての「忍者」を描きつつ、個々人の心の機微も描いており好感が持てる。特に、主役の無門のお国に対する立場には笑いを誘われる。膨大な資料を基に、適宜史実を織り込むことで、物語に現実味を与える巧みさも大いに評価される。史実の挟間を埋める形で展開される奇想天外の物語が、如何にも事実と思えてくる。まあ、その辺は俳優・児玉清の解説が実に絶妙に触れているのでそちらを読んで欲しい。蛇足。和田竜『小太郎の左腕』(小学館文庫、2011年9月6日、小学館)も面白いらしい。
映画を見て
2017/07/24 20:44
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投稿者:MIYUKI - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画を見て、思わず本を読んだ。
映画と同じところ、違うところ、納得したところ、いろいろあり、読んでからみるのもいいと思う。
とにかくハマる!
2017/06/29 00:55
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投稿者:くず餅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画の予習にと思い、初めて時代小説を読んだのですが、瞬く間にハマってしまい、あっという間に読み終わってしまいました!
時代背景の記述が詳細で、歴史が駄目な私にも読みやすかったです。何より、一人ひとりの人物の思いがどんどん伝わってきて、感情移入して泣いてしまいました。
歴史が苦手だからといって読まないのはもったいないくらい面白い本です!
一気にハマりました。
2017/02/27 15:11
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投稿者:siadam - この投稿者のレビュー一覧を見る
爆裂に面白い歴史もの。
如何にも小説のネタになりそうな要素がこれでもかという程に詰め込まれた戦国時代の、それも伊賀国忍者たちにスポットを当てた物語。かと言って作家さんの力量が素晴らしく、話の構成が王道でも、戦闘シーンの描写が鮮烈で読み飽きませんでした。 どこまでも"人間"の"人間らしさ"を生々しいほどに描いており、物語に引き込まれて戻ってはこれない。実際本を閉じたときには部屋の外が明るいなんて久びさ!
映画化が楽しみ
2016/08/28 23:06
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投稿者:あきんどあつこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化されるということで手に取りました。
内容は、早く映画が見たい!の一言に尽きます。作者の丁寧な時代考証に感服です。
欲を言えば、早く新作出ないかな?です。
無門に惚れてしまいました!
2016/06/21 22:31
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投稿者:栗山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
泣きながら読みました。
無門に惚れてしまいました。歴史小説ということで、全然期待しないで読み始めましたが、とても面白かったです。忍者VS侍。普段経験できない世界の話で読んでいて楽しかったです。文章の疾走感がすごくて、忍者たちのアクションが頭の中に描かれてとても楽しめました!おすすめ。
わくわく!
2016/06/17 09:21
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投稿者:エミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいる間ずっとわくわくしてた!圧巻のエンターテイメント作品でした♪映画化もたのしみです!
面白い!
2016/05/06 20:29
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投稿者:yu_kotikita - この投稿者のレビュー一覧を見る
のぼうの城のようにエンターテイメント感があるのかなと思ってたのですが、こちらの方はテイストがまた違いました。
私は忍者が大好きなので、正忍記から取り上げた事柄等が載っているのもよかったです。
史実に沿って、人間のドラマを楽しめました。
面白い本を探しているなら
2016/04/10 22:40
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
「面白い本ないですか?」って訊かれたら
和田竜さんの本をと私は答えます。
時代小説なのに登場人物たちの存在感が圧倒的で
出てくる人物が多彩である上に
嫌悪や怒りのような悪感情を抱いてもなお
惹きつけられるような魅力あふれるキャラばかりです。
歴史上の実在の人物以上に和田氏の生み出す人物が
読んでる最中はもちろんの事
読書後にも読んだ人の中で永遠に生き続けるような
強い印象を残して忘れることができなくなるのです。
壮絶アクションになってもなお痛快
2011/03/15 10:46
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投稿者:ががんぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なるほど只者ではない(物語中の口調になっているか)。デビュー作の『のぼうの城』は痛快だったが、それだけでは一発狙いのまぐれ当たりという可能性も皆無とは言えなかった。しかし2作目のこれを読んで、この作家の才能は間違いないと確信した。並みではないのである。自由奔放に書いているようでいて、参考文献表の多さには唸る。要はちゃんと歴史文書が読める普通の意味での秀才であり、それを優れた物語に造り替えられる一級の才人なのだ。
『のぼう』に比べれば、こちらにはより戦国時代らしく血で血を洗う戦闘シーンも多くて、この作者に特徴的な、どことなく飄々とユーモラスな調子が一見そぐわないほど、終わりに向けた展開は凄まじい。
が、かといって痛快度が落ちるわけでもない。主人公無門の人間とも思えぬとんでもない技量、そしてそれでいて愛すべき多少間の抜けた人柄。無門の本性が、まるで忍びの術のように一種のどんでん返しになっているのもいい。
素材は信長の伊賀攻め(厳密にはその子信雄による最初の伊賀攻めの失敗)だが、まず何が描かれているかといえば、伊賀者と言われる忍びの道の非人間ぶりであろう。それを見事な物語化の中で内側から突き崩して見せた。
最後の締め方一つとっても才能を感じさせる。そして前作同様、人物の魅力を描き切る手腕は傑出している。ユーモアの味と共に、修羅場のアクションになってもなお痛快な所以である。
これは今後が楽しみな作家だ。次はどんなものを見せてくれるのか。願わくば変な方向へ行ってしぼんでしまわないように。