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電子書籍
遭難者側と家族側から見た遭難と生還までの日々、2016年~2022年
2024/05/22 01:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KeiM - この投稿者のレビュー一覧を見る
2022年10月の九州の話はツイッターで見かけた。
「拡散希望、夫が行方不明です」の話。
― 暗くなったので今日は捜索打ち切りです。明朝再開される予定です。
子供を抱えた家人の目から見た遭難が身につまされた。
そして迷った側からの視点ははじめて知った。登山道から外れてしまった理由や元の道に引き返せなかった理由がこと細かに描写されている。
私も迷う。そんなこととがあったら。
羽根田氏の本はいつ読んでも、登山に同行させられている気分になる。
読んでいるだけなのだから痛みものどの渇きも実際に感じられるわけはないのに、心拍数があがっていく。
今回挙げられた話はどれも生還談なので、まだ安心。
けれどどうやって救助されたのか、どうして生きのびられたのか、そこを目指して読んでしまった。
筋肉に土がついていても大丈夫だったんだ。体が動かせず褥瘡(床ずれ)ができても 自分の足の骨が見えている状態でも、社会復帰ができたんだ。
メインではないが山の中で木を揺らしてヘリコプターから気がついてもらった事例もあった。なにもかもがすべて運なのだなと思う。
道に迷ったら引き返せ、道なき道を下に降りるな、がけや沢、滝に当たって詰むぞ、道に迷ったら尾根を目指せ。
言うのは簡単なのだけれど、それでもこれは大切なのだと、机上で読みながら実感した。
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