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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブレーキに欠陥がある電動自転車を販売したとして世間に非難され会社の社長が自殺した。
その件の関係者が手紙で山奥の廃墟に集められ、閉じ込められる。
「48時間後に毒ガスが散布される。社長を殺した犯人だけが生き延びる」。
突如始まったデスゲームに集められた7人は生き延びるために次々と自分が犯人だと自白をはじめ、他者を蹴落とすためにその自白の粗探しを行う探偵となる。
ゲームマスターの思惑や事件の真相とは。
タイトルに興味を持って読んだけど、面白かった。
そして最後までタイトル通りの内容だった。
タイトルに惹かれて…。
2024/12/03 12:23
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投稿者:ゆめこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「犯人だけが助かる」という状況の中で、集められた人々がとった行動とは?
タイトルに惹かれて読みました。近年の情報化社会とも絡めてあって面白かったです。
告白、否定、上書き
2024/10/06 14:30
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
不祥事を起こした会社の社長の死亡を巡って、死に追いやった関係者たちを監禁し、犯人を絞り込む。
本人による告白、それを他の人が否定し、さらに上書きする。真犯人は誰なのか?
言い争いや矛盾点の追及の中からいろいろ想像するけれど、真相が意外過ぎて「ありか?」ってなるよ(笑)
後から考えると「なるほどねぇ」とは思うけど。みんな何かしら悪いやつなので、これもありかって無理やり納得。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういう展開が好きなのかな。
大勢の登場人物が出てきて、誰が犯罪を犯してるのか分からない状況で
クローズドな中での話の展開。
途中も最後も、中途半端だった印象。
タイトルに惹かれ
2024/08/10 01:37
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分もそうですが、作品のタイトルで読み始めました。もともとは、友人がすごい変なタイトルのミステリー発見した、というのが始まりですが。自分としては、登場人物達の区別がつきにくくて。ちょっとな…でした
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#読了
2024/9/10
全員犯人、だけど被害者、しかも探偵/下村敦史
うーん。やっぱり合わない作家さんかも。視点がころころ替わるのに誰の視点かがあまり書かれないから誰かわからなくなってくるし、視点替えてる意味がわからない。タイトルも大仰過ぎるし、真相も机上の空論が過ぎる。
あと作家さんと主義主張が合わないと萎えるな、って思った。アンフェかよ。
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犯人だけが生き残るクローズドサークルの極致の作品、あっと驚く仕掛けの意外なミステリー、7人の自供の舌戦に引きつけられ読む手が止まらず一気読み必死。ラストの信じられない結末に驚きを隠せませんでした。あなたも読んで興奮して下さい。あっと驚いて下さい。
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タイトルがおもしろかったので
読んでみた
実は読んだことない作家さん
結局一番おもしろいのは
タイトルなんでしょ〜?って
侮ってたんだが
ちゃんとおもしろかった
いろんなとこに
ここ重要?ここなんの伏線?
ってのがいっぱいあって
一生懸命考えながら読んだけど
結局種明かしされるまで
ちっともわからんかった
ちゃんとなるほどそういうこと…
って思えたし
読んだことない設定だし
人におもしろかったよと言える本
でも星は3つ
個人的には読むのに時間かかったのと
途中、ちょびっとだけ飽きちゃったから
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犯人が殺されるのではなく、犯人だけが助かるとは…前代未聞。集められた7人のメンバーは、そりゃそうだろうとも、自分が犯人だと各々言い張り始める。
間接的に人を自殺に追いやった場合、自分が犯人だと思うのは自由だが、周りを納得させることは難しいと思う。(中には自分が直接手をくだしたと言う人もいたが、それもしっかりした犯行手順を述べられないとたちまち糾弾されてしまう。)
当然、犯人と名乗り出た人は周りの人間を納得させることができず、矛盾を指摘されて論破されてしまったりする。
読んでいるこちら側は、あまりにも浅ましい生き残り合戦に辟易してしまうからか、誰が犯人でも別にいいや…とどうでも良い気持ちになってくる。
終盤は、この‟デスゲーム”が何で起こったのか種明かしがされ、ああ、だからゲーム中に不自然な出来事が起きたのか…等と納得できたようなできないような。
その人の役を演じることによって、実際の事件がどのように起きたのか真相を知ることなんて、果たして意味があることなのだろうかと思ってしまった。
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はじめにタイトルを見たときは「???」
最後は「!!!」
「犯人だけは命を助け」るというデスゲームによって作られた特異な空間と物理的な密室、腹に一物抱えた人たちの関係性…これぞ舞台は整った!
タイトルの意味を、本当の意味で理解させてくるラストはさすが下村ミステリでした。
もう一度読み返すと、きちんとヒントが開示されているのも面白いです。
真実と事実の食い違いによる不毛な言い争いの応酬。
加害者になりたくない、あくまでも被害者でありたい、でも「犯人」にはなりたいジレンマの極みに自分の感情まで右往左往してしまいました。
当事者でさえ作られた真実を見ている中、事実はどこにあったのか、情報の信憑性に対する痛烈な危険意識も感じました。
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SHIKAGAWA社の社長である志賀川恭一が首つり自殺をします。
廃墟に志賀川が亡くなったときの同じ社長室が再現され、そこに手紙によって集められた、ジャーナリストの神嶋、倉持孝、志賀川夫人の志賀川加奈恵、開発部長の石和田勘、28歳の営業部長の竜胆元也、遺族代表の千場夢子、清掃業の林宗太郎の七名が集められます。
目的は監禁。
SHIKAGAWA社では、販売していた電動自転車「ラピド」の欠陥による事故が相次ぎ、死者も出ており、志賀川社長は多くの人々から恨まれていました。
手紙の主と思われる人物が廃墟の社長室にスピーカーで「48時間後、致死性の毒ガスを充満する。志賀川恭一は誰かに殺害された。諸君の中に犯人がいる。犯人だけは命を助ける」という予告をしてきます。
その模擬社長室の会話は手紙の主「ゲームマスター」が全部会話を聴いていることがわかり、自分の保身をしたい者たちが「殺したのは私です」と告白合戦をはじめますが…。
タイトルが目を引く作品ですが、前半の告白合戦はあまり面白いとは思えませんでした。少し退屈でした。
後半、物語が二転三転するのでそれには驚きました。
この本のタイトルは一体どういう意味なのかと思い読んでいましたが、こういうことかと最後の最後でわかりました。
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デスゲームもの。構成上仕方がないことだが、登場人物のパーソナリティがあまり明かされない為「あんまり印象が良くないけど○ねと思う程では無い人達が罵りあってる」状態が殆どを占める。ここまで長い必要があったかちょっと首を傾げる。冗長って感じ。最後の展開も、私にとってはその印象を覆す程ではなかったかなー。
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全員の役割がコロコロ入れ替わり犯人なるべく自白するという奇妙な空間。だがその空間を支配していたゲームマスターの正体を知った時予想外の人物だった。お互いに罪を背負い秘密を共有する中になってしまう。面白かった
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「私が犯人です!」「俺が犯人だ!」、全員犯人です!
社長室で社長が殺された。それに「関わる」メンバーが7人ある廃墟に集められる。未亡人、記者、社員2人、運転手、清掃員、被害者遺族ーー。やがて密室のスピーカーからある音声が流れる。「社長を殺した犯人だけ生きて帰してやる」。犯人以外は全員毒ガスで殺す、と脅され、7人は命をかけた自供合戦を繰り広げるがーー。
不祥事を起こした会社の社長が自殺し、その関係者が集められ監禁。そして、謎のデスゲームが始まる。なんと、犯人だけが生き残れるという恐ろしいデスゲーム。普通は、犯人以外は生き残れるのに、この謎にデスゲームは犯人しか生き残れない。怖すぎじゃない?だって、デスゲームの主催者の意図が分からないんだもん。
しかし、この集められた男女7人は少しクセがあるっていうか、なんだかなぁってかんじ。ジャーナリストの神嶋さん、あまり好きじゃなかったなぁ。なんだか一癖ありそうなかんじが。お前が書いた記事が原因で、世間は踊らされたんだぞってかんじだったし。あと竜胆さんも、なんだか少し余裕があるかんじで、「自分には関係ない」的なかんじもなぁ。まぁ、最終的には竜胆さん頑張ってってかんじだった。神嶋さんより頼れるかんじがした。
女子チームの社長夫人は、もうギャーギャーうるさくて、感情的で本当にうるさい。変なところに閉じ込められて、犯人以外は死ぬってなったらパニックになるのは分かる。だけど、少しは落ち着いてくれよってなるところが多々あった。
あと、被害者遺族でデモにも参加していた夢子さん。あの人も、なんだか社長夫人と同じかんじなんだけど、とりあえず落ちつてくれって思った。
雑魚扱いな石和田さんと林さんと倉持さん。本当に、この3人はなんだったんだろうって思った。なんだか雑魚すぎて印象が薄い。だけど、今までは「間接的」的に社長を殺したって自白していたのが、林さんの言葉で急展開からの様々な自白。その穴を補強して、自分が犯人だって言い出すのは本当にすごいし、本文でもあったけで後出しジャンケンのほうが勝てるんだなぁと。
少し途中で飽きてしまったところがあったけど、ラストがすごかった。だから、ところどころに意味深なかんじなところがあったのねと。しかし、全体的には面白かったなぁ。本当に、全員が犯人で被害者で探偵だったわ。
2024.10.26 読了
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違和感をずっと抱えながら、最後にスッキリ!
タイトル通り全員が犯人で、被害者で、探偵なので頭の中を整理しながら読む必要があった。デスゲームものが好きな人にはアプローチが違ってて面白いかも。