読んでいて幸せを感じる
2025/04/13 15:14
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投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名とこのミステリーがすごい!大賞に惹かれて、読んだ。謎解きが優しく甘酸っぱい感じがして、ほのぼのする。パン屋さんネタ満載で、パン屋さんに行きたくなった。最高!
ほのぼのしてて悪くない
2025/02/01 15:44
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投稿者:ミステリー好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
パン屋を舞台にしたそこでバイトする女子大生が謎解きする連作短編集。
全5話。ひったくりに遭うという犯罪ものが1話だけ含まれるものの、日常の謎を扱うミステリー作品。
仕事の昼休み中に読んでて、あるシーンで思わず涙がこぼれそうになり一旦読むのを中断した「恋するシナモンロール」など、ほろっとさせられるものもあり、悪くない。
このミスの書評通り
2025/02/11 08:28
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投稿者:はうす - この投稿者のレビュー一覧を見る
パン屋でアルバイトする漫画家志望の大学生が探偵役。いわゆる日常系の推理ものだけど、推理自体に難がある。このミス大賞と聞かなければ、もう少し素直に読めたかも。おそらく空気感が評価されたのだと思うが、その空気感もよく出来たメレンゲのようにフワフワで軽い。他のこのミスの書評も読んだが、今年はイマイチそうな印象。読めやすいとは思うが、読書好きには勧めにくい。
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
もともと、このミスって当たり外れが激しいけど、今年は特にレベルが低かったみたいだね。
バイトに商品焼かせるパン屋なんて行きたくない。
廃棄分が多いってことは、その分価格に反映されてるわけだし。
気になる描写はいっぱいあったけど、編集もレベル低いね。
「借して」ってなに?ありえない。
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投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に?コレが?って感じ
解説でも言ってるけど、推理が強引
大賞だからと、いわゆる本格ミステリーを期待して読むと総スカン食らうかも
主人公が自分だけで謎解きして解決してる
パンは美味しそう
パンのうんちくもある(知ってることも多くて冷めたけど)
キャラ小説が好きな人は楽しめそうです
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感想書くの忘れてたけど
あんまり思い出せない
パン屋でおこる
ちょっとした謎を
なんとなく解決する話だった
読み応えのあるミステリーではなかった
パンとかパン屋さんが好きなら
楽しく読めるかも
読みやすかったのはよかった
でもたぶん
読んだことを忘れそうな本
でもそういうの嫌いじゃない
星はフツーの3つ
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パン屋×ミステリー、どんな話だろうか、ものすごく堅いパンで殴られたり…?と一瞬物騒な考えをしてしまいました。しかしタイトルや、柔らかい素敵な表紙イラストを見て何か違うぞ…と。
実際に読み始めると、美味しそうなパンの描写や細やかな人間関係、それにホッとする謎解き。こんなにもあたたかいミステリー、私は今までに読んだことがありません。どの話でも誰も傷つかないので、にこにこしながらあっという間に読み終えてしまいました。
すごく大きな起承転結があるわけではないのに、単調にならず、でも楽しく読んでいて続きが気になる作品でした。
もし2巻があれば読みたい!と思いましたし、小春さんの漫画家(?)としてのその後も気になりました。
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ミステリーがあまり得意ではない私も
装丁の可愛さと2024年の「このミス」には
何故かご縁があって、文庫グランプリの
作品と共に入手しました。
まずミステリー慣れしていない自分でも
すーっと物語に入り込めたのは
身近なテーマ「パン」、読みやすい文章
現実感のある内容。
ミステリーと言うよりも、最終章に向けて
どんどん、ほっこりと少しだけうるっと
するような場面になっていき後読感も爽やかで
嫌な感じがしない。しいて言うなら少し
内容的にありガチというか新鮮味は少ない気がする
私自身は好きな作品でした。
2025.3 25冊目読了
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このミス大賞、パン屋を舞台にしたミステリー、ということで気になって手に取ってみた。
伏線回収は度々あってスッキリ感はあるが、謎自体些細なものが多く、全体的に弱く感じ、物足りなかった。その分、読みやすさはあってすぐ読了できる。
舞台のライブビューイングに嘘をついてまで日が迫ってから断ったのはなぜか、は現実では友人関係に亀裂が入りそうな切り出し方で凄いな主人公と思ったが、真相もえ!?そんなうまい話ある!?と読んでいて声に出してしまった。
フランスパンに切り目を入れることになぜ抵抗があるのか、は思ったより深刻なことだったが、文章のせいなのか軽い話に感じてしまう。
コロナの後遺症ネタは今更感があってあまり謎にも思えなかった。
各章の冒頭や〆に、各パンを作る工程やそのパンにまつわる蘊蓄話があり、そこが1番印象的でほっこりする気持ちになった。
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こうゆうのが欲しかった!
最近は悲劇で始まり悲劇で締めくくられるイヤミスが沢山あったけど、これはその真反対を行く小説だと思います。
僕は『ミステリという勿れ』という少女漫画(本当はドラマで見てるけど)が好きで、あぁゆう登場人物がふわっとしてて、たまに笑ってしまうような小説が大好きで、本作もまさにぶっ刺さり。
ただマイナスな点があるとしたら解説でも同じことが書かれてましたが、やや推理が強引だとは感じました。しかしそもそも無限にある可能性から曖昧な証拠だけで真実を見抜く、そんな馬鹿なってなる小説なんていくらでもあるから、気にしたら負けだと僕は思う。まぁ本格ミステリーが読みたい人にはおすすめできないかな。
それと『このミステリーがすごい!』大賞だから、さぞ凄い真実が明かされるんだろうと期待してる人が結構いるみたいで、僕もあらすじやらネタバレがついてない感想を読むまではそうだと思ってましたが、今までにない衝撃が待っているミステリではなくて、今までにないタイプ、形のミステリという気持ちで読むとがっかりせずに読めます。
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表紙見て一目惚れした本。
パンもミステリーも大好きな私にとってはとても美味しい本でした✨
日常の中のちょっとした謎を、パンを交えながら解いていくーーー「漫画家志望だから細かいところに気がつき観察眼が鋭い」って設定はちょっと「ん?…^^;」と腑に落ちないものを感じたけど、それはさておき焼きたてのパンの香りが漂ってくるようなほっこり可愛らしいお話。
パン屋さんに駆け込みたい気持ちと闘いながら読みました笑
謎が解けた後、お話の最後のパンについての小噺も面白い。どういう経緯があって作られたパンなのかとかそのパンにどういう意味があるのかとか知らないこともあったから為になった!
「シナモンロール」が「尊い」のスラングってのが1番面白い!
そしてチョココロネ。子供が尻尾から食べるのを「変わった食べ方」といったり「太い方から食べがち」といったりしてたけど、私細い方から食べる派なんだけどあれ少数派なの⁉︎……と衝撃でした^^;
由貴子の話だけちょっとモヤっとする…
先にしていた親友との約束を嘘ついて蹴ってまで男優先にするような人私なら当分許せないかな…
でもずっと好きだった人との付き合い始めなんて楽しさしかないだろうし嫌われたくなくて予定合わせちゃう気持ちもすごくわかるけども…それでも私は恋人だからって無条件で最優先にしないで先にした約束を大事にできる人でありたいなと思ったり。
というかその男、ハセピーもハセピーで、来てるかどうか舞台中も気にするくらいならギリギリの土壇場じゃなくもっと前もってチケット渡しとけよっていう…(ー ー;)
パン屋ノスティモ、シリーズ化してくれたら嬉しいな^ ^
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みなさんは、クロワッサンの起源をご存知でしょうか?
クロワッサンは、17世紀、オーストリアがトルコ軍による侵入を防いだことを記念して作られました。そして、トルコ軍の侵攻に気付いたのは、翌日の仕込みをしていた街のパン屋さんだったのです。
と、いうわけで、このお話は、パン屋さんを舞台とするミステリーです。謎、ミステリーは、どこででも、パン屋さんででも、起こるのでした。
このお話の主人公 市倉 小春(いちくら こはる)ちゃんは、大学1年生。東京から大阪の大学に進学しました。小春ちゃんは、豊中市に住んでいて、アパートから3分のパン屋さん『ノスティモ』でアルバイトをしています。パン屋さんでアルバイトをしている一番の理由は、売れ残りのパンがもらえるからです。
『ノスティモ』のオーナー店長は、40代半ばの堂前(どうまえ)さん、フランスで修業を積み、各種の受賞経験のあるパン職人です。女性社員の福尾(ふくお)さんは、26歳、関西出身の小柄な人で、パンのうんちくをいろいろ披露してくれます。パンだけではなくケーキも製造している『ノスティモ』は、カフェスペースがあり、オープンキッチンになっていて、ガラスの向こうでパンを作っているところを見ることができます。
そんな『ノスティモ』で起こる、小さな謎の数々が描かれています。
見過ごしてしまえば、なんということはない日常の謎ですが、胸にちょっと引っかかることってありますよね。そんな謎を小春ちゃんが、繊細な観察眼で見つめ、緻密に解き明かしていきます。
『ノスティモ』で作られるパンの製造過程が丁寧に描写され、焼き立てパンの香ばしい匂いが脳内に満ちていきます。
焦げたクロワッサンとバターの香りが口いっぱいに広がる第1章「焦げたクロワッサン」に始まり、第2章「夢見るフランスパン」、第3章「恋するシナモンロール」、第4章「さよならチョココロネ」、第5章「思い出のカレーパン」と続き、大学2年生になった小春ちゃんと周りの人たちのことを描くエピローグで幕を閉じます。
甘酸っぱい青春の一コマに、芳醇なパンの香りが加わり、小春ちゃんの大阪での学生アルバイト生活が積み重なっていきます。マンガ家になる夢を持ち、新人賞に応募している小春ちゃん。そちらの先行きも気になるところです。
青春を懐かしむ年代の方にも、これから青春を謳歌していこうという方にもオススメします。新感覚 ブーランジェリー・ミステリーのはじまりです♪
作者の土屋うさぎさんは、現在、漫画家さんとして活躍しておられます。この作品が、第23回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した後、土屋さんが東京のFMラジオ J-WAVEのTokyo Morning Radioに出演なさり、別所哲也さんとお話しているのを聴いてから、本の発売を楽しみに待っていました。読みやすく気持ちの良い作品でした。読めてよかったです♡
『このミステリーがすごい2025年版』の巻末には、〈『このミス』大賞NEWS〉「土屋うさぎさん 一問一答」が掲載されています。その最後の質問は「読者の方々に一言!」で、土屋うさぎさんの答���は「パン派の方も米派の方も、みんな笑顔にできたら幸いです!」とあります。
みなさんが本作を読み終えた時、お顔に前向きな微笑みがたたえられていることを願っております♡
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パンがテーマだが、このミスなので、重いかなと思いながら読んでいったが、クロワッサン、フランスパン、シナモンロール、チョココロネとよく知るパンについて、ぼんのりとした謎解きでとても面白かった。次回作に期待です。
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第23回このミス大賞受賞作品。
パン屋さんを舞台にした、日常の謎系連作ミステリーです。
パンもパン屋さんも大好きなので、作中にたくさん出てくる美味しそうなパンにワクワクしながら読みました。
毎日パンをお持ち帰りできるパン屋さんのバイト羨ましいなぁ(^^)
サクッと読めるライトなミステリーではあるものの、個性あふれる登場人物たちがみんな魅力的で、最終章では各章に散りばめられた伏線回収劇もあるなど、個人的にはとても満足度が高くて好きな作品でした。
全体的にほのぼのとした空気感で、エピローグのラストも爽やか。
巻末の選評にあった、「人柄ならぬ"小説柄"がいい」との評がまさにその通りだなと感じられます。
普段あまり本やミステリを読まない方でも気軽に楽しめる作品だと思うので、春休みにお時間ある方は、ぜひお気に入りのパンを食べながらの読書タイムにいかがでしょうか(^^)
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主人公の探偵レベルの観察力と鋭さがすごい。
日常の小さな謎が解決されてほっこり爽快。
連作短編集で、第五章で「伏線だったのか」と気付く回収劇がありスッキリ!(好きです)
パン…美味しいよねぇ…。この作品の中だったら、チョココロネが一番好きかな!パン屋さん行きたい。