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政と源
東京都墨田区Y町。つまみ簪(かんざし)職人・源二郎の弟子である徹平(元ヤン)の様子がおかしい。どうやら、昔の不良仲間に強請られたためらしい。それを知った源二郎は、幼なじみの国政とともにひと肌脱ぐことにするが――。弟子の徹平と賑やかに暮らす源。妻子と別居し、ひとり寂しく暮らす国政。ソリが合わないはずなのに、なぜか良いコンビ。そんなふたりが巻き起こす、ハチャメチャで痛快だけど、どこか心温まる人情譚!
政と源
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電子書籍政と源
2013/10/29 17:17
すぐ読み終わりました。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:zac - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説なのにすぐ身近にいるような人々が描かれていて、いつもくすくす笑いながらあっという間に読み終わってしまいます。
紙の本政と源
2023/04/11 15:25
年寄りで一括りにするな、と言っているような本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
腐れ縁としか言いようがないような政と源の二人の会話からして笑える。
真面目なのかふざけているのか飾り職人とお堅い銀行勤めをしていた者で、接点が無いようなあるような日常をコミカルに描かれていた。
そんな二人にも若かりし頃の青春はあり、今がある。
二人にも人生のしがらみや悩みが付きまとう。それもこれも、はた目から見たら珍道中のような毎日に見える。
この続きが読みたい気がする。
紙の本政と源
2017/11/13 13:43
ダメ大人の子どもたちへのエール
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
私の親と近い年代の国政が自分のことで困っているところをみて、「なんだ、いつも偉そうにしてる人たちだって大したことないじゃん。何かとうるさく言ってくるくせに」と思った。源二郎のように、自分に素直に生きる方がずっとカッコいい。
紙の本政と源
2016/01/27 08:48
おじいのバディ物語
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
例えば、舟を編むとまほろ駅前多田便利軒とこの、政と源。同じしをんさんの作品だけれど、全部雰囲気が違う。ただ、所々くすくす笑わせてくれたり、言葉を掘り下げていたり、人間のシンプルな営みから見出す感情を的確に表してたりするところは、しをんさんの技に他ならない。国政の語りで進行する物語だから、国政視点になってしまうのはしょうがないが、源二郎語りバージョンもあったら面白いだろうなって思った。プライドに拘っていると幸せは遠のく。国政が最後それを和らげ奥さんについてまわるところは、とても可愛らしかった。素直第一。ね。
電子書籍政と源
2016/06/26 12:15
粋なおじいちゃん達
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼なじみの2人のおじいちゃん達の、泣けて笑えてほっこりするお話。お互いを理解しながらも羨んだり、時には反発しあったり…。家族などの登場人物もそれぞれの悩みを持ちながら、政さん&源さんとつながっている感じが心地よかったです。
第2段が出ないかな…と期待します。
紙の本政と源
2016/12/31 15:14
緩やかに 緩やかに
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
じいちゃん二人の人生を語る優しい物語。源さんの作ったつまみ細工の美しさが目に浮かぶよう。源さん夫婦の命そのものが染み込んだ細工なら どんなに美しいだろうか。
紙の本政と源
2020/10/10 16:41
緩く楽しめる娯楽の短編集
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼馴染の二人、つまみ簪職人の源二郎と元銀行マンで妻に家出された国政が70歳を過ぎても仲良くつるんで何だかんだいいつつも助け合っていく話。所々笑えますし、真面目な部分もありますし、緩く楽しめる小説でした。こういう幼馴染がいたら退屈しないだろうなぁ。
紙の本政と源
2015/09/16 18:33
題材はいいが、仕上がりは微妙。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
悪くはなかったし、ところどころ笑えるシーンもあるのだが(主に奇抜な行動をする源三郎がらみ)、全体として家族に見捨てられ老後について悶々としている国政視点のため、暗い。源三郎が生き生きしていればしているほど、何となく全体のトーンは沈んでくる。作者にそんな気はないのかもしれないけど、国政がひどく哀れな感じで、そういう人物が語り手の小説というのは読んでいて少々しんどいものがある。
つまみ簪をつくる職人を取り上げたところはいいが、それも源三郎だし…。「政と源」という題名に反し、国政のセリフではないが、「源三郎がいいところを皆もっていっている」ような話だと思った。
紙の本政と源
2015/09/09 18:10
さらさらと。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の描く二人組に、ちょっと憧れます。今回は割と高齢の二人組でしたが、考え方や発想に共感できるところもあり。さらさらと読める、読みやすい一冊でした。