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4件
御不浄バトル
著者 羽田圭介
僕が入社したのは、悪徳ブラック企業!? 過酷な労働と精神的負担で営業部員は半年で辞めていく中、事務職の僕は無難に仕事をこなし二年目に。唯一の楽しみは、会社や駅のトイレでくつろぐこと。素性不明なトイレ常連メンバーたちと静かな個室争奪戦を毎日繰り広げる。しかし、ある電話がきっかけで、日常が一気に崩れ出す。限界に達した僕は、退職を決意するが……。芥川賞作家の話題作。
御不浄バトル
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御不浄バトル
2021/03/21 15:27
個室から飛び出す
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラッシュアワー時刻の駅ビルのトイレですれ違う、ふたりの青年の勤め先が対照的です。インチキ教材会社で壊れていく渡辺は痛々しく、ファッション雑誌の仕事に遣り甲斐を見出だすサカタに希望を感じました。
御不浄バトル
2015/11/25 10:44
ちょっとタイトル負け、、
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
手持ちの本が読み終わりそうだったので、急いで本屋へ行ってタイトルで購入したこちら。そのまんま御不浄でバトルのくだらなさを期待していたのだが、、あれ。いまいち。もちろんトイレの下りは多いのだが、そんなバトってない。結構スムーズにいつも狙った個室に入ってるし。会社のトイレに至ってはほぼ独占だし。ブラック企業に勤め良心の呵責になやみ、告発に向けての葛藤などもあるけれど、正直そこはどーでもよかった。どちらも中途半端な感が否めない。やっぱタイトル通り、朝の駅ビルトイレを巡ってのバトルをねちっこく書いて欲しかった!
御不浄バトル
2016/07/30 20:57
御不浄とはねぇ
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投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
渡辺は、唯一大卒の経理課職員。電信教育センターというブラック企業とは知らずに入社し、のんびり暮らしていた。毎朝通勤時にトイレの個室争奪を繰り返している。会社でもトイレの個室で食事を取る。ある電話がきっかけとなり、安泰の日々に変化が。
芥川賞作家というだけで、購入した。トイレ個室の争奪戦も、食事も、あまり考えたくないけど、こういう状況が巷では普通の出来事なのだろうか?ブラック企業はありそうだけど、何があってもおかしくないように思えてくる。でも、だからといって、わざわざ買って読んでしまったのに、なんか腑に落ちない。スッキリしない感が残る。残便感。やだ~。