電子書籍
ヒトの壁(新潮新書)
著者 養老孟司
病気はコロナだけじゃない。そして、死は誰にでも平等にやってくる。新型コロナウィルス禍と五輪、死の淵をのぞいた自身の心筋梗塞、愛猫まるの死――ヒトという生物であると実感し、2年間の体験からあらためて問い直す。人生そのものが、不要不急ではないか。それでも生きる価値はどこにあるのか。84歳の知性が考え抜いた、究極の人間論! 「壁」シリーズ4年ぶり待望の最新刊。
ヒトの壁(新潮新書)
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紙の本ヒトの壁
2021/12/31 11:53
大切なお話
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る
解剖学者で昆虫大好きの養老先生は、いつも考えるヒントをくれます。
この本は2020年5月以降に新聞や雑誌に寄稿されたものを集めて加筆修正されたものです。
先生がご自身を不要不急だと考えておられたなんて、知りませんでした。
紙の本ヒトの壁
2022/01/07 21:21
久しぶりに養老孟司氏のエッセイ
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに養老孟司氏のエッセイを読む。コロナ禍の中、世の中の人間の動きを独特の感覚で描く。不要不急という言葉のものさしは、世間という状況にある。そして都市生活は、人に様々なストレスをもたらすが、コロナ禍の影響によりさらに増し、おかしくしてしまう状況を彼は危惧している。自分に居心地の良い「場」をつくる必要があるようだ。現代日本を「やむをえない国」と表現し、そこに住む人の意志とは無関係に世間が動いていくことを仕方がないことと思っている日本人を、心の中で心配しているようだ。