サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 26件

電子書籍

ハンニバル 完結

著者 トマス・ハリス,高見浩/訳

あの血みどろの逃亡劇から7年――。FBI特別捜査官となったクラリスは、麻薬組織との銃撃戦をめぐって司法省やマスコミから糾弾され、窮地に立たされる。そこに届いた藤色の封筒。しなやかな手書きの文字は、追伸にこう記していた。「いまも羊たちの悲鳴が聞こえるかどうか、それを教えたまえ」……。だが、欧州で安穏な生活を送るこの差出人には、仮借なき復讐の策謀が迫っていた。

ハンニバル(上)(新潮文庫)

税込 781 7pt

ハンニバル(上)(新潮文庫)

ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは

ほしい本に追加(値下がりすると通知がきます)

ご利用中のデバイスが対応しているかご確認ください

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac

対応デバイスごとのコンテンツタイプやファイルサイズヘルプ

オンライン書店e-honとは

e-hon

hontoは「オンライン書店e-hon」との連携を開始しました。
「e-hon」は書籍、雑誌、CD、DVD、雑貨といった多岐に渡る商品を取り扱う総合オンライン書店です。130万点以上の取り扱い点数、100万点以上の在庫により、欲しい商品を買い逃しません。honto会員向けにお得なキャンペーンを定期的に実施しています(キャンペーンに参加するにはMy書店をhontoに設定して頂く必要があります)。
・まだe-honの会員ではない方
下記リンクからe-honへ遷移し会員登録する際に自動でhontoがMy書店に設定されます。
・既にe-honをご利用いただいている方
「マイページ」-「会員情報の変更」-「My書店の変更」に進み、検索窓に「honto」と入力し、検索結果画面で会員登録ボタンを押すことでMy書店がhontoに設定されます。

e-honで紙の本を探す

※外部サイトに移動します。

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ ファイルサイズ
ブラウザ EPUB
iOS EPUB 7.1MB
Android EPUB 7.1MB
Win EPUB 7.1MB
Mac EPUB 7.1MB

読割50とは?

hontoネットストアおよび、丸善・ジュンク堂・文教堂の提携書店にて対象の紙書籍を購入すると、同一の電子書籍が紙書籍の購入から5年間、50%OFFで購入できるサービスです。
購入時点で電子書籍が未発売でも、紙書籍の購入時期にかかわらず、電子書籍の発売後5年間、50%OFFで購入できます。

または読割50のアイコンがついている商品が対象です。

一部、対象外の出版社・商品があります。商品ページでアイコンの有無をご確認ください。

  • ※ご利用には、honto会員登録が必要です。
  • ※書店店頭でのお買い物の際は、会計時にレジにてhontoカードをご提示ください。
  • ※hontoが提供するサービスで、販売価格の50%OFFを負担しています。

読割50について詳しく見る

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー26件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本ハンニバル 上巻

2003/01/20 20:46

出版からほぼ三年、やっぱり面白い本は古くならないんだなあと、改めて思わせる

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

『レッド・ドラゴン』『羊たちの沈黙』三部作完結編だが、だいぶ前に出た『レッド・ドラゴン』を読んでいる人は少ないのではないだろうか。出版社は版を変えて、決定版として売り込んでいるが、なかなか形勢が逆転する気配はない。だから、若い人には映画で一躍有名となった『羊たちの沈黙』の続編といったほうが分りやすい。今回の小説も、既に語り尽くされた感があるけれど、面白い作品は何時読んでもいい。ワシントンDCと、フィレンツェを舞台に男たちの陰謀と狂気が渦巻く。今はFBI特別捜査官となったクラリスの孤独が印象的な作品だ。

麻薬取引の逮捕情報を何者かの手でマスコミにリークされ、クラリスが銃撃戦で立ち回る様子がTVで放映されてしまう。彼女の能力に嫉妬し足を引っ張る男たちは、クラリスの切捨てを画策し始める。前回の事件から7年、彼女のもとに届いたハンニバル・レクターからの手紙。博士の手で醜い姿に変えられた富豪のメイスンの憎悪、そして彼の金に群がる人間の欲望。天才犯罪者レクター博士は、そして彼の理解者であるクラリスは男たちの魔手から逃れる事が出来るか。

この作品に関しては、これ以上内容について触れることができない。ヴィスコンティの映画『ルートヴィヒ』を思わせる官能と狂気は、出版された2000年という年だけでなく、20世紀の棹尾を飾るといって間違いは無い。『羊たちの沈黙』に続きこれも映画化されたが、映像はあまりに衝撃的。レクターの心に迫るラストはまさに黄昏。この作品に関しては、小説に限る。

そう言っておきながら最後が映画の話というので恐縮だけれど、ジョディ・フォスターがクラリス役を辞退したのは残念としか言いようが無い。年齢といい、美しさといい彼女こそピッタリなのに。他の映画が入っていたとか、いろいろ言われているが、出演していて怖かったのではないだろうか。むろん、レクターがではなく、フォスター自身がだけれど。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ハンニバル 上巻

2002/03/18 00:33

絢爛豪華な地獄絵図

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さとか - この投稿者のレビュー一覧を見る

 前作の「羊たちの沈黙」が「暗闇の中に浮かぶ一羽の蝶」というイメージだとすると,今回の作品は「絢爛豪華な地獄絵図」とでもいうのだろうか。冒頭から派手である。とくにフィレンツェの章は圧巻。中世の時代から呪われている血族の話が伏線として登場してくるが,それらが最後の殺戮の場面と絶妙に絡み合い,残酷な構図の中にも美しさを感じさせられるのはさすがハリス。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ハンニバル 下巻

2017/06/15 21:08

クラリスとレクター博士

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

プロファイリングにより博士を追うクラリス。それを利用して博士を捕らえようとするメイスン。
遂に捕えられた博士を救おうとし危機に陥るクラリスを助けるレクター博士。
クラリスの心の底の扉を開くレクター博士。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ハンニバル 上巻

2001/06/24 18:35

正義の人食いヒーロー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:花梨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 悪役転じて正義の味方となる。少年ジャンプ的なパターンをハリス先生、どうどうと用いています。まあ、ベストセラーに映画化も書く前から決まっている作品ですから、無難なところでまとめたのでしょう。レクター博士をヒーローにするために、もっと悪いキャラクターを作って、悪人同士の対決になるあたり、完全にマンガです。前作の主人公だったクラリスの、影が薄くなるのも仕方がないでしょう。ルパンや007のようにシリーズ化すればよいのに、この結末では無理のようです。残念。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ハンニバル 上巻

2001/03/06 10:42

サイコ・スリラーではないけど

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:青木みや - この投稿者のレビュー一覧を見る

 言わずと知れたあの『レッド・ドラゴン』『羊たちの沈黙』に続く3作目。が、サイコ・スリラーの大傑作だった前作とは趣が全く異なる。くれぐれもこれから読み始めるなどということは慎みましょう。せめて『羊たちの沈黙』は必読。

 『ハンニバル』は待望の作品だった。怜悧で獰猛な殺戮者、ハンニバル・レクターとしなやかなFBI捜査官クラリス・スターリングである。さぞや異様な興奮と冷や汗をかくような怖さを味合わせてくれるのだろうと。しかし、その期待は奇妙な方向に裏切られた。サイコ・スリラーでは全くない。それを期待すると大外れに終わってしまう可能性がある。
 物語はエピソードに富んでいるが、筋は単純である。あのバッファロウ・ビル事件から7年。クラリスはベテラン捜査官になってはいたが、華やかな活躍を妬まれ出世の道は閉ざされていた。そして麻薬組織の銃撃戦の失敗でマスコミの非難の的となったクラリスの元に届いた1通の手紙。「親愛なるクラリス」。逃亡を続けるレクター博士からだった。クラリスはレクター博士の捜索にかかりきりになる。
 一方、レクター博士への復讐に燃える寝たきりの権力者メイスンは、レクター博士を執拗に狙う。出世欲と自己保身の亡者、司法省のクレランドラーを抱え込み、クラリスを餌にレクター博士を誘き出すのだった。

 『羊たちの沈黙』では結局、クラリスのトラウマは癒されず、彼女はレクターによって抉られた傷を抱えたまま7年を生きてきた。そして本作ではレクターのトラウマが明らかにされる。クラリスとレクターは似たもの同士である。激しく憎み殺し合うか、惹かれあうか、になるのは自明の理だったのだ。かくして『ハンニバル』は浄化と再生と癒しの物語となった。そこではカニバリズムも汚れを体内に取り込み浄化していく崇高な行為となっている。そこには戦慄を覚える。
 レクターは怪物から荒ぶる神となり、癒しの天使を腕に抱く。

 読み終わってから、随所にラストへの伏線が張られているのに気づく。やっぱり凄い作家だと思う。サイコ・スリラーではないけど、読んで損はない。しかし、まあ正統ミステリ派は嘆くよね。トマス・ハリスが、これからどういう路線で書くかが非常に気になるけど、また10年待つのでしょうか。くー。

【初出】

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ハンニバル 上巻

2000/10/27 21:24

ハンニバル

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:螺旋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 クラリスは卑劣で独善的な出世主義者に組織内での行く手を阻まれ「神学にほとんど絶望している医療伝導団」さながらだが、誠実に献身的に職務を遂行している。しかも名誉は不当に損なわれ、クロフォ−ドにはバックアップの余力もない。
 この世の何処にいようと、倫理道徳は言うまでもなく善も悪もあらゆる権威や価値観から解き放たれた超越者ハニバル・レクタ−が残した僅かな痕跡に、復讐の怨念と化した、メイスン・ヴァ−ジャ−の邪悪な触手が蠢きだし、孤高の戦士クラリスも必死の追撃を開始する。

 待ちに待ったトマス・ハリスの新作はテンポ良く緊張感も豊かに幕を開ける。何より読みやすく、意識の流れを中断しない展開が快適で、異常性も何気に膨張してくる。
 
 優美さと力強さで全き自己実現の至福を創造しようとするレクタ−の魅力が古都フィレンツェに炸裂する。思いっ切りスノビッシュに、かつペダンティックに開陳されるレクタ−のスタイルから、堕天使の真摯さや悪魔の理想主義が伝わってくる。だが、謎めいたレクタ−の過去が明らかにされ、数知れぬ悪行の動機が合理的に説明されてしまうのは、レクタ−の魅力を阻害する要因にもなりうるものだ。だが、そんなリスクをものともせず、ハリスは、絶望から生まれ、それ故に神に拮抗しようとする堕天使ハニバル・レクタ−の肖像を入念な陰影をもって描きだす。
 
 欲望の数だけ誘惑の種子はある。
 果てない欲望が誘惑の果実をたわわに実らせる。
 レクタ−・ザ・カニバルが欲望の何たるかを示す時、
 人はその誘惑に抗うことができない。
 
 「自分の手の届くかぎり、そんな世の中にさせるもんか」というクラリスの理想主義は直裁で力強く、レクタ−の幼児性を凌駕している。天国と地獄の理想主義が激突する時、戦慄の祝祭が幕を開ける。
 月並みなカタルシスを拒否したビタ−スウィ−トなエンディングの味わいは、この大世紀末、規範無き世界の宙ぶらりん感覚に満ちている。全員が犯人なのだと明らかになった今、有効な処方箋など何処を探してもありはしないのだ。

 『レッド・ドラゴン』『羊たちの沈黙』と斬新で驚異的な面白さに満ちた作品と比べると、『ハンニバル』にはミステリとしての弱さがある。だが「レクタ−サガ」としてこの3部作を見たなら、『ハンニバル』は俄然その輝きと存在感を増してくるのだ。だから、思いがけぬ大胆さと華麗さとで、シリ−ズをかくも見事に成熟させ、完結させたトマス・ハリスの志と技の前に、ミステリとしての瑕疵など何程のものか、むしろ讚えられてしかるべきだろう。
 これはトマス・ハリスが1981年の『レッド・ドラゴン』以来ほぼ20年にわたって紡ぎ続けた、ハリス流『地獄篇』とも『失楽園』とも『経験の歌』とも受け止められるのだ。 
 
 バアルとアシュタロスの婚姻に、世界の再生と新たな秩序の確立をつかの間幻視し、夢想するのは、キリスト教的に過ぎるとはいえ、大世紀末を生きる我々の、今だけに許された禁断のエンタテインメントにほかならない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ハンニバル 上巻

2000/07/13 23:20

ラブストーリー?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:田口善弘 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「レッドドラゴン」「羊たちの沈黙」と続いたいわゆるレクター三部作の完結(?)編。ついに自由の身となった「影の」主人公レクター博士がとうとう三作目で晴れて主人公に。で、何をするかというとこれがスターリング捜査官とのラブストーリーと来るからちょっと恐ろしい。勿論、レクター博士のことだから一筋縄のラブストーリーであるわけもない。実際には、博士に復讐を企むかつての被害者の執念深いレクター追跡劇が物語の縦糸だが、本筋はあくまで横糸のレクターとスターリングのラブストーリー。映画化も決まっていて、レクター博士は「羊たちの沈黙」と同じくアンソニー・ホプキンスだが、スターリングは残念ながらジョディ・フォスターじゃないとか。しかし、レクター博士がPhysical Reviewまで読んでいるとは驚いた。僕より物理が出来そうですね、描写からすると。まさに万能の天才だったわけだ、彼は。狂人だけど。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ハンニバル 上巻

2022/03/14 13:38

面白かったです

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る

とにかくクレイジーでした。ただ、怪物レクター博士の内面までを描写してしまうのはどうなのでしょう。上巻のイタリア編では「悪魔」と呼ばれた彼が下巻では単なる人間になり下がってしまったのは興ざめではありました。まあそれを補って余りあるくらい猟奇なのですが…。途中気持ちが悪くなりました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍ハンニバル(下)(新潮文庫)

2021/12/03 11:02

面白かったです

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る

とにかくクレイジーでした。ただ、怪物レクター博士の内面までを描写してしまうのはどうなのでしょう。上巻のイタリア編では「悪魔」と呼ばれた彼が下巻では単なる人間になり下がってしまったのは興ざめではありました。まあそれを補って余りあるくらい猟奇なのですが…。途中気持ちが悪くなりました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ハンニバル 下巻

2020/05/27 17:30

クラリスとレクター博士の物語

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本来は敵同士であるべきはずのクラリスとレクター博士がまさかの展開になる衝撃の作品。(時系列的な)完結編にふさわしい終わり方である

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ハンニバル 上巻

2020/05/27 17:24

レクター博士が本格的に動く

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

これまでの2作では癖の強い脇役だったレクター博士が本格的に動く。しかも敵のキャラクターにも特徴がある。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ハンニバル 上巻

2017/06/15 21:01

フィレンチェ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

長年の拘束から逃亡しつかの間の永住の地をフィレンチェに得たレクター博士。しかし博士を執拗に追う宿敵の手が迫る。
羊飼いの沈黙ではクラリスの過去や内面が描かれていたが、ここではレクター博士の過去が少しづつ明らかとなり、博士がなぜ彼女に関心を持つのかが記されていく。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ハンニバル 下巻

2002/03/29 19:35

羊たちの結末

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:シャーロック - この投稿者のレビュー一覧を見る

 上巻を読めば、いやでもこの下巻を読まずにはいられない。読み始めれば、寝食を忘れて読み続けずにいられない、それほどの魅力が、本書にはあった。

 パッツィによって、フェル博士の身分を捨てざるを得なくなったレクター博士は、クラリスのいるアメリカに帰還した。レクター博士のために顔を失った復讐鬼メイスンは、クラリスを囮に使って博士をおびき出す計画を整えつつあった。メイスンは、博士を捕まえた後の報復を、レクター博士にとってこれ以上ない究極の方法で実行する気なのだ。食人鬼レクター博士を、凶悪な豚に生きたまま食わせるという屈辱の方法で。そして、とうとう、博士はメイスンの配下に連れ去られた。クラリスの車の下に無常に転がる、博士からの誕生日プレゼント。事態を察知したクラリスだが、その身にもはやFBIの肩書きはなく…。

 上巻でメイスンからまんまと逃げおおせたレクター博士だが、下巻ではとうとう…。めくるめく展開に翻弄された。クラリスのやるせなさを感じ、クレンドラ−にはむかついた。メイスンは人間の醜さのデパートのようだった。いったいどうして、読めば読むほどレクター博士に魅力を感じるのか。惹きつけられて、あっという間に完読してしまった。1番衝撃を受けたのがラストである。まさか、そんなことが…。良くも悪くも深く衝撃を受ける結末だと思う。いったいどんなラストなんだと想像するよりも、本書を読んで、自身の目で確かめて欲しい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ハンニバル 上巻

2002/03/29 18:56

羊たちの沈黙を超えて

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:シャーロック - この投稿者のレビュー一覧を見る

 あの、『羊たちの沈黙』から、7年後が本書の舞台。またレクター博士やクラリスに再開できると思うだけで、読む気が起きる。

 前作から7年後。FBI特別捜査官となったクラリスは、麻薬組織との銃撃戦をめぐって窮地に立たされる。激しい銃撃戦で、クラリスが自身の身を守るために射殺した犯罪者が、赤子を抱いていたからだ。そのことで司法省やマスコミから糾弾され、苦しい立場に追いやられるクラリス。そこに届いた藤色の封筒。しなやかな手書きの文字は、追伸にこう記していた。「いまも羊たちの悲鳴が聞こえるかどうか、それをおしえたまえ」と。怪物レクター博士を取り巻く物語が、また新たに始まった。

 前作『羊たちの沈黙』で、レクター博士は確かに怪物だった。だが、本書では、前作知り得なかったレクター博士の心のうちまでが語られる。読み進むうち、冷たい怪物、人間ならぬ身と思っていたレクター博士の印象が崩れ落ちる。彼もまた、血が通い、触れれば温かささえ感じられる人間なのだとわれわれは気づかされるのだ。そうしてみると、いったいレクター博士、彼だけが、倒されるべき悪であるのかと深く疑問を感じてしまった。彼を追い詰める人間の醜悪な姿をみるとき、レクターが殺人者であるという事実も忘れ、彼を助けたいという衝動に動かされた。そして、その衝動に自分が1番驚かされた。追いかける被害者や、FBIよりも、犯罪者の側を助けたく思うとは…。倫理観を揺さぶられるような作品だった。上巻を読んだら、下巻を読まずにはいられない。そんな作品が本書だと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本ハンニバル 下巻

2001/04/24 15:11

レクターとクラリスの行方は…

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:チャミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 レクターとメイスンとの対決の場面は手に汗握って、ドキドキしながらページを捲っていたのだけど、ラストのカニバリズムのところからクラリスとのその後は何故という疑問ばかり。
 『ハンニバル』によってクラリスやレクターの過去が少しでも明らかになったのはファンにとっては嬉しいが、やっぱりラストが納得いかないかも。なので星4つ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。