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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 58件

太刀洗万智シリーズ

著者 米澤穂信 , 米澤穂信 (著)

一九九一年四月。雨宿りをする一人の少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が帰国したとき、おれたちの最大の謎解きが始まる。覗き込んでくる目、カールがかった黒髪、白い首筋、『哲学的意味がありますか?』、そして紫陽花。謎を解く鍵は記憶の中に――。忘れ難い余韻をもたらす、出会いと祈りの物語。著者の出世作となった清新なボーイ・ミーツ・ガール・ミステリ。

真実の10メートル手前

税込 740 6pt

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みんなのレビュー58件

みんなの評価4.2

評価内訳

さよなら妖精

2007/05/01 00:06

いちごタルトも、トロピカルパフェもおいしいけれど、思いこみの空回りする主人公の本作をこそ推したい。

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:拾得 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「いちごタルト」に手を出してから、作者の描く物語世界に徐々に魅せられつつある。その描く舞台が中学や高校であったりすることもその魅力の一つであろう。なんだかんだいっても、学校生活の占める割合は、未だに大きいのだから。できることであれば、そこが楽しく思い出深いものであってほしいのである。
 和やかな雰囲気を期待して手にした本書も、(飛騨の高山だろうか)地方都市の高校3年生を登場人物とした青春劇である。ユーゴスラビアから来た少女マーヤと出会うことで、かれらの日常が少しさざ波だち、ものの見え方も少し変わりだす。しかし、そんなささやかな物語は途中で反転する。彼女が帰国する前後から、「ユーゴ内戦」が幕を開けるからである。そんな祖国にあえて帰る彼女、彼女の安全を心配する主人公たち。そして、「どの国」の出身かも明かさないまま帰国するのである。そう、時代は1991年。
 こうした物語設定に対して、bk1評では評価が二分されるようだ。確かに、思い上がりと紙一重の主人公守屋の思いこみは読んでいて気分のよいものではない。ひょっとしたら、自分がユーゴスラビアに行くことで彼女に何かできるのではないか、とは感傷的な思いこみに過ぎない。しかし、似たような時期に、大なり小なりそんな思いをもったことがたいていの人にはあるのではないだろうか。ましてや、そんな出会いがあればこそ、である。いや、自分を変えてくれそうな妖精との出会いを夢想することもあっただろう。そんな主人公と作者とを私は肯定したい。
 ところで、本作は時代を扱ったミステリーとしては一点ミスがあったように思われる。「ユーゴスラビア」は、当時の日本の高校生にとって身近な国ではなかったろう。得られたとしても世界史や地理で学ぶような知識程度だろう。しかし、1991年の高校3年生には、意外によく知られた国名ではなかったか? 彼らが小学校高学年のとき、1984年の冬季オリンピックはユーゴスラビアで開催されていたのである。カタリーナ・ビットが舞い、トンバが跳んだ。そして、黒岩がこけ、北沢が銀メダルを穫ったサラエボオリンピックを、多くの日本人がテレビで見ていたのではなかったか。
 1978年生まれという著者にはこれはちょっときつかったとしても、もし、そこに私がいたならば、そんな好奇心を彼女に向けていたことと思う。

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さよなら妖精

2006/11/26 19:08

ユーゴスラビアの悲しい運命

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

1991年、日本の地方都市に暮らす普通の高校生守屋路行・太刀洗万智・白河いずるの前に、ユーゴスラヴィア人マーヤが現れます。彼女は父親について来日。しかし父親とは離れ、日本で2ヶ月間暮らすことを決めています。
彼女がユーゴの共産党幹部のトップクラスの父親を持ち、特権階級に暮らす人間であることが示唆されますが、守屋たちはそもそもユーゴがどこにあるのかさえ、知らない一般的な日本人。
あまりにも人生への決意や取り組みの違うマーヤですが、貪欲に素直に日本の文化を吸収していき、清々しい。そこにはユーゴに生まれ、さらに特権階級に生まれた意識の高さが窺えます。しかし、ユーゴ共和国の運命を予感させるように、章ごとに年月が刻まれるのが悲しい。
結局、ユーゴの6つの共和国のうち、どの国が自国であるかを明かさずに帰国した彼女が、内戦に巻き込まれていないかどうかを守屋たちは心配します。たった2ヶ月の思い出をたどるなかで、彼女の国を推理する、いわば地理学的ミステリー。
けれど日本の若者向きのミステリーではユーゴ共和国の複雑な民族感情にまで踏み込めなかったのでしょう。また、本書が出版された2004年では明らかになっていることも、1991〜2年の設定のこの小説ではどこまで描けるか——という論点もあります。ややミステリーは不満でしたね。
しかし物語はマーヤの鮮やかで強く、けれどどこか奥ゆかしさをもっているセルビア人らしさ(私は、彼女はセルビア人だと思いました。マーヤはユーゴスラヴィア人と主張するでしょうが)を丁寧に描き、一方で守屋のただユーゴに行けば何かが変わるという低い次元の意識——日本人一般の意識——との対比はうまい。そこを読み取るだけでも価値がある一冊です。

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真実の10メートル手前

2018/05/06 17:10

読み終えるのがもったいなかった

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

やっぱり読み終えるのがもったいなかった。
もっとゆっくりと一編一編を味わい尽くすように読むべきだったなぁ。

「さよなら妖精」とこの作品の間に「王とサーカス」があるのだけれど、文庫化されるのが何故かこちらが先になったので待てなかった。

「さよなら妖精」で気高く孤高な少女であった太刀洗万智がこんな風な大人になったのかという感嘆すべき喜びを噛み締めながら読んでいました。

それにしても米澤穂信さんの視点や思考の多様性は、いつ読んでも激しく読み手に自省を求めてくると思うのは私だけかな?

今年の8月に「王とサーカス」も文庫化されるようなので、その時に改めて3作を時間経過順に読み直してみることにしよう。

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