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電子書籍

月に笑う

著者 木原音瀬,梨とりこ

路彦は、深夜の教室である事件を目撃してしまう。それ以来、事件のことを探りにチンピラの信二が学校周辺をうろつき始めた。ひ弱な優等生と小さな組のヤクザ――年齢も環境も大きく違う二人なのに、知り合ってみるとなぜか奇妙な友情関係が芽生え、路彦の未成熟な心と体に、信二の存在は唯一の安らぎとなっていくのだが…。二人の出会いから九年の歳月を描く超長編。

月に笑う 上【イラスト入り】

税込 1,045 9pt

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みんなのレビュー13件

みんなの評価4.3

評価内訳

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  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

電子書籍月に笑う 上【イラスト入り】

2017/01/29 00:42

先が気になる上巻

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る

上巻はまだ幼い二人の掛け合いが微笑ましくも、先の見えない不安感のようなものが漂っててついつい先を読み進めてしまいました。今後受けの子がどう変わるか楽しみです。

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電子書籍月に笑う 下【イラスト入り】

2017/01/29 00:47

受けの子の成長と二人のラブ度が高く。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る

木原先生らしい痛い展開でした。受けの子も攻めもお互いを強く思い合ってるのが伝わります。同人誌の惣一編がすごく気になります。商業誌になるかな?

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紙の本月に笑う 上

2020/12/27 11:14

上巻!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る

信ニが、どうしようもないチンピラで、やることが、危なっかしくて、ハラハラしながら読みました。
路彦も、まだ、頼りない感じで、序章といった感じかな?
下巻は、凄い展開になりますが、、

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電子書籍月に笑う 下【イラスト入り】

2020/12/27 11:11

下巻!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る

路彦が、まるで別人のように成長して、びっくり!信二は相変わらずですが、、
路彦が撃たれるシーンは、かなり衝撃的だったし。そりゃ、そんな簡単に逃げられないよね、、
惣一が、めちゃくちゃ怖いキャラで、「灰の月」と同一人物だと思えない!

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電子書籍月に笑う 下【イラスト入り】

2020/07/23 14:46

路彦の成長に感動!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:marimari - この投稿者のレビュー一覧を見る

東京の新しい組で、親方の息子の惣一につくことになった信二。惣一の仕事を手伝っているうちに、路彦を巻き込む出来事が起きる。

下巻は続きが気になりページを捲る手が止まらなくなりました!
ハッピーエンドです!

路彦の成長に感動!
一途に信二を思い、泣き虫で素直な所は変わらないのですが、本当に強くなった!元々持っていた強さなのだろうけど、なんて頼りになる男になったのだろう。

2人の関係も予想外な方向に進ん驚きました。路彦が可愛くて、格好良い!!

ずっと2人の気持ちの方向は同じで、ようやく向き合えた感じがして良かったです!

惣一さんの歪みが、怖い物見たさもありすごく気になり、スピンオフの『灰の月』を読むのが楽しみです!

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電子書籍月に笑う 上【イラスト入り】

2020/07/23 14:28

話に引き込まれます!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:marimari - この投稿者のレビュー一覧を見る

優等生でいじめられっ子の路彦(14歳)と、頼れる親はなくヤクザの下っ端となった信二(18歳)が出会い、お互いの孤独を埋めるかのように惹かれあい、2人で過ごす時間が癒しになる。

始めから緊迫感のあるシーンに、グイグイと話に引き込まれてしまいます!
出て来る人は決してスパダリではなく、狡かったり、弱かったり、すごく人間臭くてリアルな人間味を感じました。

路彦は、その場しのぎばかりのいじめられっ子でしたが、信二と出会い強くなった。刑事さんに投げつけた言葉にはストレートに胸に響きました。素直で泣き虫なところは変わらず、一途に信二を慕う姿はとても可愛いです!周りに何を言われようと信二との付き合いを続けていくところや、信二に邪険に扱われてもへこたれないところに、路彦の気持ちの強さを感じます。

一方の信二は、路彦とは逆にヘタレかも(笑)それでも、何があっても路彦を庇う姿は信二の綺麗な心根が見えて、信二という人を好きになりました。

信二が東京で新しい組の息子の惣一につく事になります。どうにも曲者っぽい惣一の元でどうなるのか、楽しみでしかたない。
そして、友人以上恋人未満の2人の関係がどう変わっていくのか、、、

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紙の本月に笑う 下

2016/10/20 21:46

立場逆転

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る

上下巻の表紙を並べると、路彦の成長っぷりが良くわかります。
イラストが綺麗。
信二が窮地に陥ったあと、追い詰められていくのが急展開すぎて
読んでて怖かった。
いじめられっ子だったみっちゃんが、ヤクザに追われる信二を必死で守り抜くので、何とか最期まで読めました。

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紙の本月に笑う 上

2016/10/16 13:06

ヤクザと根暗男子

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る

木原さんは容赦ない暴力シーンが出てくることがあるので、
主人公の一人がヤクザという点でおっかなびっくり読みました。
作者には失礼ですが、暴力シーンは斜め読みさせてもらいました。
話自体は面白くて、途中でやめられなかったので。
下巻でヤクザの信二がどういう運命に陥るのか、心配で
ハラハラです。
木原さんは、わかりずらいハッピーエンドが多いので、
何とか生き延びるだろうとは思いますけどね。

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電子書籍月に笑う 下【イラスト入り】

2022/04/24 02:18

後書きから読む派

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る

とりあえず後書きを読む癖があるのですが、上・下巻と長いお話のあとに、作者さんの後書きはありませんでした。
ちょっぴり残念。

ヘタレだった筈の路彦の下克上は、上巻から見たら想定外でしたが、執着の激しさは当初からあったので、納得もありました。
信二は良く言えば根が優しい反面、人としては脆く、家族という形に憧れ続け、誰かを主軸に求めている。
その為にスミまで入れたひと。
可愛いなぁ……最後まで成長しなかったけれど。

その後の惣一が気になるので、スピンオフに当たる『灰の月』を読んでみたいのですが、相当ハードのようで、なかなか手を出す事が出来ずにいます。
因果応報……安易に幸せになるだけの素材を、持っていないのは解るのですが。

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紙の本月に笑う 下

2020/10/03 06:15

下巻

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

上巻はゆったりとした時間の流れでしたけど
下巻はアクセル踏み込んだ感じですね。
この話はこの年月の幅はこの話では必要なんですよね。
(木原さんの作品は年月のスパンが長いのが多い)

やくざの組織を疑似家族と思いそこに自分の欠けていたものを求める山田
きっと最初の組のテキ屋中心のしのぎの世界だったからだろうなぁ
・・・ちょっと甘いというか、その点では純なのか
(言葉が悪いけどちょっと馬鹿?な感じ)
でもその馬鹿なまっすぐなところが山田の良さだし弱点でもある。
山田は路彦をヤクザの世界にいれさせないために土下座をして惣一に頭を踏みつけられます。
それでも頭を垂れる山田に彼の性質を感じさせられます。
(良太についてもそうですが)
路彦に「助けて」って言ったのに、
最後の最後に「現実」を怖くて受け入れられないで逃げてしまう。
まあそれだけ路彦が好きという気持ちなんでしょうが。
山田は色々な弱さをずっと抱えてまま生きてきたのです。
実はそこについては彼はぶれずに弱かったのです。
人間根本は変わらんなぁって感じではあります。

路彦の方も何しようと終始「山田がが好き」がぶれてない。
ちょっとその行動にええっって思うところはありましたが
粘着質の執着は中学生から変わらずなので
(その話し方は社会人かと思ったりもして違和感ありますが)
知恵とかついた分(成長したともいう)たちが悪くなっていく。
でも結局山田を追い込んだのもその行動なのではないかと???
(でもおかげで山田も人生の方向転換ができたので
よしなのかもだけど)
「もう二度と惣一さんの話をしないで」
というのが行動源力だろうしねぇ。
一途は怖いって感じでしょうけど。
「中学の時に会えてよかった」と言い
「人生のそばにそばに来てくれて、ありがとう」
というとおり、
出会った時からずっとずっと好きだったんだろうなぁと。

登場人物全員が色々欠けている感があって
それを埋めるように生きている感じがします。
良いにしろ、悪いにしろ。
登場人物でひそかに大活躍は森くんだったのでは?

良太についてはもう胸が痛い。
でもああいう結果なので、なんかほっとしたよ。
(図太いね)

玲香さんはとても良いキャラだったです。
最後に惣一のことを好きだったと言い、
「かわいそうな人」という。
そんな玲香さんが好きです。

逃亡時の着物のシーンは
作者の趣味だろうなぁって思って読んでいたら
あとがきでそのように書いてあったのでやっぱりと。
あれである必然性はないけど、まあよしかな。
流れは不自然ではないし。

後は表紙が秀逸です。
並べて流れた時間を実感できます。

余談ですが
これを読んだので
すでに手にいれている灰の月も読みたいと思います。
この話で色々キーパーソンだった惣一さんの話ですが・・・
(表紙見ただけで怖くて、実は今すぐには無理な感じですけど)

☆3.5評価の4です。

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紙の本月に笑う 上

2020/10/03 06:06

上巻

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタばれあり

これ下巻がなかなか手に入らなくて読めなかった作品。
ようやく手に入れたので読めます。
(紙至上主義なので紙媒体で手にいれたいかと)

出会いの時は中学生とヤクザ
とはいえ、チンピラに毛が生えたような三下以下くらいなのが面白い。
(BLのヤクザは大概スペック高いので・・・)
路彦がどんどんのめり込んでいく様や
乱暴に扱っても路彦を手放せないのに
山田は自分の奥の奥の気持ちには蓋をする。
山田はあんなにひどい環境で生育したのに、
気分屋ではあるけれど、人間的にはわりとまともだし優しい。
多分最初の組長のしつけも良かったのだろうなぁとは思いますが。
(ヤクザだけどテキ屋中心のしのぎだったみたいだから。今の経済やくざとも違うし)
人間としては、優しくて弱くて臆病だと思います。
だから路彦と切れることもできず、ものにすることもできず、やくざにすることもできない。
この山田は下ネタ好きなので、ちょっとお下品ですけどね。
やくざと言っても本当に小物すぎるくらい小物です。
都会に出てのし上がってきてはいますけど、
所詮小物であることは否めない
この小物具合が他のヤクザものと一線を画しているのではと思います。

山田は自分の奥深い気持ちに蓋をしているところもあり、
人間的にもやくざ的にも甘くて大丈夫かなぁって感じです。
路彦の方は中学→高校→大学となってどんどん身体も精神的にも成長している。
でも山田が好き好きモードは変わらない。
っていうか・・・この執着具合がすごい。
されても良いと思っているし、
ちょっと粘着質的なのが怖い。

こういう話だから肉体的にはすごく痛い場面はありますが
上巻では精神的にはそんなに苦痛はない感じがします。
家庭環境とか学校での虐めとか精神的にも痛いといえば痛いけど
妙に現実感があってむしろそういうこともあるよねみたいになってしまう。
文学の懊悩とか苦悩とかとはちょっと違う、現実的な痛さはある。
あ、そういう点でいくと痛さはあるのね。

でね。
「僕が女の子だった、信二さんに犯されて、妊娠して、子供を産むの?」
の路彦台詞とか
「お前の最初のキスは俺だ。ざまあみろ」
という山田の台詞とかに、若干赤面してしまう読者でした。

山田、良太、路彦の三人で海で楽しんだ花火が
とても良い描き方で上巻ではとても印象的なシーンでした。
この時間がずっと続くと良いねぇって思わせるような時間でした。

下巻読みます・・

☆3.5評価の4です。

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紙の本月に笑う 下

2016/10/31 19:37

感動の下巻

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る

下巻、やっぱり痛い展開きましたね。
先生の作品は痛いと分かっているのに、夢中で読んでいると忘れてあああ…ときました。
でも、やはりドラマチックでウルウルしました。
なんといっても路彦でしょうか。本当に男になりました。
中学生の時の泣き虫君はどこへってくらい、基本、信二の前では泣きもはいるのですが、信二を守る為なら、例え火の中、水の中といった感じで体を張って守るシーンはたまりませんでした。
逆に上巻ではオラオラ信二も下巻ではかなり路彦ラブ度が上がり、弱い面もポロポロでまくりで可愛かったです。
路彦は信二と出会ってイイ男に成長しました。

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紙の本月に笑う 上

2016/10/31 19:34

穏やか目な上巻

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ヤクザと中学生のお話から、どうなってしまうのだろうか?
中学生は、ぐれてしまうの?とハラハラドキドキしました。
中学生がピュアすぎて染められてしまうのかと思いきや、ヤクザも口は悪く手も早いけど、義理人情に厚いから思ったより悪い人ではなくて安心しました。
二人の掛け合いが面白くてニマニマしながら読了。
上巻は、割りと穏やかな感じで終わったが、下巻が気になりました。
先生はいつも爆弾を落とすのでドキドキハラハラです。

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