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  7. 十三歳の誕生日、皇后になりました。
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.5 20件

電子書籍

十三歳の誕生日、皇后になりました。

著者 石田リンネ(著者),Izumi(イラスト),イラスト:Izumi

十三歳の誕生日、赤奏国の皇帝に後宮入りを願い出た莉杏。
ところが謁見の間にいたのは、《正規の手段》で帝位を簒奪し、新たな皇帝となった暁月だった! 
莉杏は「ちょうどいい」と皇后にされるが、一緒に寝始めても湯たんぽ代わりのまるで子供扱い。
それでも莉杏が眠れるようにと、暁月は毎夜問題を出してくれて!? 
夜毎に夫婦の絆が深まる恋物語!

十三歳の誕生日、皇后になりました。

税込 682 6pt

十三歳の誕生日、皇后になりました。

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みんなのレビュー20件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (11件)
  • 星 4 (6件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

素直で賢く可愛い皇后陛下

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぶん太姉ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

新たな皇帝陛下「暁月」とちょうどいいとして皇后陛下になった「莉杏」。
たった13歳の皇后陛下、されど13歳!
もちろん幼さも残るものの、何より素直な感じが心地良い。
そして・・・とても賢い。

夜ごと眠れるように暁月から出される問題に真剣に自分で考え、問題を解きながら物語が進む様子はミステリー?!とまではいかないまでも面白い。
「ごっこ」遊びも幼い表現だが、考える機会としては面白いなぁと思った。

側近たちも多くは出てこないが、一人一人個性があるので、最後の問題ではそれぞれの立場での想いが絡み合い複雑になってた。
絆が深まりつつあるこの二人の今後も気になるところでした。

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思わず2周しちゃった。

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る

新年に向けて準備をする中で、占いが流行ったせいで国宝がなくなったり、占いを利用して政を操ろうとする陰謀を暴いたりする7巻目。

毎回莉杏ちゃんの成長と暁月との進展が感じられて本当に尊い。
特に暁月が莉杏ちゃんに花占いしてくれるとこが「好きになる」「もっと好きになる」だったの天才すぎてやばかったし、その後で官吏に「首を斬る」「斬らない」で応用したの痺れた。

莉杏が自分にずっと恋をして努力し続けてもらうために、立派な皇帝にならないとと考えたり、莉杏にすがるような情けない男にはなりたくない、頼られたいと考えたり。
ちょうどいいで選んだはずが、莉杏という皇后を得たことで一生分の運を使ったかもと思うようになった暁月の変化がこれまでの6巻分に詰まってるなぁと感慨深くなってしまった。
そして莉杏ちゃんも鈍感じゃないから、段々と暁月の信頼を得られるように成長したことを自覚しているし、もっともっとがんばります!と言えるのが本当に素敵。
ご褒美は暁月と共にいられること、ていうのがかわいすぎる。
恋に全力な莉杏ちゃん今回も最高でした。
元々頭が良いけど、搦め手も使えるようになっちゃって、悪女の素質がありますね。

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風流でロマンチック

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Apple - この投稿者のレビュー一覧を見る

厳しい状況の中、国を建て直す努力をしている若い夫婦の奮闘記。
微笑ましいカップルだけど、環境が甘いだけでは許さないのがお気の毒。
頑張るのは素晴らしいけど、どこまで高みを目指してるの?
それはもう超人の域になってくるよレベルで頑張る2人。
この夫婦が成熟しきったら神がかってくるんじゃないかしら。

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莉杏ちゃんが今日もかわいすぎる

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る

連日続く雨と嵐の予感に大河と運河の氾濫を警戒する中、
皇后莉杏の元には後宮の女官から手紙箱へ故郷の妹が生贄にされないか心配だという含みのある投書が届く。
視察として調べに行った際に隣国の有力司祭であるラーナシュをなし崩し的に拾ったり、
莉杏が自分にできることを考えながらもう二度と人が生贄にされないように知恵を絞り解決策を模索し、
それが思わぬ結果を引き起こすまで。

今年度もベストヒロイン大賞は私の中では莉杏ちゃんになりそうなくらいひたすらに真っ直ぐで可愛くて、とにかく前に進むことをやめない彼女が魅力的すぎる!
今回の莉杏ちゃんの成長の著しさがすごい。
暁月もびっくりだし、暁月の内心のデレが巻数を重ねるごとに上がっていって、絆されてるどころじゃない。
最初のうちはちょうどいい皇后で、だんだん悪くないとか期待が持てるとかになってたのが、今回ついにもう手放してやらないだからね!
国中どころか各国におれの女がすごいって自慢して回りたいって考えてた暁月さんの内心読んでた時が一番にやにやしてしまったわ。
私は茉莉花の方の話が合わずに挫折したので、暁月が白桜国に一歩先んじるのはとても嬉しい。
いやホント莉杏ちゃん欠点なさすぎ!

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莉杏ちゃんかわいすぎるのでは?

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品新刊読むたびに「今年の少女小説ベストオブヒロイン大賞は莉杏ちゃんに決定〜〜!」って毎回思う。
今回もかわいすぎてにやけまくり、何度もページを戻って堪能しで変な人になってしまった。
着実に皇后として立派になってきていて、収穫祭では暁月の希望に沿う形で手助けしてみせた手腕には読んでる私が鼻高々で「さすが莉杏ちゃん!」と喝采しました。

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茉莉花官吏伝のスピンオフ。

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る

時系列では2巻の半年前の話。十三歳の誕生日、赤奏国の皇帝に後宮入りを願い出た莉杏の前に現れたのは、《正規の手段》で帝位を簒奪し、新たな皇帝となった暁月だった。本編の茉莉花よりも糖度甘めで、幼妻の莉杏がとにかく可愛い。

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じじじじじ次巻最終巻!?

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る

二カ国の和平条約の仲裁役として外交を任され、会談場所を提供してくれた第三国の内乱に巻き込まれた前巻。
いよいよ正式会談がはじまったものの、歩み寄りの姿勢を見せず強硬策を計る国の仲裁に頭を悩ませる莉杏だが、これまでの彼女の経験や人脈からなんとか失敗にならない外交結果を持ち帰る。
一方暁月は莉杏を待ちながら、彼女への誕生日プレゼントに頭を悩ませていた。

9巻目ももう莉杏ちゃんへの安心感しかない。
あぁ~、本当に可愛くて賢くてよくできた皇后陛下!
恋に落ちたくない暁月の必死の抵抗も可愛く見える(笑)
エピローグは数年後だったし、十三歳でなくなってしまったし、二人の絆は確固たるものだし、国内の不穏もだいぶ平定して外交も成功。
あとは災害やそれこそ警戒している飢饉や疫病なんかの問題を出したり、他国の騒動に巻き込まれたりとかの問題になりそうだし、次巻最終巻ときいて残念に思っていたけど、無難な終着点な気がする。
今回が最終巻でもおかしくないくらいの話だったのもあって、次巻がついに暁月が陥落して終わるなら完璧では?
まだ恋じゃないって抵抗してるけど、現時点でも莉杏以上の女はいないくらいは思ってそうだもんね!

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皇后の務めが面白かった

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Lily - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公が頑張っていて、好感を持てると思いました。皇帝暁月が主人公に教えた皇后の務めが、本来と違うので、面白いと思いました。毒味があるために、冷たい食事しかとれない皇帝は大変だと思いました。暁月が主人公に問題を出して、主人公が答えを考えるので、ミステリーのような感じもある作品だと思いました。ごっこ遊びから真相を見つけることができて良かったです。暁月に貢ぎものをもってきた暁月の異母兄の使者のその後に驚きました。しかも使者のその後は、暁月の側近には驚くようなことでもなく、予想していた通りのことだというのが信じられませんでした。皇帝が毒で倒れたエピソードは、読後感が良くないと私には思えてしまい、私はあまり好きではありません。

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これまでの学びと成長の結果が出ていた!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦争をしていた二国の仲裁をするため、国の代表として外交を任された莉杏。
二国の間に挟まれたサーラ国首都へ向かう道中で様々な思惑と出会いがあり、皇后としての判断が問われる八巻目。
怒濤の展開で大変な騒動に巻き込まれまくるが、莉杏ちゃんならなんとか解決を思いつくだろうという安心感がすごい。
本当に立派な皇后に向かって真っ直ぐ成長しているのがよくわかる。
サーラ国の内乱を止め、次巻でいよいよ外交が描かれるのかな。
万事解決して国に戻ってても納得できそう。
今回もしっかり暁月を振り回して立派な悪女にもなれますね!

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今回も莉杏ちゃんの成長がすごい~~!!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る

冬になり突貫の政務に余裕ができたことで毎年恒例行事だったらしい皇帝の湯治へ行くことになるが、時間に余裕があるうちに解決するように、と側近達は課題を出される。
今回は莉杏が周囲に相談して話すうちに解決策を見つけるのではなく、相談されて広い視野を得るように成長を促される話だった。
良い人脈を作り育てるのは上に立つ者の責務だからね。
順調に並び立つ皇后として育てられていてニマニマしてしまった。
そして、今までのように報告や相談をされるのではなく、こうしてほしい、と頼られてはりきっちゃう暁月さんに笑った。
いつも暁月の期待の斜め上を越えていく莉杏ちゃんが本当に好き。
暁月は往生際が悪いからまだ惚れてないみたいなことを自分に言い聞かせてるけど、だいぶ手遅れで楽しい。
いい女になるように促したら最後の不意打ちの「わたくしは悪女にもなりたい」のカウンターパンチがすごかったわ。
あと旅先でも当然のように同衾してるのナチュラルすぎて動揺した。
でもいつもの寝る前の会話が少なくて全体では糖分控えめ。
局所的にめっちゃ甘くてホント心の準備が必要だわ。

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莉杏とても13歳には見えない

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:プリンママ - この投稿者のレビュー一覧を見る

茉莉花官吏伝の2巻から4巻に出てくる赤奏国の話です。両方を読み比べると面白いと思います。
十三歳の誕生日、赤奏国の皇帝に後宮入りを願い出た莉杏はそのまま、皇后にされてしまいます。よく分からないまま事態が進行するものの、素直にしかし現実をしっかり見極めながら皇后として立派に成長していきます。茉莉花と違う意味で優秀で芯のしっかりしたヒロインです。事件を13歳らしい視点で解決していく姿も読みごたえがあります。こちらはこちらで独立した話として楽しめますし、シリーズ化も期待したいです。両方の国がどのように絡み合って行くのかも面白そうです。

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緊張感とほんわか感がちょうどいい塩梅

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『十三歳の誕生日、皇后になりました。 』は現在4巻まで出ているシリーズ『茉莉花官吏伝』の番外編のようなもので、白楼国の珀陽の支援で皇帝の座に就いた赤奏国の暁月と、本当は暁月が殺した先帝の後宮に入る予定だった莉杏の出会いから始まる恋物語です。暁月は帝位簒奪を実行した日にたまたま13歳の誕生日を迎えて(赤奏国は13歳で「成人」)顔見世のために王宮に来ていた莉杏を「ちょうどいいから」と皇后にしてしまいます。「鳳凰」朱雀神獣を守護神に掲げる赤奏国では「夫婦」であることが重視され、皇帝の即位も夫婦となっていることが必要とされ、暁月が皇后に想定していた女性が途中で暗殺されて来れなかったため、その場にちょうど来ていた莉杏を皇后にして朱雀神獣の加護を受けて即位する儀式を取り急ぎ行って既成事実をつくったという身も蓋もない経緯から始まる関係ですが、莉杏の方は皇后の役割を真摯に受け止め、暁月にもどんどん恋心を募らせ、より一層お役目を果たそうと努力していきます。

莉杏は幼いながらも鋭い洞察力を持ち、学習能力も高いので、どんどん問題解決能力を身につけて行きます。その有能さと健気さに暁月がほだされて行くところもみものです。政情不安の国の帝位に就いたばかりの皇帝の皇后としていろいろと残酷な決断を迫られたり、血なまぐさい事件に巻き込まれたりしますが、「こども」として守られるばかりではなく、懸命に事態に立ち向かおうとするところがひたむきでいいですね。事件の緊張感と「陛下、かっこいい~。好き~」というほんわかした感じが程よく混じっていて楽しめます。

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大喜利

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある問題に対して、どんな答えを出すのかを問われるお話でした。まるでプチ大喜利みたいな感じがしました。

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莉杏頑張る

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:プリンママ - この投稿者のレビュー一覧を見る

幼くして皇后になった莉杏。暁月の深夜の外出の謎を探ったり、宛名のない手紙の落とし主を探したり、白楼国からやってきた茉莉花と交流を重ねるなど頑張りを見せます。別冊の茉莉花伝と同時並行の話です。誰視点かで異なるストーリーが齟齬無くまとまっているところがすごいと思います。両方合わせて読むと面白さが増します。

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莉杏の今後の成長が楽しみ

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ストーリーの時系列としては、『茉莉花官吏伝』の2巻で暁月が白楼国皇帝・伯陽に呼び出されて茉莉花と共にひと騒動起こす前後から、『茉莉花官吏伝』の3巻で茉莉花が赤奏国に派遣される直前までの赤奏国側の出来事が語られます。
ちょうどいいから、で赤奏国の皇帝・暁月の皇后となった十三歳の莉杏は、後宮で「かくれんぼ」するようなおままごと夫婦ですが、それでも『皇后』らしく、後宮で起きたもう一つの冠の謎や、新たな妃候補との対決を経て日々成長していきます。そんな中、暁月が白楼国に行くことになり、暁月の不在を政敵の目から隠すことに尽力する羽目になります。
文庫本の帯に「あなたに愛されるためなら、わたくしは死んでもいい!」とあるように、幼いとはいえ莉杏の恋心は真剣そのもの。彼女自身努力家で才能もあるようなので、今後立派な皇后になりそうな感じですね。
暁月と莉杏の関係は一歩一歩進んでいくようで、三歩進んで二歩下がる感じの伯陽と茉莉花の関係とは対照的です。

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