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16件
下流老人
著者 藤田孝典
年収400万円以下だと、将来「下流老人」に!? 約600万人が一人暮らし、うち半数は生活保護レベルの日本の高齢者。Nスペ「老後破産」でも話題となった老後崩壊の衝撃を、テレビ、新聞、ネットで今最注目の著者が描く。初の新書。
続・下流老人 一億総疲弊社会の到来
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下流老人 続 一億総疲弊社会の到来
2019/04/25 20:21
「高齢期の労働と貧困」
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルのとおり、「下流老人」の続編。前作も読みましたが、非常に深刻な内容。
“3ない”状態(「収入がない」「貯蓄がない」「頼れる人がいない」)、高齢者の就職の困難さ、「健康寿命」の問題など、見に積まされます。
無策では済まない感じです。
2018/12/05 09:30
鋭い指摘と提言
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『続・下流老人 一億総疲弊社会の到来』は、前作の『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』が現状報告と問題的に重点が置かれていたのに対し、「ではどうすればいいのか」という解決の糸口の比重が大きくなっており、その際に財政社会学を専門とする慶応義塾大学経済学部教授の井上英策の考察やフランスの社会保障制度などが紹介されているのが興味深いです。
著者の最も切実なメッセージは「汝、理想を語るバカになれ」ということではないでしょうか。「仕方ない」とあきらめてしまうのではなく、「自己責任」論を振りかざして助けを求める人たちを攻撃するのではなく、また困難を「自分で何とかしよう」と個人の限界を超えて頑張って自殺したり家族と共倒れしたりするのではなく、みんなが安心して健康で文化的な生活を送れるような社会にしていくために、一人一人が声を上げ、つながりを形成し、少しずつでも社会がよくなる努力をしていくことが肝要ということですね。権利は「与えられる」ものではなく戦って「勝ち取る」もの。
下流老人 正 一億総老後崩壊の衝撃
2018/07/15 06:26
老い
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰しもが迎える老いへの恐怖。実態が明らかになっている。本当に暮らしやすい社会とはどのような世の中なのか、深く考えさせられる。