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図書館の大魔術師 新着
著者 泉光(著)
アムンという小さな村に暮らす耳長の少年は本が大好きであったが、耳長で貧乏だった為、村の図書館を使うことができなかった。そんな少年は差別が存在しない本の都・アフツァックに行くことを夢見る。ある日、少年は憧れのアフツァックの図書館で働く司書(カフナ)と出会う。この司書との出会いが、少年の運命を大きく変えることに──。孤独な少年が未来を切り拓く、異世界ビブリオファンタジー堂々開幕!!
【期間限定 無料お試し版 閲覧期限2024年5月9日】図書館の大魔術師(1)
閲覧期限:2024/05/09 23:59
図書館の大魔術師(1)
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2018/04/07 17:40
司書の願い
12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は謎の図書館で働く女性司書と主人公の少年との出会いが、少年のその後の人生を大きく変える、本に関わる人々の物語であり、かつ想像上の生物や異形の種族、また不思議な書物が登場するファンタジーである。
第一巻を最後まで読めば、謎の図書館の成立過程やその背景が読者に分かる構成となっており、その途中では、特に、本の修復に携わる司書の手仕事が、丁寧に描写され、最終頁まで読者を飽きさせる事はないであろう。
作中では司書の仕事だけではなく、主人公が暮らすアムンの村やその周囲の自然も緻密に繊細に活写されて、中近東風の地理や習俗には実在感が宿り、作中に登場する本やその存在意義にも、説得力がある。
主人公は読書が好きだが、所属する社会的階層の違いにより、自由に本と触れ合う機会がなく、更にその特異な容貌が、村人との軋轢の原因となり、社会的にほぼ孤立している。
そのような状況下で、本の都アフツァックから村に派遣された司書の一団が主人公と知り合い、少年は未知の世界の一端を知る事になるのである。
タイトルに「大魔術師」が含まれるので、本と魔術との関係が気になる読者もいるだろうが、それも第一巻を最後まで読めば、明らかとなる。
本作には、本を渇望する者の気持ちが、詰まっている。
書物への愛も溢れている。
司書の役割は重大である。
主人公は司書になれるのだろうか。
電子書籍図書館の大魔術師(1)
2021/05/01 10:59
絵が素晴らしい。
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく絵が素晴らしい。所々に出てくる風景シーンなど繊細に書き込まれていてため息が出るほど美しい。壮大なファンタジーの世界を舞台に「知恵 知識」というものの大事さを教えているストーリー展開もなかなかいい。セリフが多い作品なのだが、ストーリーの筋道がしっかりしているのでどんどん読みすすめることができる
2018/11/08 23:55
無謀な少年
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語の主人公に憧れるだけの読書体験から脱却して、現実と向き合い自分の人生を主体的に生きる事の大切さを司書から学んだシオの、難関の司書試験に挑むための本の都への旅が描かれる第二巻では、第一巻に登場した人物の大半が姿を見せず、旅の途中で出会う人々との交流が話題の中心となり、壮大な序章とも言い得る第一巻の結末から話が継続していても、各巻の独立性は高いと言える。
仮に第一巻を全く読まずに第二巻から読み始めたとしても、本を巡る作品の根幹は当然、維持されている上に、第二巻の方が作中世界の歴史や地理、本の都に関する情報が多いので、ビブリオファンタジーと言うジャンルに馴染みのない読者が、本と魔法の組み合わせで面白い漫画が成立するのか、と考えて本作を敬遠するのであれば、手始めに第二巻から読むのは間違った行為ではない。
第一巻の構成に度肝を抜かれた読者の中には、二巻目以降との落差を読む前から懸念する人もいるであろう。
しかし、気を回しすぎだ。
第二巻の冒頭から、あの感動が蘇り、第一巻とは異なる形での話の締め括り方を確認すれば、再度、その構成の妙に舌を巻く事となる。
第二巻は受験編の一部であり、合否は判明しないものの、第一巻では描かれなかった司書と別れた後のシオの行動や、成長して凛々しく、逞しく、より賢くなった被差別民の、単なる処世術とは異なる、知識の実践の仕方に、読者は多くの場面で感銘を受ける筈である。
どうか、本を題材にした作品だから、書物に愛着が湧かない読者は楽しめない、と、決め付けないでほしい。
恐竜のような獣や謎の生き物が暮らす世界においても、耳長と呼ばれて蔑まれるシオの特異的な風貌は、約百年前の惨事と無関係ではなく、その出来事への魔術師の関わり方が、本の都アフツァックを中心とする知的空間を産み出した。
本作における本の役割は重要だが、政治的な背景も、同程度に、物語の基盤となっている。
シオの住むアムン村はヒューロン族の自治区であり、世界には多くの他民族が存在する。
2023/03/29 23:11
全て好き
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すな - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵が細かくて素晴らしすぎるし、登場人物全員可愛い。言葉選びも良すぎるし、セリフに感動されられています。この作品からは名言しか生まれない、泣ける。
2022/06/19 18:52
大半はメディナのストーリー。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大半はメディナのストーリー。
尖りに尖った思考と行動。
課題についていけず、周りからはハハルクとしての尊敬を得られず。
カフナになれたのには裏もあり...
周りに居るものが勉強意外も色々と得意なものを持っており、自分の居場所を持っている。
そんな状況に自暴自棄になるメディナ。
メディナの魂の叫び。
暴走するメディナにアヤは...
シオも課題についていけないことに焦りを覚えるが、イシュトア先生に諭され自らの行動を変える。
なるほど、そう言うものか。
シオとオウガはある行動に出る。
突っ掛かるメディナに対し、シオは譲れないもののために言うべきことはハッキリと言い放つ。
メディナは...
アンズさん、再登場。
一巻以来の様な。
裏で何が進行している?
最後の最後でソフィさんの秘密が。
子供っぽい言動には理由があるのか。
かくしてその正体は...
微細な絵で描かれる物語。
シオたちは奮闘し、裏では何かが進行中。
誰が誰やら分からなくなる部分もありますが、人生において重要なことも書かれている。
お値段以上。
2022/06/07 12:00
広がる世界 見えてきた背景
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
積み重ねられた事柄が世界を作り奥行きを与える、そんな最新刊。
宗教、民族、血筋、差別、戦争の歴史…そこから目をそらさないのがこの物語の魅力。
傲岸不遜なメディナの抱えたもの。
混血の子らが見てきたもの。
それらが誇りの土台になる瞬間、伸び盛りの年代にしか見れない眩しいものを見せてもらえて胸に染みた。
シオにまといつく何者かの影…
ソフィさんの正体
このあたり、特に気になる!
アヤちゃんの見事なキック 素敵でした(笑)
隠語でも猫料理とか謂わないで、お願い…
2021/05/22 21:02
『図書館の大魔術師1』
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
壮大な世界観
桁違いなスケール
緻密な設定
濃密な描写
圧倒的な情報量
どれをとっても一級品
《転生でもない、最初から勇者でも英雄でもない、
一から始まる王道ファンタジー!!》──帯のコピー
┌─┐
│書│
└─┘
タイトルはこれで「図書館」と読ませる創作漢字
2023/07/08 14:24
実に深い。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
各部署を巡っての研修。
その裏で世論を巻き込み、一冊の本を巡って交わされる論争。
人は何を基準として物事を判断しているのか。
何を持って正しいと考えるのか。
自分の常識は人にとっては非常識な場合もあるが、往々にしてまず基準となるのは身近な親の価値観。
そして、成長するに従い、周囲から知識を得、自己を確立していくわけだが...
この内容は現状への警鐘なのかも知れない。
それこそ自己基準となるが、ここの所、他者への配慮に欠け、自己中な輩が増加傾向にある気がするのは気のせいだろうか。
手元ばかり見て、周囲を顧みず、他者に迷惑をかけても何とも思わず、それを行う、もしくは行わないことで先に何が起きるのかを想像することもせずに無責任に振る舞う輩が。
そんなことを考えてしまった。
他者がそう言っているから、やっているから、自分だけだから、少しだから。
物事の表層しか捉えない、その奥にあることを深く考えない。
悪貨は良貨を駆逐する、か。
この世の中もどうなるか。
裏で不穏に暗躍する者たち。
図書館内にも潜り込み、徐々に計画が進められ...
新キャラも登場し、物語は進む。
誰が敵で誰が味方か。 各々が信じるものは。
しかし、新キャラ含めて特徴のある、クセの強い人物が多いなと。
誰が誰やら分からなくなってきた部分も。
人物紹介を付けてもらえるとありがたい。
電子書籍図書館の大魔術師(1)
2022/08/28 08:26
図書館司書に
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
あこがれていたこともあったな。図書館情報大学って国立の大学にもあこがれた(現つくば大学図書館情報学部?)司書の仕事と異世界という組み合わせが面白い。今から資格を目指すとかはしないだろうけど、少し触れてみたい世界。
電子書籍図書館の大魔術師(3)
2021/11/04 14:22
やっぱり好きです!!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本とファンタジーが大好きな私にとって、魅力的な作品です!絵も綺麗で、物語を読むのはもちろん、絵を楽しむこともできるので、この作品の大ファンです!
2021/06/16 15:17
「次代」登場
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
次代の候補・テイとシオの出会い。ここから物語が更に広がる確かな予感がする。
優等生・アヤが生まれた背景、混血児である事でメディナに差別されるシオ。
溢れ出るマナのために人と触れ合えないテイ。
全てが「生まれながら」。
本人が望んだ事ではないのに閉ざされた何か。
それに徹底して立ち向かうアヤと届くまで努力すると決めたシオ。
テイはどうするのか?
差別や理不尽な区別が存在する世界。
そして図書館も一枚岩ではない。
見習いたちならなおのこと。
その中で皆がどう生きるのかを見守りたい。
2021/06/14 10:52
回り始める運命の輪。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
親密度が増す者と逆に確執が明らかになる者と。 更に重要な関わりあいを持つことになる者。
人間関係に様々な動きがあり、火種とセドナの仕込みが徐々に明らかに。
今回の主たる関係者はラコタ族の二人アヤとカナ、血統至上主義の品性に欠けるメディナと表紙の...
オウガちゃんにも何かある?
くせ毛ちゃんことミホナちゃんも色々と頑張っています。
人妻ソフィさんも少し出番が。
アヤちゃんの本質はなかなかに。
距離が縮まるとグイグイくるタイプか。
最初はギリギリ...でしたが。
なかなか可愛らしい娘で。 普段の無表情からの笑顔は...
美しいタッチで描かれる、徐々に回り始める運命の輪。
小さな一歩と大きな出会い、背後にある火種と共に。
読み応え十分。
2021/06/13 19:59
『図書館の大魔術師5』
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
見習い司書としての生活が始まって1週間
優秀で個性の強い見習いたちの中で出遅れ気味のシオ
ある晩、筋トレをしていると……
累計63万部突破
“現代に生きる人へ贈る ハイファンタジー!”──帯のコピー
待望の最新刊、2021年6月刊
┌─┐
│書│
└─┘
タイトルはこれで「図書館」と読ませる創作漢字
電子書籍図書館の大魔術師(5)
2021/06/08 22:36
ドキドキしました
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あきざくら - この投稿者のレビュー一覧を見る
ワクワクが止まりません。
ストーリーも素晴らしいですが、作者の表現も楽しいです。
登場人物のキャラの深堀りが少しづつされてきて、
これからの展開が楽しみです。
電子書籍図書館の大魔術師(5)
2021/06/08 00:09
待ってました
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くららん - この投稿者のレビュー一覧を見る
期待を裏切らない面白さ