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23件
花宵道中
江戸時代後期、幕府唯一公認の遊廓だった吉原。 小見世・山田屋の遊女・朝霧は、美形の職人・半次郎と出会い、生まれて初めて恋をする。 しかし、ふたりの再会は、遊女と客としてだった―― 女性らしく鮮やかな官能描写が話題を集めた同名小説を、斉木久美子が瑞々しいタッチで完全ビジュアル化。 遊女たちの切なくも華麗な恋物語が幕を開ける!
花宵道中 6
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2023/12/17 21:10
全話泣きっぱなし
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投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
全巻通して完全なるハッピーエンドはありません。
何を持ってしてハッピーエンドと呼ぶかは、其々異なるとは思うのですが。
ままならないのが人生。
まして遊郭が舞台なのですから、仕方ない...とはいえ涙涙で、6巻読み終えたいま、目がパンパンに腫れております。
明日がヤバイです。
表があればその裏側も必ずある。
(吉原自体がある意味裏社会ですが)
ラストを女将で締めるあたり流石でした。
2019/09/01 00:33
もし映画だけなら、
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでほしいのがこの2つのエピソードです。
朝霧編は序章であり、終章へつながる大事な部分ですが、
緑と茜という二人の少女、水連さんと霧里さんという
「花宵道中」の「レジェンド花魁(二大不幸美人)」に触れています。
霧里さんは、朝霧の姐女郎であると語られているはずなので、
いかにして京都島原から江戸吉原にやってきたかがわかります。
マンガだと端折られる部分がいつも私の中では強く残る部分で。。。
「薄羽蜻蛉」は茜が一人の素朴な禿から新造としてデビューするにあたっての
通過儀礼に対するジレンマと悩みを先輩女郎に手引きしてもらうのですが、
これが自分の見世の人じゃないところがいい。(自分の見世の人、恋愛に消極的。)
ー恋も知らずにこんな仕事は嫌だ、という当然の感覚ですね。
自分にとって「いい人」と「好きになる人」は違うという、若いうちは曖昧な
部分に触れている、とても大事な部分ですね。
緑との人間関係ももっと描かれていて、緑自身のバックグラウンドも知ると
100倍近く面白いのです。
2017/12/21 15:36
姐女郎の優しさと・・
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投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一巻からの続きでした。
思う相手はほかの店の売れっ子の思い人。
けれど、お高くとまっている女郎かと思いきや、思わぬ優しさを持っており、
また、あまり頼りにならないと思っていた自分の姐女郎の優しさにも触れ、なんとなくほっとしました。
三話目は、なんと一話目と関係あり。必読かも。