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  • 販売開始日:2011/06/03
  • 出版社: 新潮社
  • ISBN:9784101171074

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七瀬ふたたび

著者 筒井康隆 (著)

生まれながらに人の心を読むことができる超能力者、美しきテレパス火田七瀬は、人に超能力者だと悟られるのを恐れて、お手伝いの仕事をやめ、旅に出る。その夜汽車の中で、生まれては...

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七瀬ふたたび

税込 572 5pt

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商品説明

生まれながらに人の心を読むことができる超能力者、美しきテレパス火田七瀬は、人に超能力者だと悟られるのを恐れて、お手伝いの仕事をやめ、旅に出る。その夜汽車の中で、生まれてはじめて同じテレパシーの能力を持った子供ノリオと出会う。その後、次々と異なる超能力の持ち主とめぐり会った七瀬は、彼らと共に、超能力者を抹殺しようとたくらむ暗黒組織と壮絶なバトルを繰り広げる!

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みんなのレビュー204件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

筒井のなかでいちばん好きだがトラウマに・・・

2019/01/30 23:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る

テレパシーの能力を生まれついて持った火田七瀬。3部作の2作目。成長した七瀬が、同じ超能力を持った仲間たちと協力して、彼ら超能力者を抹殺しようとする組織と闘う。敵対組織の力は強く、七瀬の仲間は次々に倒れていく。この小説には救いがない。テレパスの七瀬には、彼ら異能者への除きがたい恐怖と憎悪が見えてしまう。孤立した七瀬たちが抗い難い力の前に圧殺されていく。その様が読んでいる自分には妙につらかった。七瀬が最期に空想する場面。その絶望的な気分をしばらく引きずりトラウマのようになった。

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紙の本

超能力者の孤独、苦悩、同胞意識が、スリリングに描き出されている。

2010/01/08 12:42

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 他人の心を読むことのできる精神感応能力者(テレパス)、火田七瀬(ひだ ななせ)を主人公にした三部作、『家族八景』『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』。その第二部にあたるのが本書『七瀬ふたたび』。七瀬のような超能力者の孤独感と苦悩、同胞意識が、スリリングに描き出されていて読ませます。

 七瀬サイドに立つ超能力者として、同じ精神感応能力を持つ男の子、未来を予知できる青年、物体を遠隔操作できる念動力(サイコキネシス)を持つ黒人青年、時間旅行者(タイム・トラベラー)の娘の、総勢五名。特異な能力を持つが故の彼らの孤独感と葛藤、互いに心を許し合える同胞にめぐり会った喜びがリアルに描き出されていて、読みごたえがありましたね。わけても、時間旅行者という超能力者を登場させたことが、話に変化と深みを生み出す上でバツグンの効果を発揮しているなあと思いました。

 <とてもいい書き出しだ。夜汽車で火田七瀬の見た予知場面なのだな、と気づいたとたん――それは最初のページで気づくのであるが――スイと作品の流れに乗っていける。>にはじまる平岡正明の文庫解説文も、作品のツボを押さえたナイスな語り口。読みごたえ、あります。

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紙の本

あとがき注意

2015/06/05 10:47

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:一匹狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る

七瀬三部作はどれも面白かったのですが初めて読むという人にだけ知って置いてもらいたいことがあります。
この七瀬ふたたびの解説、平岡正明という人が書いているのですが、続編のエディプスの恋人のネタバレががっつり書いていました。話の大筋は大丈夫だったのですが、最後の最後、一番衝撃的だったであろう展開をさらっと明かされました。私はそのお陰でそのシーンを一切の動揺無しで読むこととなりました。残念でした。びっくりしたかったです。
初めて三部作を順番に読まれる方は注意してください。解説は後回しにすることを勧めます。
私は平岡正明を許しません。

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紙の本

仲間とは

2002/06/26 12:12

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:suzu - この投稿者のレビュー一覧を見る

七瀬シリーズの第2作目である。七瀬は子供、外国人といった世代も人種も違う、同じ異質な力
を持った仲間と出会い、悩みを共有するようになる。しかしこの作品に引き込まれたのは、
「特別な力を持っていていいなぁー」だけで終わらない所である。特別な力を持ったものに対抗
する組織が現れ、七瀬達を追いつめていく。仲間達と能力を駆使して逃げ切れるのか、対抗組織
に滅ぼされてしまうのか。最後まで気が抜けない、そして更に続きが読みたくなる1冊である。

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紙の本

七瀬が美人になって帰ってきた

2019/01/31 12:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「家族八景」に続く、人の心がよめる七瀬が活躍する小説の第2弾。超能力者を抹殺しようとする組織との戦いが描かれている。超能力者の存在意義について彼女は悩む。

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電子書籍

お薦めです

2018/03/13 19:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hyotaro - この投稿者のレビュー一覧を見る

今から40年以上前の作品とは思えない疾走感と面白さがありました。七瀬シリーズの前作「家族八景」とは異なる面白さです。次作の「エディプスの恋人」も楽しみです。
あと、タイトルの「七瀬ふたたび」というのもカッコイイ。

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紙の本

かの有名作品を読んでみたら

2016/12/23 23:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る

何回もドラマや映画になった理由が解りました

でも、アイディアやストーリーは素晴らしいんだけど、文章力がもうちょっと…
男のケダモノ的内面とか、これ、女性蔑視でしょう的表現とか、そういう決めつけが許されてた時代なんでしょうか…
SF+哲学、というのも、流行ったんでしょうねぇ
と、いろいろ抵抗感もあったけれど、総じて、勢いがあって、面白かったです

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紙の本

異なるということ

2002/03/30 00:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぶん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 心が読める能力を持つ七瀬という少女の物語。超能力を持つがゆえに、普通の日常生活が送れない悩みを持つ。そればかりか、ある組織に追われるはめになってしまう。
 超能力という素材を用いて、差別の根源となる一人一人の違いを認めることができない人間の弱さを描いている。ストーリーの展開やテンポも素晴らしい。ぜひ多くの人に読んでいただきたい作品だと思う。

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紙の本

いまだに書店に置かれているが、売れているのだろうか?

2002/12/21 02:20

8人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:17Caesun - この投稿者のレビュー一覧を見る

テレパス火田七瀬を主人公とする“七瀬三部作”の
第二部にして、事実上の本編。

前作「家族八景」でお手伝いさんとして渡り歩き、滞在した家庭の
裏表を暴き出して見せた七瀬は、その能力故に追われる身となる。

今回、表紙と文字の大きさが改訂されたが、初刊行は昭和50年で、
もはや古典ともいえる作品である。

美人の超能力者を主人公とする小説としては、「クロスファイア」
(宮部みゆき)も似たような設定である。そのヒロイン青木淳子は
人間を一瞬のうちに焼き殺す発火能力を持つが、七瀬は他人の心を
読めるだけで、特別な戦闘能力を持たない。従って、先回りして
逃げる展開になるため、読んでいる側は少々ストレスがたまる。

しかし、「クロスファイア」に登場する悪党は、ヒロインに
無残に焼き殺されるだけあって、それに見合うだけのド汚い、
或いはしょうもない人間として描かれている。もはやぶち殺す
しかない、ハリウッド映画のエイリアンのような存在である。
そのため、作品は現代的な迫力に充ちているが、
かなりグロテスクな面も備えている。

「七瀬ふたたび」は、
そのような最近の作品と比べて、緻密な背景描写や科学的な説明が
乏しく、敵の正体も曖昧で、現代的なリアルさに欠ける。良く言えば、
どこか遠い世界の話のような雰囲気をまとっているともいえる。

しかし、そのぼんやりした世界の中でも、七瀬の能力が光る。
読者はテレパスの力を借りて、人物の思考内容を読むことができる。
普通の小説と同様に、セリフが「 」でくくられて記され、加えて
七瀬が読んだ思考内容が( )でくくられて追記される。
従って人間関係の描写は密度の濃いものとなっている。

七瀬の仲間として登場する能力者は様々で、人格的に魅力のある
人物も幾人か登場する。しかし、彼等は皆、肝心の超能力を
今ひとつ使いこなせていない。

結局この作品の主題は、超能力によって世界を変えることではない。
そのようなスケールの大きい、よりSF的な作品を好むなら、
「タイム・リーパー」(大原まり子)が断然お勧めだ。

しかし、テレパスを主人公とする本作は、必然的に
人間模様に焦点をあてることとなり、迫害される能力者の生き様を
七瀬の目を通して描いたものとなっている。
そのあたりを割り切れるなら、さほど不満もなく楽しめるだろう。

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紙の本

善とは何だ

2002/07/03 00:08

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まきしまむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

七瀬たちを追いつめる特殊警察の描き方が雑。
本当に人類を守る為に行動しているのなら、なるべく一般人に知られぬように
細工するのではなかろうか。
堂々と人を殺すは、誤殺するはでろくなもんじゃない。
彼らも完全に善というわけではないだろうが、七瀬をあくまでも善として
描く手法には辟易した。彼女は自分の都合で能力者を殺す存在であり、
人を殺すことにそれほど躊躇を感じていない存在だ。

彼女は特殊警察に追いつめられる可哀想な被害者のように思えるが、
ある意味で犯罪者が警察に追いつめられているのと同じ考えても
おかしくない状況なのだ。背表紙の表現を借りれば七瀬たちも又、暗黒組織なのだ。

一番可哀想なのは彼女に巻き込まれる形となった人々であり、
彼女という因子がなければもう少し長生きできたかもしれない人々だ。
能力者は兎も角、ヘニーデ姫などの一般人がそうだ。
とはいえ、七瀬と出会うことで平穏と安らぎを一時的に享受することは
出来たのだろうが…。

非常に複雑な気持ちにさせる作品だ。

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2012/10/29 21:28

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2006/01/27 20:44

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2010/09/14 03:01

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2004/11/01 19:37

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2011/07/08 11:23

投稿元:ブクログ

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