切れない糸
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
目次
- 第一話 グッドバイからはじめよう
- 第二話 東京、東京
- 第三話 秋祭りの夜
- 第四話 商店街の歳末
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書店員レビュー
根があれば、離れていっても戻ってくることができる
ジュンク堂書店大分店さん
父親の急死により実家のクリーニング屋を継いだカズ。
彼は慣れない店の仕事をアイロン職人のシゲさん、パートの松竹梅トリオに助けられながら始める。
預かる衣類から謎が生まれ、友人の沢田と一緒にその謎を紐解きながら物語は進む。
沢田、シゲさん、松竹梅トリオ、そして商店街の人々、カズのまわりの人々は皆が各々素敵な存在だ。
これはカズの成長物語であるとともに沢田の成長物語でもある。
最後まで読んでタイトルの素晴らしさに唸りました。
ちなみに、松竹梅トリオの梅本さんは『和菓子のアン』のアンちゃんのお母さんなんです!
上質なミステリーと青春
2020/07/26 13:13
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投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
商店街のクリーニング店を舞台にした、日常に潜む謎を解く物語。父親の突然の死から家業のクリーニング店を継ぐことになった主人公が、周囲の助けを受けながら、成長していく姿が描かれる。通底するのは、生死も含めた人と人の関わり合いの在り方に対する著者の優しいまなざし。人との関係の在り方、人情、友情、そんなものが詰まった爽やかな青春小説。
ラスト4行に物語の本質が凝縮され、タイトルの意味が明らかになる瞬間がたまらない。
おもしろかったです
2016/07/28 16:04
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「和菓子のアン」に続いてこちらも購入してみました。
似たようなテイストの話でこちらはクリーニング屋さんのお話。
周囲に助けられながらも客と接していく主人公。クリーニング屋でもいろいろ人間が見えるものですね。
初版:2009年7月17日
2015/08/30 19:43
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投稿者:bbsf - この投稿者のレビュー一覧を見る
単行本は2005年刊行…古畑任三郎と今泉くんを大学生同士に設定し直したような感じ…感動はしないけどとても面白かった
ほんのりとお腹の中から温めてくれるような本でした。
2015/12/14 20:51
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな物語を書く人は世の中の人々を見つめる
目そのものが優しいのだろうなと思います。
なんとなく人付き合いに嫌気を覚えたり、
厭な世の中だなと思ったりした時にでも読めば
ほんのりとお腹の中から温めてくれたような気分になれる一冊です。
この小説とは何の関係もありませんが
Norah Jones の Come Away With Me なんかを聴きながら読むとさらに好いですよ(笑)
青春ミステリ
2017/05/22 09:29
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投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと雰囲気が「氷菓」と似てます。ミステリーといっても日常のちょっとした秘密や悩みを紐解いたり解決したりする読後感のよいお話でした。ちょっと時間をおいてまた読み返したくなる本です。
坂木さんらしく優しいお話
2021/06/08 14:07
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投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
坂木さんらしく優しい物語で今回は商店街のクリーニング屋さん。誰も嫌な人は登場せず、お馴染みの親友がいてってパターンではありますが、安心して読めるのは、そもそもこういうほんわかミステリーが好きだからかも。ミステリーとは言っても強盗や殺人や詐欺などの犯罪になりそうな物は何もないので、ハラハラドキドキしたい人には不向きな本。他人の内緒ごとを少し探ってしまう…そんなちょっとしたミステリーです。クリーニングの事について少しだけ勉強にもなりました!
苦手かも
2019/11/12 13:36
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
結局最後は、周りの人たちに助けられて、クリーニング屋さんがんばります!
みたいな終わり方になるんですよね。
現実は厳しいと思うよ。
クリーニングの知識が深まります
2018/12/05 11:21
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投稿者:よんよん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「和菓子のアン」同様、こちらも所謂お仕事ミステリーシリーズです。
こちらの作品は、クリーニング店を中心として様々な謎解きが展開されていくのですが、クリーニングや洗濯に関する知識が深まるのも、この作家の作品の楽しみ方でもあります。
あと、商店街独特の付き合いの「鬱陶しさ」が、関わっていくうちにだんだんと「心地よさ」に変わってゆき、それと同時に父親を少しずつ理解していくという心の歩み寄りが、とても心温まります。
ただひとつだけ指摘させてもらうと、後半に出てくるオードリー・ヘップバーンの代表作「ローマの休日」にちなんで、イタリアンジェラートというキーワードが出てくるのですが、そこで出たセリフが「ボナペティ!」…にはビックリしました。。
これ、フランス語なんですけど。。
それから、沢田の推理があまりにも「超人的」なので少しリアリティーに欠けてるかな。読み進めていくうちに何だか白けてしまいました。
まぁ、総合的に評価をすれば、「和菓子のアン」のほうが断然面白いですが、こちらも悪くない、といった印象でした。
心温まる
2017/11/27 18:08
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投稿者:マル - この投稿者のレビュー一覧を見る
心が温まる内容だった。隣近所とも干渉せず、ほどほどにしか付き合わない、こんな孤独な現代だからこそ読みたい本。
人と人は、もっと暑苦しいくらい近くていいのかもしれない。
個人的にタイトルと所々文章の言い回しが気に入らなかった。タイトルだけ聞くと、青春恋愛小説みたいに感じるのは私だけだろうか。文章に関しては、こうしたほうがもっと聞こえが自然で読みやすいのに、と感じた。
連作短編集です。
2015/08/25 18:23
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投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の作品は日常の謎を追うものが多いですが、色々な仕事とその魅力もまた、文章から垣間見ることができて、とても楽しめます。
さらっと
2020/12/08 10:45
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投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
さらっと読むには適してるかな。
様々なシチュエーションで、ん?と思ったり、ふーんとサラっと流したり。という感じの一冊。