魍魎の匣(1) 【電子百鬼夜行】
著者 京極夏彦
日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ。「加菜子を――死なせはしません」。被害者の姉はきっぱりと言った。その言葉が刑事・木場修太郎を異形の研究所へと導く。中央線武蔵小金井...
魍魎の匣(1) 【電子百鬼夜行】
商品説明
日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ。「加菜子を――死なせはしません」。被害者の姉はきっぱりと言った。その言葉が刑事・木場修太郎を異形の研究所へと導く。中央線武蔵小金井駅で発生した美少女転落事故と連続バラバラ殺人事件に接点はあるのか? 研究所長の美馬坂とは何者か? 深まる謎をよそに加菜子は衆人環視のなか忽然と姿を消した! 百鬼夜行シリーズ第2作。
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バラバラなピースが唐突に提示されるので戸惑いが大きい
2019/02/04 07:30
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズの最初から読んだ方がよかったのかもしれませんが、第1弾の『姑獲鳥の夏』をすっ飛ばしていきなり第2弾のこの作品を読んだので主要人物のキャラクターが掴みづらいということはあったかもしれません。
出だしは純粋に怪談かと思いました。それがいきなり楠木頼子という中学生とその同級生の柚木加奈子のエピソードが頼子視点で語られ始めてかなり戸惑いました。それが第一の駅での転落事故の断片だったわけですが。
一方で、過去に事件を解決に導いたらしい探偵のように思われているしがない小説家と犯罪を扱う三流雑誌の編集者が関わる連続バラバラ殺人事件。
ところどころに挿入されている奇妙な旧仮名遣いの薄気味悪い文章。
話しの導入部であるため、様々なピースや伏線がバラバラに提示されるのは分かりますが、それぞれのピースがかなり唐突に提示されるので、かなり戸惑いました。