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一般書

そして夜は甦る

著者 原 尞

西新宿の高層ビル街のはずれに事務所を構える私立探偵沢崎は、ひょんなことから、行方不明となったルポライターの調査に乗り出すことに??そして事件は過去の東京都知事狙撃事件の全...

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そして夜は甦る

税込 902 8pt

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商品説明

西新宿の高層ビル街のはずれに事務所を構える私立探偵沢崎は、ひょんなことから、行方不明となったルポライターの調査に乗り出すことに??そして事件は過去の東京都知事狙撃事件の全貌へと繋がっていく……。いきのいい会話と緊密なプロット。レイモンド・チャンドラーに捧げられた記念すべき長篇デビュー作。

著者紹介

原 尞

略歴
1946年佐賀県生まれ。九州大学文学部美学美術史科卒業。ジャズピアニストを経て「そして夜は甦る」でミステリ界デビュー。「私が殺した少女」で直木賞受賞。著書に「さらば長き眠り」など。

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書店員レビュー

MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店

原寮の長篇デビュー作...

MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店さん

原寮の長篇デビュー作。
私立探偵の沢崎が行方不明調査に
乗り出した所、東京都知事狙撃事件にまで
発展していく。
ハードボイルド好きな方にはオススメです。

               文庫担当

みんなのレビュー94件

みんなの評価4.0

評価内訳

最高の1冊

2015/12/04 19:58

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まつ - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分の人生で出会った小説の中で一番のお気に入りです。

沢崎さんがカッコ良すぎです。
西新宿あたりに行くと「このへんに事務所があるのかな」と探してしまいます。

新作を読みたいのですが、なかなか出してくれません。そのへんも好きです。

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ハードボイルドの逸品

2014/06/29 19:55

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

探偵・沢崎シリーズの1作目。
ハードボイルドファンでなくても、是非一読を。他作品が絶対読みたくなるはず。

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近々、原リョウの新作『愚か者死すべし』が刊行されるという。業界の常識からおそらく今年のミステリーランキングの上位確保は間違いないだろうなどと贔屓目をしながら

2004/11/02 15:50

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

この機会に実は内容をまるで忘れてしまっていた処女作『そして夜は甦る』を改めて読んでみた。このデビュー作は1988年に刊行された。16年以上も前の作品である。彼はその後1989年『わたしが殺した少女』1990年『天使たちの探偵』そして1995年『さらば長き眠り』を最後にこれまで沈黙を守っていた。本格ハードボイルドの第一人者である彼の新作を心待ちにしていたミステリーファンは少なくないであろう。

西新宿の高層ビル街のはずれ、私立探偵沢崎のもとへ海部と名乗る男が現れ、ルポライターの佐治の消息を尋ねる。行方不明の佐治の調査に乗り出した沢崎は事件がやがて過去の東京都知事狙撃事件の全貌とつながっていることを知ることとなる………。

自らチャンドラーに捧げると宣言した作品だけの自信作、これぞ本物のハードボイルドと、その魅力がギュッと詰まったこの作品の、改めてその深い味わいを堪能することになった。ハードボイルドといわれるあまたの和製ミステリーが単に派手なバイオレンスを売り物にしているだけに、本物はむしろ最近のはやり言葉で「癒し系」なのだと気づかされた。
都会の中の光と影、そこの山と谷の狭間、虚実の境目で闇雲に彷徨ったなと枯れた心境でこれまでの人生を振りかえる、そんな年代にはこたえられない情感にあふれるのだ。癪にさわるが登場人物のセリフにいちいち共振させられる。

ハードボイルドのどこが魅力か。
 非合法の世界との接点
 その接点にいきるものの美学
 脇役の個性、しかも主人公と同様のそれぞれの美学。
 敵役と主人公の類似性
 哀調を帯びたモノトーンのベール
 反権力の力学
そしてもっとも肝心なことなのだがリアル感。私達の多くは謹言居士でもなければ石部金吉でもない。非合法とは言わないまでも「法の網の目をくぐる」あるいは「反倫理的」行動を時に繰り返している。そういう自省の目でハードボイルド小説を読むと、親近感を覚えながら、主人公の一徹さに魅かれ、自分にはなしえなかった爽快感をほろ苦く味わえることになるのだ。危ない感覚かも知れないがこれが「癒し系」と申し上げるゆえん。「男の世界」なんでしょうね。

リアル感について一言触れると、読んでいる途中で「え! この作品最近書かれたものではないの?」と、ドッキリするところがある。登場する都知事の経歴が文学者で、その弟が俳優でかつ映画プロダクションの大物実業家という想定なのだが、現都知事が就任したのが1999年だから11年前に書かれたとは思えない臨場感なのだ。「マスコミは都知事を絶賛しているし、都民の評価も高くなる一方だ。最初は難色を示していた自民党や反対派までが、近頃は沈黙してしまった」とまで書き込んでいるには驚きます。

これだけ緻密で複雑なプロット、最近ならば上・中・下とボリュームを水増しさせてもおかしくはないが、一冊で纏め上げている手腕にも好感を覚える。とにかく新作が待ち遠しい。

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デビュー作

2001/08/19 19:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私立探偵沢崎シリーズ第1作。チャンドラーに心酔する著者が、古典的なハードボイルド世界を現代の日本社会に見事に移植している。

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ハードボイルドミステリー

2022/10/24 10:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

私立探偵の沢崎が主人公の長編。1988年の作品でなんと長編デビュー作らしい。
ある奇妙な依頼を受け行方不明になっている元記者を捜すのだが・・・。謎を解くうち、同じ時期に起きたと知事候補狙撃事件とつながっていく。
最近あまりみかけないタイプのハードボイルド作品。どんどんシリーズ化しているかと思いきや(シリーズ第二作で直木賞)、原さんはとっても寡作なようだ。

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探偵・沢崎

2020/10/05 10:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る

探偵・沢崎はルポライター佐伯の消息を追う。右手をポケットから出さない男性の依頼を受けてのことだが、その依頼が大きな事件に繋がっていた。
都知事暗殺未遂・怪文書送付という過去の事件に関連があり、そして殺人事件をも引き起こしていた。

それまでの明日を読んで、過去の原作品を読んでみたが、期待通りの作品でした。
犯人を逃がす最後の部分もハードボイルドならではの展開と感じました。
次の私が殺した少女も楽しみです。

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素晴らしい!

2016/12/06 23:12

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆ! - この投稿者のレビュー一覧を見る

とても素晴らしい作品に出会うことができました。
探偵沢崎シリーズの第一弾なんですね。
少し古い作品なので読む前は色々と身構えました笑、が、この作品を購入して大正解でした!
若干、時事ネタに時代を感じる(自分が生まれてない時代の話なので)部分があったり、描写が細かすぎて逆に分かりにくかったり、登場人物が多くて何度も前のページを遡る必要があったりと、若干理解しづらい部分もありましたが、それを補って余りあるほどの魅力があるのです。
ハードボイルドというジャンルに分類されるようで、私は初めてこのジャンルの本を読みました。
なるほど、セリフがとても洒落ていますし、沢崎の身のこなしというかやることなすこととてもかっこいいです。
お気に入りのセリフもいくつかあるのですが、シーンも合わせてネタバレになるので省略させていただきます。
ただただ、本当に渋くてかっこいいです!おもわずにやけてしまいました笑
謎解きとしては何とも言えないといいますか、最初からミステリーとして期待して読んでいなかったので、あ、そういうことだったのかと。意外とあっさりでした。

若い世代は格好良さに憧れ、恐らく大人の男性ならば沢崎に共感できる部分があるのかもしれません!

オススメです!

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ニッチなヒーロー

2006/01/05 15:17

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんか初対面なんだけど無闇に失礼なことを喋るけど憎めない人って、案外いそうでいて、やっぱりなかなかいない。含蓄のある台詞、内心思っていても、口に出すのはちょっと恥ずい。だから代わりにネットで書いたりして。
それでも本音がだらだらと口から出てしてしまうタイプの種類の人間はいて、愛されるキャラとそうでない人の間に違いはあるわけで、そのくらいは計算しておいて欲しいもの。
そういう人物というと、まず平井和正の描く犬神明(「狼男だよ」)のジャン=ポール・ベルモンドを潰したような顔というのが浮かぶし、その造形は寺沢武一「コブラ」に引き継がれているが、本書の主人公、沢崎はそんなバタ臭くない、もっと日本的、時間つぶしには囲碁の本を読み、藤沢周平の登場人物が200年遅れでやってきたようなストイックさも垣間見える。
そんな私立探偵の今回の事件はというと、事務所を訪ねて来たしょぼくれた男が誰だかの行方を探しているというだけのことから、財界、政界にまで発展していく大事件になるのだけど、徹底して自分のペースは崩さないところが売りなわけ。都知事の弟で足の長さが売り物の俳優に会っても、とりあえずサイン下さいと言って場を和ませるなんてことは決してやらない。そんな依怙地なところもカワイイのだろうか。うひーっ。
近頃はアイドル歌手だって笑いを取れるボケ芸が要るご時世であって、知性やウィットなんてもんは流行らない。自分らしさの追求が人生の一大事であって、為すべき義務、あるいは昔風に言えば義理と人情なんて負け犬の言葉。優しさは弱者の証明。
70年代に犬神明が人類の罪を告発したように、沢崎はそれらを笑う強者の尊大さ、無抵抗の怠慢を告発するのだろうか。ニッチなことではある。誰も傷つかず、何も失わず、そんな日常的な予定調和、言葉にしたりしなかったりする優しさを黙々と演出し続ける、スローライフでロハスなヒーロー像なのだ。(自分でも意味わからん)

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ハードボイルドもの、らしい

2019/12/20 19:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

ハードボイルドの定義がいまいち分かっていませんが、ハードボイルドの探偵もの、ということらしいです。どことなく影があり、暴力団とも付き合い?があり、警察にもそれなりにコネがあり、タバコをふかしながら推理し、足で稼ぎという探偵が主人公。ゲームの神宮寺三郎を思い浮かべればピッタリ!さて中身は、登場人物が多く、最近痴呆症気味の私にはややこしかったです。が、読みやすくて何ともいえない魅力があったのも事実。次作を読もうか悩むところです。

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2004/11/22 19:48

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2004/12/05 12:42

投稿元:ブクログ

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2006/02/10 10:53

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2006/03/17 18:20

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2006/04/28 19:15

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2006/05/21 15:05

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