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掏摸
著者 中村文則 (著)
東京を仕事場にする天才スリ師。ある日、彼は「最悪」の男と再会する。男の名は木崎、かつて仕事をともにした闇社会に生きる男。木崎は彼に、こう囁いた。「これから三つの仕事をこな...
掏摸
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掏摸 (河出文庫)
商品説明
東京を仕事場にする天才スリ師。ある日、彼は「最悪」の男と再会する。男の名は木崎、かつて仕事をともにした闇社会に生きる男。木崎は彼に、こう囁いた。「これから三つの仕事をこなせ。失敗すれば、お前を殺す。逃げれば、あの女と子供を殺す」――運命とはなにか、他人の人生を支配するとはどういうことなのか。そして、社会から外れた人々の切なる祈りとは……。その男、悪を超えた悪――絶対悪VS天才スリ師の戦いが、いま、始まる!!
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紙の本
ちょっと肌に合いませんでした。
2013/06/23 22:21
6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
文章表現(情景描写)に特徴があり、しつこさを感じる為、ストーリーの面白さを失っている。
盛り上がりにも欠け、期待していただけに残念。
評判はあるが、何が面白いのか分からなかった。
電子書籍
これも暗い
2016/09/25 17:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
ツリーで、中村文則の世界は閉塞感とあったのに納得。これも暗くて息苦しい。もう少し楽しく明るい感じのもののほうがいいかな。
紙の本
転換期
2016/02/10 17:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:狂人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中村さんの作品はすべて読んでいますが、この作品から印象が少し変わったかんじがします。エンターテイメント性が高まっている感じです。スリルのある展開にドキドキ。
紙の本
よくわからなかった
2015/11/04 18:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりんぐりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
芥川賞受賞作や、芥川賞を受賞した作家さんの作品はよくわからないものが多いのですが、この本もそうでした。なぜ評価がたかいのかわからない。
紙の本
月に1冊
2015/10/22 16:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
重くて切ないんだなあ。運命には逆らえない。気づかないのか、気づかないようにしているのか、世の中の至る所に不幸は渦巻いている。中村さんの著書を1冊読むと体力と気力が相当奪われる。もう読むまいと思う。でもまた本屋で探し違う作品を手に取ってしまう。なぜなんだろう。心の闇の部分がなにか共鳴するものを渇望しているからなのか。まあ、月に1冊くらいでいいな。中村さんは。
紙の本
初めて
2023/01/04 23:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中村氏の作品を初めて読みました。ダークな世界観で物語が進んでいきますが、主人公がふと見せる良心的な部分に救われます。
紙の本
自分にはない世界
2020/04/21 15:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る
混んだ通勤電車に乗ったことがないのでスリの現場を目撃・・・目撃されないようにスリは行われるので目撃ってことはないだろうが・・・したこともされたこともないけれど状況など詳細に書かれて実際に遭遇しているような気分になった。
一般社会にかかわらないグレー裏の社会が面白く書かれていた。主人公がどうなるのか続編を読みたくなった。
紙の本
どす暗い世界を書かせたら彼
2019/01/19 22:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公・「僕」は助かるのか、助からないのかと気になる。あまりにも怖い男・木崎が考えている未来が見たい気もするが、私は素直に「僕」を応援してみたい。体を張って万引き少年を守ろうとする主人公の肩を持ってしまった、悪党により感情移入する私としては珍しいことだ。私自身、ローマの地下鉄で手帳をすられかけたことがあるので、スリなんか大嫌いなのだが。闇の社会の住人の話というのは面白い、私が決して覗くことがない世界の話だろうからだろうか。作者は主人公がどうなったかは読者の判断に委ねるつもりだったらしいが、「王国」という作品でこの続きを書いてくれているらしい、それも読まねば
電子書籍
スピーディな文章、展開の速さに感心
2018/11/23 00:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ばりさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
中村さんの新聞インタビューなどに発表された政治発言に同感。何冊か読み始めています。
この本は、スリ犯罪者の内面や行動をスリリングに描いていて引き込まれました。
続編が読みたくなるようにラストが工夫されています。
是非読んでください。
紙の本
初めて面白いと思いました。
2017/01/15 15:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たまちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私の読解力がないのか今まで読んだ中村さんの作品はよくわからない、意味不明と思うばかりでしたがこの「掏摸」は違いました。母親にネグレクトに近い扱いを受けている少年の存在などハラハラしながら読み進みました。犯罪に手を染めながらも少年を助けてしまう主人公につい共感してしまいます。実写化しても面白いのではと思います。
紙の本
人は自分の足で歩けるか
2016/09/28 15:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポージー - この投稿者のレビュー一覧を見る
環境や強大な力によって人生を屈折させられた一人の男の物語。主人公はその力が定めた運命を行かなければならないのか、それとも偶然を味方に本物の自分の意志で歩めるのか。
作中に何度も登場する塔はただ高くそびえたっているだけだが、主人公にとっては畏怖さえも超えた存在かもしれない。その塔はただただ主人公を見ているだけだ。
巻末の解説は本編前に読んじゃうと、物語が楽しくなくなると思います!
紙の本
掏摸という字、知りました
2016/04/24 20:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の僕は、スリ師。ほとんど気づかれることなく、人々からあらゆるものをスル。少年が万引きするところを見かけ助ける。ある日、闇社会にいる男、木崎からの仕事が僕の運命を変えることに。
中村氏の作品はどれも心がヒリヒリする。スリの描写は映像としてスローモーションで見ているようだった。
紙の本
掏摸
2016/01/18 01:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:み - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読んでから街中で鞄になにか触れた感覚があれば もしかして掏られてる? など思うようになり、警戒心が強くなりました。
珍しい設定で面白かったです。
紙の本
実写で見てみたい
2015/12/29 21:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みやちゃん8 - この投稿者のレビュー一覧を見る
すりのテクニックがなかなか頭の中で想像出来ません。実写にして欲しい作品です。
紙の本
文学的だけどスリリング
2015/09/11 19:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黒猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
後書きに、~この小説は反社会的な内容だけど、残酷な運命の中で生きる個人の抵抗を書いた物語ということになる。~とあったが、ほんとにそのものな物語だと思った。貧困と暴力と、薄暗さがどこまでもぬぐえず、読む時の気分を選ぶ小説だが、183ページと厚くもなく、かといって全てが無駄なく書かれた構図はメリハリがあり、最後まで飽きさせず読者を引っ張っていく。結末を読んで、兄妹編となる「王国」を読んでみたい気持ちになった。男の子との交流だが、どんな底辺だろうが主人公が天才スリ師として職人的に極めた者だからありえたものなのかもしれない、とふと思った。