暗黒館の殺人(一)
著者 綾辻行人
蒼白い霧の峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登(うらど)家の人々が住まう「暗黒館」。当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々...
暗黒館の殺人(一)
商品説明
蒼白い霧の峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登(うらど)家の人々が住まう「暗黒館」。当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な宴……。著者畢生(ひっせい)の巨編、ここに開幕!(全四巻)
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良い本です
2024/07/31 11:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ7作目。4冊合わせると2300頁にもなる長編の1番目。やっと重い腰を上げて手に取りました。読み始めてからはスラスラと、まだ殆ど謎だらけの暗黒館とそこの当主である浦登家との交わり絡みでした。
不気味な導入部
2018/12/23 07:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
熊本の山奥の湖に浮かぶ島に建つ暗黒館の主人浦登柳士郎の息子玄児に東京で出会い、浦登家の大切な儀式「ダリアの宴」のある日程に合わせて(それとは知らされずに)招かれる大学で建築を学ぶ「私」。
一方、実家に帰った折に叔父に中村青司がかかわった暗黒館の話を聞いて、単身暗黒館に向かった江南孝明は地震のために車で事故を起こし、やむなく「見るだけ」のつもりだった暗黒館に助けを求めて敷地内に入り込み、十角塔のバルコニーから転落して記憶障害を起こし、客室の一つで休養せざるを得ない状況に。
山中に横たわる死体、門番兼ボート運転手の謎めいた事故、外出したきり帰らない玄児の叔父、不気味な闇に閉ざされたような暗黒館の外装と内部、開かずの間、謎めいた儀式...
様々な不気味なピースが散りばめられ、まだそれらがどうつながっていくのか分からないかなり長い導入部と言えます。
建築家の中村青司ばかりでなく、「水車館」を建てた「幻視の画家」藤波一成の絵や、「時計館」の主人古峨倫典の会社古峨精計社に特注したからくり時計、そして、「迷路館」の主人宮垣葉太郎の署名本が登場し、まるでこれまでの館シリーズ作品の集大成であるかのようです。
いざ
2016/01/18 15:56
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投稿者:ヴァン - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫にして4巻にまたがる大長編の1巻目。
館シリーズファンとしては見逃せない一作となっています。
過去の館シリーズと比べてホラー色が強くはなっているものの
綾辻氏の得意技は健在。始めから気を抜いているとあっという間に
だまされ、そのまま深く長い迷路に迷い込んでしまいます。
長くて大変ですが、集中力を切らさずに頑張りましょう。
シリーズ屈指の不気味な館
2025/01/08 20:38
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投稿者:今井 - この投稿者のレビュー一覧を見る
その分厚さからずっと敬遠していたが、読み始めると意外とスルスル読めた。とはいえ、4冊あるうちの1冊目にすぎないので、あくまで導入という感じ。事件らしい事件もほぼ無く。暗黒館といういかにもな名前の通り、妖しくておどろおどろしい感じがたまらない。
ほぼ導入だけで
2024/06/04 02:18
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
とてつもなく長い、のに、ほとんど何も起こらない。途中何度も睡魔に負けそうになるくらいでした。
館シリーズで、これまでの作品の面白さという実績があるからこそできることだと思うけれど、ぶっちゃけ現時点ではほぼ何もわからない。
最後まで読んで、よかったと思える内容になっていますように。