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キャプテンサンダーボルト
2015年本屋大賞候補作!人生に大逆転はあるのか?小学生のとき、同じ野球チームだった二人の男。二十代後半で再会し、一攫千金のチャンスにめぐり合った彼らは、それぞれの人生を...
キャプテンサンダーボルト
キャプテンサンダーボルト
商品説明
2015年本屋大賞候補作!
人生に大逆転はあるのか?
小学生のとき、同じ野球チームだった二人の男。
二十代後半で再会し、一攫千金のチャンスにめぐり合った彼らは、
それぞれの人生を賭けて、世界を揺るがす危険な謎に迫っていく。
東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29と、
公開中止になった幻の映画。そして、迫りくる冷酷非情な破壊者。
すべての謎に答えが出たとき、動き始めたものとは――
現代を代表する人気作家ふたりが
、自らの持てる着想、技術をすべて詰め込んだエンターテイメント大作。
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紙の本
素晴らしい合作
2020/05/06 21:58
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投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
世界を救ったというのはあくまで結果論であり、そのきっかけは「お金が欲しいから」だなんてとても人間らしい。
どんどん巻き込まれ、秘密を知ってしまい、ついには世界を救ってるなんてかっこいいにも程がある!
筒井さんがおいしいところを持っていっちゃう感じもまた最高。
最終的にみんな幸せに暮らせているので終わり方も素敵だった。
紙の本
息の合ったコンビネーション
2018/05/25 04:24
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
東北地方を愛してやまない、ふたりの人気作家のコラボレーションが楽しかったです。エンターテインメントの中にも、静かな平和への祈りを感じました。
紙の本
ニヤリとするセッション
2017/12/24 16:31
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
井坂氏と阿部氏の共作ですがあえてセッションと呼びたい作品です。作家二人響き合いの結果だからつまらないはずがない!できれば仙台市の地図を見ながら読む事をオススメします。
電子書籍
ご当地ものとして良かったです!
2017/05/27 05:48
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投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
私も、そんな菌があったか?とググってしまった一人です。現代のテロの狂気と恐怖がご当地ものにうまく絡みついて途中で止まらない読み物になってます。ちょっとドジな主人公たちがよい。楽しい読み物なんだけど、背景にさらりとシャレにならない怖さも漂っている。二人の作家の共作ということですが、うまくできてます。
紙の本
キャプテンサンダーボルト
2016/03/28 22:33
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投稿者:のん - この投稿者のレビュー一覧を見る
二人の作家の個性が絶妙に溶け合った疾走感あふれる大長編。どちらのファンが読んでも大満足間違いなしです。
紙の本
男同士の友情って複雑で単純
2016/02/11 00:05
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投稿者:梨桜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
男の子のあこがれの1つはヒーローで、女子供を守り世界を救えたら格好いい。それは、大人になっても心の底では変わらないあこがれ。
伊坂幸太郎さんと阿部和重さんとが描き出したのは、そんな男たちのあこがれ。日常にうずもれていたって、ひょんなきっかけで、友情と憧れが暴れだす。うらやましいなぁ。
紙の本
2人の作品
2015/08/31 23:50
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投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る
2人の作家が合わさると、このような感じのテイストになるのか・・・と思った。
思わず物語に引き込まれる作品。
紙の本
大作だなぁ
2015/08/30 05:52
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投稿者:simple-project - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいて二人でどんな風に書いたのだろうと思いました。私にはどこか別の世界に連れて行ってくれたので、楽しい作品です。
紙の本
戦隊ヒーロー
2015/04/05 09:48
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投稿者:プップクプー - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦隊ヒーローなら5人の主人公が欲しかった
紙の本
二人の有名作家の競作であることを忘れて
2015/01/31 23:56
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投稿者:look - この投稿者のレビュー一覧を見る
私がこの本を手に取ったきっかけは、あの阿部和重とあの伊坂幸太郎の競作だからだった。このふたりなら、という期待。阿部氏のインタビューの中から言葉を借りるなら、ふたりの「陰謀論的な思考」に期待したと言っていい。
そして(やはり)二人の作家は期待に応えてくれた。
「ひねくれ者で無鉄砲」な相葉時之と「理知的」な井ノ原悠。水と油に見えるふたりは、しかし、同じヒーロー戦隊が好きで、「ここぞというときに不思議な力を発揮する、唯一無二のふたり組」。ふたりは高校時代に一度再会し、そのときのある出来事が原因で関係が壊れ、疎遠になっていた。そんな相葉と井ノ原が、偶然にも映画館のトイレで十二年ぶりの再会を果たす。それぞれに悩みを抱え、窮地の中にあるふたりが同じ目的のためにもう一度手を組むことに。
その目的は、カネ。
墜落したB29、村上レンサ球菌、公開中止となった映画『鳴神戦隊サンダーボルト』...物語が進むにつれてこれらのキーワードが繋がっていく。
ひとたびページを開けば、二人の有名作家の競作であることなども忘れて夢中で読んでしまうだろう。
相葉と井ノ原の目的はカネだが、ふたりは自分自身の欲望のためではなく愛する家族のためにカネが必要という点でも共通していて、だからこそ読み手は二人を純粋に応援できる。
スリルを齎す凶悪な追手に物語を引っ張る謎と陰謀、感情移入できるキャラクターたち。すべてが揃った最高のエンターテインメント小説である。
紙の本
地上数センチメートルの浮力
2015/01/31 23:36
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投稿者:ひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現実から数センチメートル浮いた物語。
伊坂さんの作品は、そこが魅力の一つでした。
今作で、阿部和重さんと共同で執筆したことによって、その魅力がさらに増していました。物語の巧みさに加え、文章も2人で書いていることで、未だかつて読んだことのない文章を読める、読書の楽しさがありました。
そして、登場人物の魅力は今作も抜群に良いです。主人公となる人物は2人ですが、もう一人?というか一匹の犬も登場します。このバディ物に犬が加わるというアイデアによって、物語は更に広がっています。
今作は、そういった浮力となるたくさんの要素が組み合うことで、誰も辿り着いたことのない場所に到達した、最高の作品でした!!
紙の本
めったにできない読書体験!!
2015/01/31 23:16
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投稿者:小梅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
めったにできない読書体験!!
阿部和重の確かな美文を味わいつつ、伊坂幸太郎の機知に富んだユーモアに笑いながら…あっという間の贅沢な読書ができました。
展開のスリリングなおもしろさと、社会と個人や人生について考えさせられる深さをあわせ持った、素晴らしい作品。
あざなわれてゆく縄のごとく、どちらの作家が書いているのかだんだん分からなくなってくるのも面白い!!
現実に傷ついた心へ寄り添い、励ましてくれる優しい小説。
これから幾度となく読み返すと思います。
何かにゆきづまった時、逆転を狙う勇気をくれる大切な本。
紙の本
もう読み終わっちゃった?!
2015/01/31 22:54
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投稿者:やんやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大層厚みのある本だなと思いながら読み始めたはずなのに、気付いたら読み終わっちゃった・・・と思ってしまうくらい、常に続きが気になる内容でした。ひとつひとつの描写が細かく、シーンが映画のように鮮明に描かれます。ありえないだろ~と思うようなことをいかにもあったかのような書き方がされている本作品は、本当にいい作家さんが書かれているんだな、と感じます。どの章をどちらの作家さんが書いているのか考えながら読むのもまた違った面白さがありますね。合作ならではの楽しみ方です。5000円払っても読んで良かったと思える素晴らしい作品でした!
紙の本
この最高の化学反応を誰が予想できただろうか!!
2015/01/31 22:44
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投稿者:しゅんぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊坂幸太郎さんと阿部和重さんというエンターティメントと純文学を代表する二人による奇跡の合作。
読み始めた頃はここは伊坂さんかな?とかこのセリフは阿部さんぽいなとか考えていましたが、途中からそんなことはどうでもよくなってきてしまいます。きっとみなさんそうなってしまうのでは?笑
主人公の相葉と井ノ原の友情、犬のポンセがいいアクセントになっていて(ポンセは物語を進めていく素晴らしい役割も多々果たしています)、陰謀論、銀髪の怪人、鳴神戦隊サンダーボルト、蔵王に墜落したB29の謎などキーワードを聞いただけでも脳内アドレナリン全開になってしまうのは私だけではないはず!
この二人の化学反応がここまで素晴らしいとは!間違いなく2014年を代表する1冊です!!
この快感を知ってしまうと他の作家同士の合作がもっと盛んに行われることを期待してしまうのは読者のわがままなのかな・・・笑
紙の本
最高のエンタメ小説!
2015/01/31 17:09
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投稿者:うみこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
軽快で痛快でスリリング。文字を追う目もページをめくる指も息遣いまでも、物語の速度に支配されて駆け抜けるように読んでしまった。今年最初の一冊がこの作品で良かった。少し時間を置いてから、今度は好きなシーンを噛みしめて読み返そう。
私はいわゆる「真面目」な人間なので、主役二人のうち、最初は井ノ原さん側に立って読み進めていた。相葉さんに対しては「この人ほんと懲りないなあ」「三つ子の魂百までを絵に描いたみたい」という印象。でも気がついたら相葉さんに自分を重ねていた。やることなすこと裏目に出る。こんなはずじゃなかった。ぜんぜん自分のせいじゃないことを勝手に自分のせいだと思い込んで、それを何年も燻らせて……わかるわかる。痛いほど。あの深夜の山のシーンはだから励まされた。元気が出た。