妖奇庵夜話 魔女の鳥籠
著者 著者:榎田 ユウリ , イラスト:中村 明日美子
子供の誘拐事件が起こった。犯人は「山姥」だという。妖人茶道家の伊織はそれを否定するが、一方で、妖人女性の連続自殺事件が起こり……。風邪で弱っている伊織も必見!
妖奇庵夜話 魔女の鳥籠
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母の業
2022/08/20 06:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
(ミステリー要素もある作品なので
その部分はネタバレしないようにします
とはいえ、ミステリー部分はそんなに難しい案件ではない)
この話ずっと母子の業は出てきていたのですが
今回は毒母というべき存在がメイン
母の業の負の部分が前面に押し出された巻
母娘の有り様は
身近であそこまで極端でなくても現実のそこここにあることで
それゆえに深淵たる闇(病み)の世界
(スミレちゃんが語る母子関係はそれこそそこここに存在する)
今回の母(と娘)はそ
まさに魔女の呪文であり、魔女の鳥籠なのです。
怖い
そして青目は通常通りの動きかと思っていたのですが
それ以上な有り様で。
(伊織母と青目母のあまりの違いに父はどんなんだ?みたいな気分になります)
二人の父はおいておいて(なんか色々怖そうなもの孕んでいる気配もするので)
他の父たちの存在感のなさがリアルで怖いです。
鬱陶しいくらいまとわりついてきていた
甲籐がそれなりに可愛い犬に見えてきたり(笑)
鱗田さんとマメとか色々気になる要素が出つつ、
青目の執着の根本がじわじわと見えてきて
簡単には済まされないだろうなぁっていうのもじわじわ感じられます。
まだこれ以上に痛い目にあうだろうことは間違いなさそうです。
(出会いがしらにやられる甲籐はちょっと気の毒だった)
今回の個人的なツボは
伊織さんのテレビ出演かな!(録画して永久保存版にしたい!)
☆4.5
さすが
2015/05/18 19:54
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投稿者:亜沙比 京 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすがとしか言いようがないです。相変わらずの毒舌と相変わらずの態度。でも今回はちょっとそれが崩れてて…一気に読んで早速次が読みたくなりました。
胸が痛い
2023/11/17 15:31
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
業ともいえる母と娘の絆の話。
心当たりがあり過ぎて胸が痛かった。それは自分と母親の関係だったり、娘との関係だったり。一人の人間の中にもう一つの命が生まれ育む、そしてその身は別れ二人となるのだがそこを本当に「理解」しないと後々不幸に繋がるのだろう。
今回は青目の生い立ちにも言及があり伊織を欲する青目はついに直接伊織の周囲に手を出してきた。伊織に執着する青目が不気味で恐ろしい。
シリーズ4
2015/12/11 02:46
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
母と娘のテーマは、身近で、とても共感出来る話でした。そのせいもあり、プロットは、分かりやすかったです。
甲藤が、やっとみんなに受け入れられそうで、それも、読んでて、微笑ましかったです。
ただ、青目が、どこまでするのか、最後は恐ろしくなりましたが。
安定した雰囲気のよさとストーリーのおもしろさ。
2015/08/25 09:54
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ4冊目。前半は伊織が風邪で寝込んでいてなかなか出てこないが、夷やマメ、脇坂らが伊織を気にかけて話題にしている様子からいるのと変わらない存在感がある。このお茶の間の語らい的雰囲気こそ、このシリーズで一番好きなところかもしれない。脇坂は相変わらずのキャラだが、前よりうっとうしさは減ってきた。犬神の甲藤と張り合っているところがおもしろい。事件自体はかなりダークだが、登場人物に工夫が凝らされていて、いい。ただ、最後はほのぼのムードが雲散霧消、シリーズ中最も気になる終わり方となった。続巻に期待。
ホラーだったのか・・・
2015/12/12 20:34
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
妖奇庵一家がほのぼのしてる。
みんな何かしら暗い過去があるからちょっとほっとしちゃう。
だから、邪魔しようとする存在が憎く思えるくらいには愛着が湧いてきたシリーズです。
今更だけど、このシリーズのジャンルってホラーだったのね。