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電子書籍
新装版 俄 浪華遊侠伝(上)
著者 司馬遼太郎
「この銭、貰うた」。逃げた父の代わりに金を稼がねばならなくなった万吉は、身体を張った“どつかれ屋”として身を起こす。やがて生来の勘とど根性と愛嬌を元手に、堂島の米相場破り...
新装版 俄 浪華遊侠伝(上)
俄 浪華遊俠伝 新装版 上 (講談社文庫)
商品説明
「この銭、貰うた」。逃げた父の代わりに金を稼がねばならなくなった万吉は、身体を張った“どつかれ屋”として身を起こす。やがて生来の勘とど根性と愛嬌を元手に、堂島の米相場破りを成功させ、度胸一の極道屋・明石屋万吉として知らぬ者のない存在となった。そんな万吉に大坂町奉行から密かな依頼がくる。
目次
- 北野の雪
- 才 覚
- 創 業
- 芋 嵐
- 月江寺
- 風 雲
- 御番所
- 御用盗
- 八百八橋
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紙の本
アホな男の物語
2023/02/01 10:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
大阪弁でよくいうアホな男の一代記である。国民的作家として名声が高い司馬遼太郎であるが、比較的初期にはこの作品のようにいわゆるエンタメっぽい気楽なものも書いたのだなと再認識させられた。とは言うものの司馬史観はすでにしっかりとしている。主人公の正反対の、幕末の一般武士の情けなさを辛辣なユーモアを持って描き出している。
紙の本
面白い
2020/03/26 11:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:井沢ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の作品は全部読もうと思って買った一冊。俄という意味も分からずに読んでみた。事前の調べもせず読み込んでいったが、幕末に明石家万吉という義侠人の半生記で史実であることがわかり興味を覚えた。さらに奇妙な人生と義侠の深さでどんどん引き込まれ、気が付いた時には上巻がを読み終わっていた。結構面白い内容だった。