読割 50
電子書籍
レインツリーの国
著者 著者:有川 浩
きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。やりとりを重ねるうち、僕は彼女に会いたいと思うようになっていた。しかし、彼女にはどうしても会えない理由があって...
レインツリーの国
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レインツリーの国 World of delight (角川文庫)
商品説明
きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。やりとりを重ねるうち、僕は彼女に会いたいと思うようになっていた。しかし、彼女にはどうしても会えない理由があって――。2015年11月映画公開
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紙の本
メールからはじまる恋
2024/01/14 10:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DB - この投稿者のレビュー一覧を見る
社会人三年目の伸行には思い出に残る本があった。
SF系のラノベだったがそのラストがどうしても子供心に納得できないまま記憶に残っていたという。
その小説について誰か納得のいく解説をしてくれないかとふと思いついてネットで検索してみて、いきついたのが「レインツリーの国」というブログだった。
管理人の「ひとみ」が読んだ本や日常の話を綴ったもので、そこに書かれていたその本の感想に心を惹かれて伸行は管理人に向けて自分の感想を綴るメールを送ってみた。
意外にもひとみから返事が来て、その本についての感想を交えてやり取りが続いていく。
自分が書いた書評にこんなファンレターがきたら嬉しいだろうなと、毎日のように書評を垂れ流して十数年未だそんな経験はない自分は素直に思う。
軽いノリも交えながらのメールのやり取りから、相手に会って話してみたくなった伸行は理由をつけて断ろうとする相手をどうにか説き伏せてランチの約束を取り付けた。
本屋のコーナーを待ち合わせに指定され、完全にデート気分で行ってみると長い黒髪の女性が待っていた。
ランチをして映画を見てお茶をしてと普通のデートだったが、メールでのやり取りとは違ってノリがうまく合わないような場面が何度もあり。
まあネット上での雰囲気と実際が違うのはよくあることだったので、それだけなら思っていた人と違ったという感想で終わっただろう。
別れ際に決定的な出来事が起こるまでは。
難聴というハンデをキーワードに、ちょっと引っ込み思案で気難しいけれど言葉のセンスがすごくいい女性との恋愛模様が語られていきます。
ちょっと大変そうだとは思うけれどこの人じゃなとダメだというのが恋なのかもしれない。
でもタイトルが「レインツリー」だし、レインツリーって雨宿りの木というくらいの意味で雨の間だけそこにいる一時的な場所というような印象だったので、どこかで二人の恋は終わるのかと思っていた。
終わりの方で明らかにされますが、レインツリーはアメリカネムノキという木で「歓喜」という花言葉を持つそうだ。
まあ『ラブコメ今昔』や『植物図鑑』の作家さんならこんなオチだよなと納得する話でした。
紙の本
図書館戦争を読んで、この本にたどり着きました
2022/11/16 19:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書館戦争を読んで、この本にたどり着きました。
やさしい物語ですが、図書館戦争等の有川浩作品を読んでいる私には物足りなかったかも。
恋愛物語としては、良質な作品だと思います。
紙の本
心に沁みる恋愛小説の傑作
2022/04/22 22:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hachiroeto - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公のひとりは聴覚障害のある女性だが、本書は「障害」そのものを主役にしていない。本書の主役は、あくまでも「恋愛」なのであって、女性のほうにたまたま難聴があるだけ。そのスタンスが、この物語では一貫していて、それがなにより素晴らしい。
とはいえ、障害についての扱いもとても丁寧で、好感が持てる。障害をオープンにするかどうか、障害者同士での差別や非難など、賛否が分かれそうなテーマも果敢に取り上げている。障害当事者となった「ひとみ」の心理描写も的確。でも、その上で本書は、障害を無視するわけでなく、かといって強調しすぎることのない、絶妙なバランス感覚で、「ひとみ」というひとりの人間に、きちんとフォーカスしている。
気になったのは、ひとみのほうはどちらかというとめんどくさい、こじれ気味のキャラなのに対して、相手の「伸行」が「良い奴」すぎるところ。全体的に、ひとみやミサコに比べて、伸行はいささか理想化されすぎているような気がした。
むしろ、ある程度の欠点が伸行にあったほうが、ひとみも救われるのではないかと思う。相手が立派すぎるのって、コンプレックスのある人にはかえってつらいもの。せめてミサコと伸行が浮気でもしてたら、物語としてはもっと面白くなったような気もしますけど・・・・・・それって、ちょっと意地悪すぎるかな?
紙の本
面白かったです
2022/03/14 13:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
障害を持つ女性と健常者である男性の恋の物語。障害ゆえのふたりのすれ違いが切ないです。また、言葉のやりとりが非常に繊細で丁寧でした。
紙の本
企画からして面白い!
2021/11/30 11:53
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投稿者:ぼんぼん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「図書館戦争」の中に出てくる物語がそのまま一冊の本に。そのつながりを感じながら読むのが楽しいのですが、この作品だけでもほのぼのとした良い気持ちになります。有川作品はとにかくどんどんページをめくっていきたくなりますが、この本も面白くてそうでした。
紙の本
家でゆっくりと読むのがオススメ
2021/01/11 15:22
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投稿者:ポムポムプリン - この投稿者のレビュー一覧を見る
1冊の本から始まる恋。ネット上では感じ無かったけど実際会ってみるとあれっ?と思うことも。主人公の関西弁もやっぱり良いですね。
電子書籍
考えさせられる
2020/01/04 17:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひのえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書館戦争が好きで読みました。自分の当たり前や痛みが人と同じではなく、共感できるものではないことは分かっている。だが、それを日常生活で意識しているか、と考えると難しいものである。フェアリーゲームも読みたいです。
紙の本
こういう小説もいいなと思いました
2019/06/30 19:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルリラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初ずいぶん偏屈な女の人だなと思ってしまいましたが、内容を読んでいるうちにいろいろなことに気づかされました(いろいろの部分はネタバレになると嫌なので言いませんが)。ふつうにできる人は見逃してしまうかもしれないけど、できない人にとってはすごく大きな壁になってしまう。そういうことに改めて気づかされる小説でした。
紙の本
レインツリーの国 (角川文庫)
2019/04/27 22:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:lakini - この投稿者のレビュー一覧を見る
うーん。
有川さんの本の中では、個人的に一番ドラマがなかったというか、あまりテンションが上がらなかったなぁ、と思ってちょっと残念でした。
切り口はまぁ良かったのかな、とも思うし、あぁそうかぁと思うところがなかった訳ではないけど。
もしも、これが有川さんの本で初めて読む本だったとしたら、この作家さんはリピートないな、という判断になっていた可能性もあるかも。的な(^^;)。
電子書籍
映画を見ました
2019/03/11 15:59
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画よりも原作の方がより心情が細やかで感動する。
特に有川さんの作品は、多くが映像化しているけれど、映像を見てから、読むのがより楽しめる。
紙の本
恋のかたち
2019/01/22 01:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はるはる - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋のきっかけや恋の発展の仕方は一様じゃないことを改めて感じた作品でした。心温まるステキなお話でした。図書館戦争シリーズに登場した本で、その時はタイトルのみで、のちにこの作品が描かれたらしいですよ(図書館戦争シリーズのあとがきより)!
電子書籍
言葉とは
2018/11/09 19:07
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
聴覚障害者と言葉という事を考えさせられた作品。
もちろんこの作者らしいラブストーリーも健在でラストはハッピーエンドで良かったですね、ではあるがそれだけにとどまらないところが良い。
話ことばが重要な役割を担っているだけに、大阪弁が実に効果的に使われている。
電子書籍
一気に。
2017/04/28 00:35
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投稿者:since - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めたら止まらないのが魅力な作品です。
紙の本
図書館戦争スピンオフというより、単独で評価したい一冊。
2016/12/29 18:19
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
有川浩さんの著作ではままあることなんだが、この本も出版社で版権を割っているのか、同じ本が別の出版社からも出ているのはなぜなんだろう。
まあそれはそれとして。
図書館戦争からどうしても入ってしまったせいか、ある一語に反応してしまう。
それがもったいないと思ってしまうほど、心の動きが繊細に描かれている一冊。
紙の本
読み終わって…
2016/12/28 14:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おめが - この投稿者のレビュー一覧を見る
読む前、私は耳の聞こえない人のことは全く分からない状態だったので読み終わった後とても勉強になったな…と強く思いました。
関西在住なので関西弁がしっかりきて読みやすかったです。ただ、読み終わった後にもっと続きが読みたい!と思ってしまう物足りなさがありました。