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坂の上の雲(五)
著者 司馬遼太郎
強靭な旅順要塞の攻撃を担当した第三軍は、鉄壁を正面から攻めておびただしい血を流しつづけた。一方、ロシアの大艦隊が、東洋に向かってヨーロッパを発航した。これが日本近海に姿を...
坂の上の雲(五)
坂の上の雲 新装版 5 (文春文庫)
商品説明
強靭な旅順要塞の攻撃を担当した第三軍は、鉄壁を正面から攻めておびただしい血を流しつづけた。一方、ロシアの大艦隊が、東洋に向かってヨーロッパを発航した。これが日本近海に姿を現わせば、いま旅順港深く息をひそめている敵艦隊も再び勢いをえるだろう。それはこの国の滅亡を意味する。だが、要塞は依然として陥ちない。
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紙の本
司馬氏の歴史大作第5巻、ロシアとの対決!
2016/09/05 10:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、司馬氏の歴史大作『坂の上の雲』の第5巻です。強靭な旅順要塞の攻撃を担当した第三軍は、鉄壁を正面から攻めておびただしい血を流し続けました。一方、ロシアの大艦隊が、東洋に向かってヨーロッパを発航していました。この大艦隊が日本の近海に姿を現せば、いま旅順深く身をひそめている敵艦隊も再び勢いを得ることでしょう。これは我が国日本の滅亡を意味するのですが、要塞は依然として陥ることはないのでした。一体、この後、どうなるのでしょうか?
紙の本
バルチック艦隊回航
2001/12/11 15:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
史上類を見ない大虐殺劇になった、旅順攻略戦を中心に描く。旅順陥落と前後して、ロシアの第二艦隊とも言うべきバルチック艦隊が日本に向けて就航する。
日本海海戦を前にして、大きな盛り上がりを見せた一巻。
紙の本
第五巻。
2009/02/21 22:41
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
第五巻。
日露戦争のなかの、特筆すべき戦いのなかの一つである203高地をめぐる旅順攻略戦。
大将である乃木希典は、正面からの攻撃に固執し、すさまじい犠牲を出してしまいます。
指揮官の能力で、組織の成果が決まるというのは、今も現代でも同じです。
現代は本当の戦争というよりも、ビジネス上の戦いが激しいですが、ビジネスにおいても指揮官つまりトップの資質で勝つか負けるは決まってしまいます。
乃木の場合、人間的な側面から言うととても優れた人物であることが本書を読んでいても伝わってきます。しかし、成果を上げるためのトップの条件には欠けると言わざるを得ません。
トップにはなにが必要か?
いろいろな資質が必要なことは言うまでもありませんが、戦いという場面を想定すると、「決断力」と「情勢判断力」だと思います。
部下から上がってきた情報と、自ら得た情報を組み合わせて考え、状況を判断し、その分析された状況をもとに選択を迫られたときに決断するのがトップの役割です。
ともあれ日露戦争では、なんとか203高地を確保に成功するものの、その犠牲の多さは戦争継続をも危うくする状況でした。
龍.
http://ameblo.jp/12484/
紙の本
真之全くみない巻
2019/01/30 10:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
児玉が乃木を敬いながら戦う姿が何ともいじらしく、それでいて格好良かった。
数ではしっかりと表わせない戦死者達を思い、その意志を貫くだけではなく、そこにいる大将の立場まで考えながらの行動ながらに勝利に導くというのは、どんなに難しかっただろう。
やっぱり単純な敵よりも、味方の中にいる敵の扱いが分かっている人に勝利が与えられているんだ…。
今の世の中、上司に楯突いて出世するのはドラマの中だけの事ですが、児玉さんの立ち回りは勉強になった。
と同時に真之全く見かけない巻でした(笑)