- 販売開始日: 2016/06/30
- 出版社: 早川書房
- ISBN:978-4-15-070554-1
幻の女〔新訳版〕
著者 ウイリアム・アイリッシュ , 黒原 敏行
妻と喧嘩し、あてもなく街をさまよっていた男は、風変りな帽子をかぶった見ず知らずの女に出会う。彼は気晴らしにその女を誘って食事をし、劇場でショーを観て、酒を飲んで別れた。そ...
幻の女〔新訳版〕
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商品説明
妻と喧嘩し、あてもなく街をさまよっていた男は、風変りな帽子をかぶった見ず知らずの女に出会う。彼は気晴らしにその女を誘って食事をし、劇場でショーを観て、酒を飲んで別れた。その後、帰宅した男を待っていたのは、絞殺された妻の死体と刑事たちだった! 迫りくる死刑執行の時。彼のアリバイを証明するたった一人の目撃者“幻の女”はいったいどこにいるのか? 最新訳で贈るサスペンスの不朽の名作。
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新訳も良い
2016/02/06 12:38
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ななちゃん大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
旧訳の方が良いと巷のうわさがあったが、好きな本は基本的に
改訳時には購入、即読んでみるという性格です。
読みやすく、旧訳に比べ改悪なんてとんでもない、良かったです。
新装具合いも個人的に好みで、まだ購入していない人、書店に走れ。
優れた謎解き。
2017/11/09 05:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
妻と外出するつもりが、妻を置いて外に行き、見ず知らずの女性を誘って食事やショー見物に行く。帰ってくると、自宅には警察と妻の遺体。
妻の死亡推定時刻には、おかしな帽子をかぶった女性といたのだが、目撃していたであろう店の人たちは、男一人しいなかったと言う。
人間ドラマよりも謎解きを重視した古典ミステリ。
後始末はどうするんだと言いたくなる部分があるが、緊迫感が高まる書き方が面白い。
幻の女は幻のままである。
作者の勝ち
2022/09/19 21:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めての作者。登場人物から犯人を考える前にストーリーの面白さに引きずり込まれ、気がつくと犯人がわかってしまいました。作者と訳者の勝ち!
幻の女
2021/03/25 13:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ttk - この投稿者のレビュー一覧を見る
妻殺しの容疑で死刑判決を受けた男。彼の無実を証明できる「幻の女」を探すために、はるばる南米からやってきた親友。素人探偵による必死の捜査は何度も女に繋がる糸を掴みかけるが、その度に手がかりは途切れてしまう。死刑執行の時が刻々と迫る中、ついに眼の前に現れた「幻の女」の意外な正体! 真犯人については文庫の帯で「どんでん返し」があることを予め教えられていたので、わりと早くに「あれ?もしかして?」と薄々感づいてしまったけど、知らなかったらもっと驚いただろう。
新訳の必要性はそれほど感じないけど・・・
2016/01/18 03:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
けれど、それをきっかけに手に取り、30年ぶりくらいに再読。
あらためて読み返してみて、新訳になったことと、私が小学生の時に比べて読みこむ力がついた、ということもあるでしょうが、かつての私がこっちに感銘を受けなかった(ほぼ同プロットの『処刑6日前』のほうが好きだった)理由がわかりました。
“幻の女”に出会ったスコット・ヘンダースンがあまりにおバカ(もしくは無神経でひどい男)だからだ!
勿論、あまりに流麗な文体故、ちょっと何が書いてあるのかわからないところもあったからであろう。 真実に繋がりそうな人物が次々不可解な死を遂げていくのはサスペンスフルで盛り上がるが、その後はあまり触れられないのもなんだかな。
とはいえ、真犯人を知っていてもドキドキワクワクしちゃうのは素晴らしいですね。
(改めて読むとしっかりミステリとしてフェアネスだし)
ただ・・・ラストが突然というか、もうちょっと余韻がほしいところですが、どんでん返しの効果を考えたらこのほうがよいのかなぁ。
切れ味を楽しむか余韻を楽しむか、どちらを優先すべきか難しい!
でもそれは、内容を知っているからそう思ってしまうのかな。 ニューヨークの話なのに、なんだかフランスの話のような気もしたし・・・独特すぎるぜ、ウィリアム・アイリッシュ。
名作ミステリーの実力を見た一冊
2021/01/30 20:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白くて夢中で読みました!殺人の時刻に一緒に過ごしていた女性。自らのアリバイを証明してくれるはずなのに、何故か誰も見ていない。でも自分の記憶では一緒に過ごしていた記憶が。謎の掴みはバッチリ。この謎を作者はどうまとめるのか?ワクワクして読みました!訳も上手くすっごく引き込まれ、もう途中からはこの本の結末も知らないうちに、この作家の他の作品も読みたくなるほど。そしてこの犯人!凄い伏線の張り方です。さすが名作ミステリーと言われる実力の書でした。
書き出しが有名
2022/03/13 02:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
そして、死刑まで○日、というのもドキドキ感。お話は、主人公の不倫相手と友だちが頑張り……ハッピーエンドになるのですが、肝心の幻の女、がねえ。ここは、もう少しひねりが欲しかったところです