アンデッドガール・マーダーファルス 2
著者 青崎有吾
一八九九年、ロンドンは大ニュースに沸いていた。怪盗アルセーヌ・ルパンがフォッグ邸の宝石を狙うという予告状を出したのだ。警備を依頼されたのは“鳥籠使い”一行と、世界一の探偵...
アンデッドガール・マーダーファルス 2
05/08まで通常825円
税込 413 円 3pt商品説明
一八九九年、ロンドンは大ニュースに沸いていた。怪盗アルセーヌ・ルパンがフォッグ邸の宝石を狙うという予告状を出したのだ。警備を依頼されたのは“鳥籠使い”一行と、世界一の探偵シャーロック・ホームズ! さらには保険機構の用心棒に、鴉夜たちが追う“教授”一派も動きだし……。怪物だらけの宝石争奪戦を制し最後に笑うのは誰か? 加速する笑劇、五つ巴の第二幕!
目次
- 第三章 怪盗と探偵
- 第四章 夜宴
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攻守優劣が二転三転する名探偵、怪盗、そして怪物専門名探偵の推理と仕掛け
2023/08/07 15:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
2023年7月よりアニメも放送が始まった青崎有吾の伝奇本格ミステリのシリーズ第二作。
日本からはるばるヨーロッパへ渡った一癖も二癖もある探偵「鳥籠使い」一行はロンドンへ到着。いわくのある宝石盗難をめぐる騒動にまきこまれます。
1巻で垣間見えていた趣向が、この2巻で大きく開花。名探偵シャーロックホームズ、怪盗紳士ルパン、冒険家にして富豪フィリアス・フォッグ(八十日間世界一周)、オペラ座の怪人、吸血鬼、人造人間、魔術師、世界一有名な犯罪者×2。現実&フィクションからオールスター勢ぞろい。昨今流行りの偉人バトルの趣ですが、著者がニックネーム「平成のエラリー・クイーン」の鮎川哲也賞受賞作家だけあってホームズやルパンの描き方は堂に入ったもの。ずば抜けた能力に裏打ちされた自信家ぶり(と、それゆえの愛嬌あるスキ)を見せるホームズ、どこまでも洒脱な策略家のルパン。キャラクターの魅力だけでなく、随所で光る推理(ホームズ)、警戒厳重な地下室の金庫から宝石を盗み出す秘策(ルパン)も秀逸です。
主人公たる「鳥籠使い」の面々も、個性でも推理でも負けてはいません。盲点を突くルパン対策は仰天すること請け合い。人外跋扈の超能バトルとしても、トリックを愛でるミステリとしても傑作と言えるでしょう。
作者が描きたかったもの
2023/07/19 22:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コンドル街道 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今巻から、ホームズとワトソンだの、ルパンにオペラ座の怪人、おまけに主人公たる探偵の体を奪った側として、モリアーティ教授やら吸血鬼カーミラ、おまけにアレイスタークロウリーに切り裂きジャックと、19世紀ヨーロッパを舞台にした名作の登場人物や実在する人物まで登場する。
まさに闇鍋で、作者がこのシリーズで描きたいのは、これなのではと思わせる。
この巻と次巻は続き物としての性格が濃いので、セットで買うのをおすすめする。
話は続く
2021/07/25 10:24
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投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近はまっているアンデッドガール。首を切られ、胴体を持ち去られ、首だけになっても死なない美少女。そのままや!
19世紀末の奇想、ここに結集
2023/11/30 16:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホームズにルパン、フランケンシュタインの怪物に吸血鬼の歴々など、19世紀末にあってもおかしくない怪異奇人が実在非実在を問わず大集合。さりげない一場面に散りばめられた誘導、各勢力が抜きつ抜かれつ二転三転する決着に、さながら虹色の目眩を覚えそうになった。
【今宵、怪物達が魔都にて最高の祝宴を繰り広げる】
2023/10/17 10:29
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投稿者:えびし - この投稿者のレビュー一覧を見る
魔都にて偉人達が錯綜する物語。
オペラ座の怪人として恐れられるルパンは、誰もが尻込みする大邸宅の警備を破り、世界最高の探偵と称されるホームズに勝利し。綿密な計画の元で秘宝を奪う事を大々的に宣言する。
その大胆不敵な宣告を許す筈も無く、フォッグ邸は鳥籠使い一行と探偵ホームズに警備を依頼する。
それに便乗する様に、ロイズ保険機構や教授一派も動き出す。
三者鼎立どころか四つ巴となった宝石争奪戦にて、卓越した頭脳と圧倒的異能がぶつかり合い。
血沸き肉踊る攻防を繰り広げるのだ。
陣容入り交じる2作目
2024/02/21 15:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
魅力的なキャラクターが増えてきて楽しく読める。しかし、カオスに見えて意外とまとまった展開なので、もっとはっちゃけてもよかったのでは。