- 販売開始日: 2017/06/15
- 出版社: リブレ
- ISBN:978-4-7997-3268-7
緑土なす(1)黄金の王と杖と灰色狼<電子限定かきおろし付>【イラスト入り】
山奥で野人のように暮らしていた“足弱”は、初めて上京した都で、今世王レシェイヌの庶子の“兄上さま”だと発見され、宮殿に保護される。国土に緑をもたらす奇跡の力を持つ王族は、...
緑土なす(1)黄金の王と杖と灰色狼<電子限定かきおろし付>【イラスト入り】
緑土なす【分冊版1】黄金の王と杖と灰色狼
緑土なす【分冊版2】黄金の王と杖と灰色狼
商品説明
山奥で野人のように暮らしていた“足弱”は、初めて上京した都で、今世王レシェイヌの庶子の“兄上さま”だと発見され、宮殿に保護される。国土に緑をもたらす奇跡の力を持つ王族は、血族しか愛せない宿命。しかし流行病により、今や生き残っているのは今世王ただひとりだった。孤独のために死にかけていた今世王は足弱に夢中ですがりつき、愛を捧げる。王族命の家臣一族「灰色狼」もまた、足弱に尽くそうとする。自分が王族だとは思えない足弱は耐えられず、ついに宮殿をあとにしようとするが……。電子限定の書き下ろしショート付き!
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狂奔と翻弄
2024/07/14 05:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
評判高かったですし、気にはなっていたのですが
なかなか読むまでには至らなかった作品
読み始めたらどうしてもっと早く読まなかったのかと自分を叱りました。
レビュータイトルとおり今世王レシェイヌの狂奔というべき流れ
主人公の「足弱」(という呼び名に色々感じる)が実は今世王の半血の兄弟であった。
山に暮らし「野人」という有様の彼がいきなり「王族です」「今世王の兄」ですって言われても
「はいそうですか」とはならない。
彼の育ちやそれまでの生活故王族の生活に慣れることも難しい。
しかもレシェイヌの「愛」が本能的で行動が狂奔というべき有様だ。
兄に対してべた惚れで彼のためならという気持ちはすごいのだが、
相手に理解してもらおうという努力も斜め右上な感じだし、
とにかく行動が本能的すぎてその愛を受ける兄が気の毒すぎる。
それにただただ彼は翻弄される。
その上に彼を育てた老人から教えられた「倫理」感がさらに彼の心を翻弄するのだ。
「愛」はあるのはわかるけれど(それでも愛故の行動は痛々しすぎてちょっと諫めたい気分になる)
甘さはない物語です。
しかも、衝撃な事が起こって続くとなる。
足弱は環境から弟の感情を許容しがたく思っている。
(許容しがたいというより、理解されていないのが正しいかも)
しかも頑なである。
弟は本能故に求めずには居られない。
二人とも常識人の範疇からははずれる。
(やっぱり王族だから?)
その中で「ワンさん」だけはこの物語の良心だなぁってしみじみ思う。
「灰色狼」一族は、彼らは彼らでかなり特殊な一族ですからね、
やっぱりワンさんが良心だなぁとしみじみ思う。
弟に溺愛されるお兄ちゃん
2019/12/09 11:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひーたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めての作家さんでした。ファンタジーですが、世界観がすごくて全然違和感なく読めました。ガチ兄弟モノは苦手ですが、異母だし、この設定なら仕方ないかと嫌悪感なく読めました。
これから足弱がどう今生王を愛するようになるのか楽しみです。
1巻!
2023/03/12 16:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
評価の高い作品だったので、興味があり、読んでみました。
が、私には、残念ながら、合わなかったようです。
やたらと多い濡れ場、しかも、ほぼ、合意ではないシチュエーション。
肝心のストーリーは、淡々と進むだけで、ラストに大爆弾があったものの、続きを読むかは微妙。
奇跡の王族
2022/04/03 08:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった!評判通りでした。王族の特殊性がいかんなく発揮されてます。独りぼっちの王様に血族が見つかって喜ぶ灰色狼が微笑ましい。王様の閨の歓喜で、奇跡が発現するのが可笑しかった!