ちんぷんかん(新潮文庫)
著者 畠中恵
「私ったら、死んじゃったのかしらねえ」長崎屋が大火事に巻き込まれ、虚弱な若だんなはついに冥土行き!? 三途の川に着いたはいいが、なぜか鳴家もついてきて――。兄・松之助の縁...
ちんぷんかん(新潮文庫)
商品説明
「私ったら、死んじゃったのかしらねえ」長崎屋が大火事に巻き込まれ、虚弱な若だんなはついに冥土行き!? 三途の川に着いたはいいが、なぜか鳴家もついてきて――。兄・松之助の縁談がらみで剣呑な目に会い、若き日のおっかさんの意外な恋物語を知り、胸しめつけられる切ない別れまで訪れて、若だんなと妖たちは今日も大忙し。くすくす笑ってほろりと泣ける「しゃばけ」シリーズ第6弾。(解説・村上健司)
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ちんぷんかん
2013/05/24 19:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ホームズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズは単行本も可愛いし文庫の方も絵が変わってたりどちらも手元に置いておかないと(笑)『はるがいくよ』がやはり一番いいですね。シリーズの中でも1番いいかも(笑)『ちんぷんかん』『今昔』も良かった(笑)そして金次の登場も(笑)ちょっと怖かったけど(笑) とりあえず新刊も買ったし続きを読んでいこう。
ちんぷんかん
2024/08/30 22:59
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投稿者:Qた - この投稿者のレビュー一覧を見る
若だんなの短編集。火事の煙を吸って三途の川まで行ってしまったり、父母の馴れ初めを聞いたり、面白かったです。はるがいくよでは、桜の花びらの赤ちゃんがあっという間に一生を終えてしまって、いずれ若だんなも兄やや妖達を置いて行ってしまうと涙を堪えている様子にグッと来ました。
しゃばけシリーズ
2023/05/31 13:49
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
めっぽう体が弱い主人公の若旦那。
なんと、三途の川まで来てしまった。そこでも、主人公はやさしくて、奮闘もする。現世に戻ってこれるのかどうか(言えない・・・)。
あいかわらず面白い
2016/12/10 12:20
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投稿者:PPM - この投稿者のレビュー一覧を見る
今作も短編集なので読みやすいです。
みな面白いですが、とくに、火事の煙を吸って鳴家とともに三途の河原に行ってしまう若だんな危機一髪のお話(危機一髪はいつもですが・・・)が面白い。しんじゃったのかねえと自分の死はあっさり受け入れる若だんなですが、巻き込まれた鳴家は現世に戻したいと、同じく河原でたむろしている子供たちと交流をはかりつつ考えます。ここでも若だんなの人の好さが随所に盛り込まれています。
一方で、桜の花びらのあやかし、小紅とのお話。
こちらは、人間とあやかしの違いを痛感する、綺麗でせつないお話です。普段は出てこない兄や達の葛藤があらわされています。心に残る作品です。
若だんな三途の川を見る
2016/02/17 21:37
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投稿者:しゅん - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズも6作目。最初の短編では若だんなが三途の川を見る。
その他広徳寺の秋英や母親のおたえが主役の短編。
松之助に縁談話それに陰陽師が絡む。最後は桜の花の精の登場です。
いつもながら様々な話を楽しめた。
若だんなと妖たちが織りなす人情喜劇益々快調。
2022/03/28 10:44
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
若だんなと妖たちが織りなす人情喜劇益々快調。本作はS・5のようにストーリー性のある長編的性格から再び短編連作的性格に戻っているが、各々味わい深い一品である。新たに妖を見ることが出来る、僧侶:寛朝とその弟子・秋英が登場。逆に、兄・松之助が嫁を娶って分家、幼馴染で隣家の菓子屋三春屋の長男:栄吉が修行のため家を出る予定とのこと。S・7ではメンバーが大幅変更になる予感。さて、どんな人情劇が展開されるのか。
最後の桜の妖の短編が悲しい
2021/03/31 19:26
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
桜の花びらが赤子になって若だんなの元にやって来て、あっという間に成長して消えて行く話が悲しかったです。兄や達から見たら若だんなも桜の妖と同じくらい短い生なんだよなあ、と。若だんなのお母さんの若かりし頃の恋の話は、今は無敵のおたえさんにもそういうほろ苦い恋をした時代があったのね、と微笑ましく思いました。