うそうそ(新潮文庫)
著者 畠中恵
若だんな、生まれて初めて旅に出る! 相変わらずひ弱で、怪我まで負った若だんなを、両親は箱根へ湯治にやることに。ところが道中、頼りの手代たちとはぐれた上に、宿では侍たちにさ...
うそうそ(新潮文庫)
商品説明
若だんな、生まれて初めて旅に出る! 相変わらずひ弱で、怪我まで負った若だんなを、両親は箱根へ湯治にやることに。ところが道中、頼りの手代たちとはぐれた上に、宿では侍たちにさらわれて、山では天狗に襲撃される災難続き。しかも箱根の山神の怒りが原因らしい奇妙な地震も頻発し――。若だんなは無事に帰れるの? 妖たちも大活躍の「しゃばけ」シリーズ第5弾は、待望の長編です。(解説・西條奈加)
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書店員レビュー
体の弱い若旦那が始め...
丸善天文館店さん
体の弱い若旦那が始めて、旅に出た。旅と言うより、温泉に入るために旅行に行ったのです。妖怪の友と兄と一緒に。ですが、中々、うまく行けないのが・・・若旦那。またまた、人模様と妖怪模様、今回は神模様で話の展開が始まります。生きる、この方の生きるとは。あたしって、何?としゃばけと違う生きるとは。神、人、妖怪の間で。命の長さを問う、内容となっています。興味が御座いましたら、読んでみてください。
しゃばけシリーズ
2023/05/31 13:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
虚弱体質の主人公が湯治に行くお話ですが、道中での妖たちのやり取りが一興です。
人間の感覚とはズレまくり。なにはともわれ、主人公の若旦那が一番大切!ちょっと、羨ましい。
江戸を離れて舞台を箱根に移したことでスケールが大きくなりましたね。
2019/09/26 09:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸を離れて舞台を箱根に移したことでスケールが大きくなりましたね。妖の世界に入り込んだような物語展開も面白味を引き出している。初盤から頼みの佐助と仁吉が居なくなったり、武士に誘拐されたり、天狗が襲ってきたり、謎めいた展開も流石です。そして実に謎めいた山神の娘:比女(ヒメ)(141)の登場となり後は一気読みでした。前4作にはない多彩な面白さ満載でした。病弱を絵に描いた若旦那も、徐々に病弱なりに自立の方向に歩み始めてるようだし、次作以降もっとスケールの大きな冒険が期待できそう。 妖に関しては、鳴家と印籠の獅子の絵が付喪神になった妖:印籠の獅子だけだが、かなり活躍するのも楽しい。
若だんな旅に出る。
2016/02/16 22:48
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投稿者:しゅん - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ5作目にして、若だんなが箱根に湯治旅に出る長編。
道中、手代たちとはぐれ、宿では湯に入る前にさらわれ、山では天狗たちに襲われる。
ひよわな若だんなが活躍する大活劇。
山神様の娘、比女神様が、若だんなを羨ましく思うことが事件の始まり。
若だんなが意外にも度胸がある。
うそうそ
2024/08/22 17:19
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投稿者:Qた - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めての旅、湯治にやって来たのに温泉に浸かる前に兄や二人がこつ然と姿を消す事から始まり、命を狙われたり次々と事件が起こります。
一生懸命だからこそ
2018/05/19 18:44
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は侍の、人間の怖さ、うすら寒い面が描かれていました。自分たちのために小さな女の子を犠牲にした村人。お家のためにと多くの人が困るのも構わずに花を求めた侍たち。人間の身勝手には嫌気がさすけど、それでも希望はちょっぴりある。今はそれでいいんだと思えるシリーズ。
しゃばけの長編
2022/10/31 00:08
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
しゃばけシリーズの長編でどんな展開が……と、期待しました。今回は、旅!しかし、手代とはぐれちゃいます。そして、宿では侍にさらわれて、その後、天狗登場!また、奇妙な地震発生に、妖たちも大活躍!展開が速い!
ひさびさ長編
2016/12/10 12:35
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投稿者:PPM - この投稿者のレビュー一覧を見る
しゃばけ、久々の長編です。
街歩きすらなかなかできない若だんなが、なんと箱根へ湯治へ出かけます。行く前から大騒ぎでしたが、着く前から兄や達はいなくなっちゃうし、若だんなさらわれちゃうし、若だんなに石を投げてくる幼女がいるしと、トラブル盛りだくさんです。特に兄や達がいない状況に読んでいてハラハラしましたが、そこは若だんな、体は弱くても心根は強い!不安でも頑張っていて頼もしく、いつもの利発さと優しさを発揮しまくり、最終的に事態を丸く収めます。