チ。―地球の運動について― 3
著者 魚豊(著)
絶望の淵で、意志を穿つ、覚悟はあるか?「地動説」に魅せられたグラスの想いを受け継いだオクジーは、一縷の希望を胸に、孤高の天才修道士・バデーニの元を訪れ、石箱を引き継ぐ。そ...
チ。―地球の運動について― 3
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商品説明
絶望の淵で、意志を穿つ、覚悟はあるか?
「地動説」に魅せられたグラスの想いを受け継いだオクジーは、一縷の希望を胸に、孤高の天才修道士・バデーニの元を訪れ、石箱を引き継ぐ。そして、オクジーとバデーニが「地動説」証明のための新たな協力者を募ったところ、「女性に学問など」という時代に押し潰され、世界に絶望する少女が一人。
一度見えた希望を失い絶望の淵へと突き落とされた人間は、再び希望を求め、意志を貫き通すことはできるのか? 持てる選択肢は二つ。それでも意志を貫くか、否か。
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相変わらず名言オンパレード
2021/03/30 22:33
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しま - この投稿者のレビュー一覧を見る
だいたい漫画って一回目はサラッと、二回目からじっくり読むんですが、この人の作品に限っては一回目から誇張でなく1ページ1ページじっくり、時には戻ったりしながら読んでしまいます。初見の感動を大事にしたいというか。ページをめくるのが緊張する。なのでよんでてめちゃめちゃ疲れます。
ひゃくえむからそうですが、一コマ一コマセリフが、テンポがめちゃめちゃ良い。かっこよすぎ。
言葉って、漫画って、本当に素晴らしいんだなって思わせてくれる作品です。
更にこの巻は絵も素晴らしい。
天文にも宗教にも興味ないし、登場人物も一巻のラファロ君以外まだあんまり魅力感じないのに(失礼)、読まずにはいられない。
これ日本語以外の言語に翻訳されたらどんな感じになるんだろう。魅力激減になるのかな、見てみたい。
2000年の重み
2023/12/18 16:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
神が作ったものが美しくないはずがない、と神をむしろ信仰しているゆえにも思える発想が"異端"とされるのが面白いなと思って読んでましたが、
ここにきて"完璧な"天動説を立証しようとしているピャスト伯が登場し、その背景には一度生まれた疑念を晴らすために証明しようとする研究者の葛藤と、思いを託された側としての葛藤とが丁寧に描かれていて、地動説サイドの登場人物たちがその誰もが物語の主人公であったような描かれ方でこれまで託されるモノと思いがあるのが印象的でしたが、天動説サイドにも脈々と託されていたものがあったんだとわかり、そのリンクのさせ方その描写力に圧倒されます!
1巻の序盤から印象的だった台詞の、「不正解は無意味を意味しない」の真理がより理解できるエピソードだと感じました。
女性が登場して
2021/06/30 23:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
ようやく感情移入できるストーリーになってきました。拷問がないの、本当にうれしい。今後の展開が楽しみです。
生きる希望
2021/03/31 00:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:森 - この投稿者のレビュー一覧を見る
損得勘定さえ気にしなかったら、選択はなんて楽。
正しいこと、証明したいこと、に向き合えば良い。
ただしそこに到達するまでの知恵は必要か。
3巻!
2021/10/19 22:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
研究者の苦悩が、素人の私にも響いてきました。
自分が信じていたことが覆るというのは、この時代の人にとっては、耐え難いことなんでしょう。特に研究者で真理に気づいてしまった者にとっては。
宗教がどれほどの権力を持っていたかも、感じることが出来ます。
そして文字の大切さや、それが人に与える希望も。
研究者の心構えとしても
2021/10/04 10:53
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投稿者:たくあん - この投稿者のレビュー一覧を見る
研究者の心構えとしてグッとくるセリフも多い。自然な対話の中で語られるため,露骨に説教臭くなっていないのがいい。
女性の研究者が希望を・・・
2021/06/13 18:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オデダンクス - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回の主人公は、女性の研究者です。
良い意味でも悪い意味でも、女性を守るため、差別のために、女性が研究することを良しとされていなかった時代です。
ただ、それでも、真理を求めるために、光が差します。
面白いのは、差別する側の人にも、気づいている人がいること。
偏見であることを分かっていても、偏見から逃れられない。
中世の話ですが、現代の話に思えます。
☆学問をするに男女老若貴賤なし☆
2025/01/13 18:42
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
「地動説」に魅せられたグラスの想いを受け継いだオクジーは、一縷の希望を胸に、孤高の天才修道士バデーニの元を訪れ、石箱を引き継ぐ。そして、オクジーとバデーニが「地動説」証明のための新たな協力者を募ったところ、女性の学問は禁忌という時代に押し潰され、世界に絶望する少女が一人現れる・・・
一度見えた希望を失い、絶望の淵へと突き落とされた人間は、再び希望を求め、意志を貫き通すことはできるのか?
持てる選択肢は、2つ。それでも意志を貫くか? 否か?
絶望の淵で、意志を穿つ、覚悟はあるか?
この巻で重要人物となるピャスト伯も、己の固執に、真理に、学問に魅入られた人なのであろう。
ヨレンタが
2021/06/13 22:20
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
かわいそうだし、気の毒で……。とはいえ……この時代の女性は、どこの国でもこんな扱いだったのでしょうねぇ……。こうして、考えると、現代は、女性は生きやすいのでしょうねきっと……。地動説の方よりもむしろ女性だからと……の方が印象的で
少女
2021/04/14 09:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
身分だけでなく性差別もこの時代のは苛烈ですよね・・・
女と言うだけで何も資格がない。
地動説の証明というよりはそれをどう発表するかという話です。