商品説明
今、猛威を振るうコロナウィルスにより、私たちの「日常」が脅かされています。
ですが、そんな「非日常」の中でも、大切な「日常」は続いていきます。
いえ、「日常」を続けていくことこそが、私たちの戦いです。
そこで、ミステリにおける「日常の謎」というジャンルを今回は「非日常の謎」と置き換え、
日々の生活の狭間に突如訪れる、刹那の非日常で生まれる「謎」をテーマとして、
創刊5周年を迎えた講談社タイガが期待する、六人の著者に短編を寄稿いただきました。
物語が、「非日常」を乗り越える力となることを信じて。
創刊6年目となる講談社タイガは、小説を楽しめる「日常」を守り続けます。
「この世界には間違いが七つある」芦沢 央(あしざわ・よう)
「成人式とタイムカプセル」阿津川辰海(あつかわ・たつみ)
「どっち?」木元哉汰(きもと・かなた)
「これは運命ではない」城平 京(しろだいら・きょう)
「十四時間の空の旅」辻堂ゆめ(つじどう・ゆめ)
「タイトル未定」凪良ゆう(なぎら・ゆう)
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紙の本
凪良さん目当てで
2021/04/05 23:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みました。
雑誌に載っていたのと、全く同じで、何か新しいエピソードがあるかな?と期待していましたが、残念ながら無かったです。
今回は、「すみれ荘ファミリア」を復習してから読んだので、雑誌を読んだ時よりも、深く理解出来ました!
紙の本
良かった
2023/09/16 14:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
日常の中の非日常。
最後の話は違うテイストだったけど。
初読の作家さんもいて、興味をひかれたし、おもしろかった。
他の作品も読んでみようかな。
電子書籍
秀逸なアンソロジー
2021/05/25 04:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:UrusaiTwins - この投稿者のレビュー一覧を見る
6人の作家によるアンソロジー。どれも面白かったけど、やはり最後の芦沢央さんのが秀逸。あまりに非日常すぎて、何が起こってるのか訳が分からないまま読了。2度目に読んでようやく理解し、うまくできていると感心させられた。辻堂ゆめさんの「十四時間の空の旅」は、立場は違うものの海外在住者としてほろりと来るものが。ご本人自身主人公と同じ年齢の頃に帰国されているということで、当時のことを思い出して書いたのだろう。すごく現実味があった。
紙の本
非日常とは
2021/05/11 01:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、非日常感はあんまりないかなと思いました。あくまで日常の延長線上にあるお話、というか…それをあまり気にしなければ、アンソロジーとしては面白い一冊でした。
芦沢央さんの作品は、なかなかぶっ飛んでたと思います。好きです。
ちょっと気になったのが、ある作品のその後だったりスピンオフだったりというのがあって、その作品を知ってないと楽しさが半減してしまうのでは?とちょっと複雑でした。それならそうと先に知っておきたかったかなと。
紙の本
解釈
2024/04/08 01:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
“非日常”という言葉の扱いについて、
この本の中でいちばん自分の嗜好にハマったのは表紙でした。
ラインナップに似鳥鶏さんが入っていない時点でもう少し察してもよかったかも。
解釈が合っていたのも芦沢さんと城平さんくらいで、
あとは普通に人が死んだりしていて、
“日常の謎”の対称、あるいは非対称としての“非日常”の話ではなかった。
もうちょっと編集が作家をコントロールして
1冊を作り上げる必要があったんじゃないかと思う1冊。
電子書籍
小説現代2021年2月号(ライト版)なら同一内容+αで499円とお安いみたい(後悔先に立たず…)
2021/08/17 12:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニックネーム - この投稿者のレビュー一覧を見る
凪良ゆう目当てで、「表面張力」収録版の『すみれ荘ファミリア』を持っているのにうっかり購入。
辻堂ゆめ「十四時間の空の旅」は、鮮やかに場面が浮かぶ描写に牽引力があって、アンソロジーの導入としてはぴったり。
城平京「これは運命ではない」は、アニメで見たことのある『虚構推理』のスピンオフであることに気付き、オカルト風味に納得。さすがにキャラは立っていて、探偵役は短編ながらアニメ12話分より魅力的。
木元哉多「どっち?」、とんでもないギャンブラー兼マニピュレーター、ミソジニスティックなパラノイア、どっちも怖い。
阿津川辰海「成人式とタイムカプセル」。こればかりは、雑誌掲載時から"日々の生活の狭間、刹那の非日常で生まれる謎"というお題での執筆オーダーに、どの辺が応えていることになるのか理解できず。自分が学生心理から縁遠くなったせいか。
芦沢央「この世界には間違いが七つある」の着想は飛び切り斬新。もっと刈り込み細部を更に練り上げたら、ショートショートの名作の仲間入りをするのでは?
最後に拍子絵についても一言。日常の非日常を切り取った漫画/アニメ的クリシェという、現実にはほぼ起こり得ない現象が陳腐化することである種日常になった代表例を、更にもう一捻り加えて非日常化してて、ラノベ寄りレーベルのアンソロジーらしい洒落がきいている。
紙の本
幅広いミステリーを楽しめる
2021/03/28 13:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
★スピンオフ作品は求めていなかったので…
個人的に、それぞれの作家さんの「非日常」をテーマとした新しいミステリーが読めると思っていて、著者さんの過去作のスピンオフ作品は求めていなかったので少しだけ残念でした…。でも、内容はとても楽しめました!
★アンソロジーの醍醐味
こういったアンソロジー小説を読んだことがなかったので、アンソロジーというだけでかなり新鮮でした!
いろんな作家さんの作品をつまみ食いできるのってすごく贅沢ですね。
特に好きだったのは辻堂ゆめさんと芦沢央さんの作品です。
涙が出るようなあたたかいミステリーと、思わず2度読みしてしまう驚きの世界観のミステリー。確かにこれも「日常」であり「非日常」だ!と感動しました。