電子書籍
わたしのなつかしい一冊
著者 池澤夏樹
本は帰ってくる。友情、自由、冒険、歴史――ぜんぶ本が教えてくれた。人気作家ら50人が、何度も読み返す〈人生の一冊〉を語る。毎日新聞好評連載「なつかしい一冊」がついに書籍化...
わたしのなつかしい一冊
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わたしのなつかしい一冊
商品説明
本は帰ってくる。
友情、自由、冒険、歴史――ぜんぶ本が教えてくれた。人気作家ら50人が、何度も読み返す〈人生の一冊〉を語る。毎日新聞好評連載「なつかしい一冊」がついに書籍化。軽やかな絵と文章でおくるブックガイド。
目次
- はじめに 池澤夏樹
- 1 物語が教えてくれた
- 池澤夏樹・選 『オオカミに冬なし』(クルト・リュートゲン)
- 益田ミリ・選 『窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子)
- 江國香織・選 『時の旅人』(アリスン・アトリー)
- 河瀬直美・選 『ムーミン谷の彗星』(トーベ・ヤンソン)
- 小川洋子・選 『トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す』(トーマス・マン)
- 中島京子・選 『赤頭巾ちゃん気をつけて』(庄司薫著)
- 落合恵子・選 『はなのすきなうし』(マンロー・リーフ文、ロバート・ローソン絵)
- 永井愛・選 『外套・鼻』(ゴーゴリ)
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紙の本
自身の「なつかしい一冊」を見つけてみないか
2022/01/13 15:33
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎日新聞の「今週の本棚」は亡くなった丸谷才一さんが尽力した有名な書評欄だ。
そこに2020年4月から翌年の4月までに掲載されていたものを本としてまとめたもの。
「なつかしい一冊」というコラムを提案したのが、この本で編者となっている池澤夏樹さんで、池澤さんによれば「本当によい読書の記憶は「昔」にある」ということになる。
「若い時に読んだものほど心の深層に定位していて、折に触れて浮上してくる。」、なので「そういう体験を語ってもらいたい」というのが、池澤さんのねらい。
この本で紹介されている50人の人たちは、池澤さんの期待に十分応えている。
どんな人がどんな本の「体験」を語っているのか。
益田ミリさんが『窓ぎわのトットちゃん』、小川洋子さんが『ヴェニスに死す』、中島京子さんが『赤頭巾ちゃん気をつけて』、落合恵子さんが『はなのすきなうし』、川本三郎さんが『飛ぶ教室』、永江朗さんが『自動車の社会的費用』(永江さんが選んだ本が一番意外だった)といったように、意外な一冊をあげる人もいれば、その人らしい本を語る人もいる。
これはその人にとっての大切な読書体験を綴ったコラムでもあるが、読書ガイドとしても有効だ。
それに忘れてならないのが、寄藤文平さんの絵。
この本を手にするきっかけにもなったほど。
池澤さんは「まえがき」の中で「そんなに劇的でなくて懐かしさだけでも再会・再読は試みるに値する。」と書いている。
自身の「なつかしい一冊」を見つけてみないか、そう呼びかけられている気がした。
紙の本
五十冊の世界
2021/08/23 23:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎日新聞連載の書籍化。
五十人が選んだ五十冊。多種多様です。私なら何を選ぶか?と考えながら読みました。
イラストも素敵ですが、残念ながらあまり「読みたい」と思う本がなかったので、星1つマイナスします。
電子書籍
それぞれの本棚に
2023/01/01 14:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
忘れられない1冊があるんですね。読書が心の拠り所になるだけではなく、人生の可能性を広げていくことを信じたいと思います。
紙の本
買いたくなる本がたくさん。
2021/09/29 22:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
著名な作家や評論家、学者50人が、それぞれ自身の人生に影響を与えたとっておきの一冊が50冊紹介されている。本をすすめるブックガイドは、そのテーマによってピンキリだけど、本書のセレクトはものすごくいい。特にいいなと思ったのは、今でも紙の本で出版されているというセレクト条件。そして、それぞれの味ある紹介文。
本書は、2020年4月から2021年4月までの一年間、毎日新聞の土曜版の「今週の本棚」コーナーで連載されていた「なつかしい一冊」の書籍化。連載当初は、あまりいいと思わなかったんですが、こうして一冊にまとまると、その良さが引き立つ感じです。