ｉｎｖｅｒｔ　ＩＩ　覗き窓の死角

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投稿者：マンゴスチン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

約束された爽快感！友情ドラマ的なイヤミス要素もあるけれどある種救われるラスト。
倒叙ミステリとはいえ読者にも推理する要素を残して、絶妙に気付けるけど決して真相には辿り着ききれないトリックに惚れた。

名探偵の眼差しは、誰にだって持つことができる。

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投稿者：ACE　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

『霊媒探偵城塚翡翠』、『invert 城塚翡翠倒叙集』に続く、シリーズ３作目
今回は、犯人の視点で描かれる倒叙ミステリー中短編１つ、中長編１つの全２作を収録している。

綿密な犯罪計画により実行された殺人事件。アリバイは鉄壁、計画は完璧のはずだった・・・

しかし、犯人達のもとに《死者の声を聴く美女》城塚翡翠が現れることで、徐々に崩れていく。

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【生者の言伝】
夏木蒼汰は、友人の家族が所有する別荘で、その友人の母親を期せずして殺害してしまう。取り乱す蒼汰の元に、豪雨で車が運転できないと、城塚翡翠と千和崎真が助けを求め現れる。
蒼汰は、別荘の住人を装い、殺人を隠すため誤魔化しながら対応していく・・・

【覗き窓の死角】
写真家の江刺詢子は、妹を自殺に追いやったモデルの藤島を入念に練られた計画のもと殺害し、復讐を果たす。詢子の計画とは、偶然カフェで知り合った城塚翡翠をアリバイ証人に仕立てるものであった・・・

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１作目は、主人公の男の子が色々と翻弄されていく様子を眺めていくような作風である。ただ、単なる倒叙では終わらせない、真の事件の真相に辿り着けるか！？　というのも見どころである。
２作目は、友人になれると思っていた詢子が藤島殺害の容疑者に浮かび上がり、翡翠は、警察からの詢子のアリバイ崩しの要請に葛藤する、そんな翡翠の内面を味わっていくような作品であった。

個人的に、倒叙ミステリーの金字塔は『刑事コロンボ』や『古畑任三郎』と思っている分、少し見劣りするが、面白いとは思う。

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投稿者：みっく　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

城塚翡翠シリーズ三作目。短編と中編の二本立てとなっている。中編の伏線の貼り方が良くて、感心しました。

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投稿者：咲耶子　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

探偵の推理を推理、最後に答え合わせをする感じなので、読みながらいろいろ考えちゃう。それも楽しい。
翡翠と真ちゃんのコンビネーションもイイ感じ。
どんでん返しの衝撃は一作目ほどでもないけど、翡翠の内面に迫る感じで今後も楽しみ。

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投稿者：座敷婆　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ3作目
翡翠ちゃんがどんどん成長しています。
でもシリーズ1作目の霊媒少女の影は薄れ、代わりにホームズばりの名推理を、ワトソン真ちゃんと一緒に披露していきます。

最初の話では、少年を救う女神のような存在になったのに、後半のお話の翡翠ちゃんは、悩み傷つき不貞腐れる、等身大の少女のまま名推理を繰り広げました。
私はそんな翡翠ちゃんが好きだけど。
もっともっと翡翠ちゃんと真ちゃんのコンビが見たい。

そうそう、途中かなりハラハラしてしまいました。

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投稿者：エムチャン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

霊媒探偵城塚翡翠の三シリーズ目です。第1冊目を読み終わったときは、この霊媒探偵城塚翡翠では、シリーズ化は、無いと思いこんでいたのですけど、あっという間に三冊目。でも、こちらも、やはり、ラストは、ヒトクセ有ります。

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投稿者：MIKA　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

なんとも女子受けの悪そうな主人公ではある。
対して、助手役の方が女子からの支持はありそうな気もするがどうだろうか。
実際、読んでいてイラッとする場面が多々あり、毎回今回でこのシリーズを読むのはやめようかなと思う。
が、ミステリとしては面白いので迷う。

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投稿者：higassi　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

すっかりテレビドラマのイメージ...清原果耶さん・小芝風花さんを思い浮かべながら読みました。これまでよりも一話が長い分、少し苦戦したり悩みながら解決するあたりも読みどころでしょうか？終盤で千和崎真さんにスポットが当たるのもちょっと嬉しいですね。

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投稿者：hid　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

前作がやたらとめんどくさかった印象があるから、今作は案外あっさりだった。
１話目の動機がまったく書かれてないけど、必ずしも必要じゃないってことなんでしょう。