紙の本
タイトルが
2024/02/13 02:10
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終えてまず、タイトルががつんと衝撃を与えてくる感じがした。
あなた、は誰なのか。
殺した相手は誰なのか。
たくさんの人が、誰かを殺して、そして同時に何かを殺されていた気がしてならない。
あと、やっぱりまさきとしか作品における母親像というものがいつも心に残る。
紙の本
そこまで繋げる?
2024/03/20 10:42
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
繋げすぎっていうか、やり過ぎかなあ。
最後のオチは不要だった。
離島の料理屋の火事と、店主が刺殺された事件は、
真相は不明なままなの?
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投稿者:ママさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初的に繋がったときは凄い!と思いましたが、大変な長編の大作で、壮大で話が二箇所で進んでいくので、途中で良くわからなくなったりして疲労感が残りました。
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待ってました!!
三ツ矢&田所シリーズ 第三弾!!
いやぁ、このコンビにも慣れてきた感あるけど、事件内容はますます入り組んでパワーアップしてきてる!!凄い!!
途中で3回くらい「ええ〜っ!?」ってなって、ページを捲る手が止まらず…はぁ〜、堪能しました〜〜!!!
今回も事件の結果はかなり切ない。
三ツ矢みたいな刑事がいれば、いろんな意味で救われる人がいそうだけど、実際はどうなのかな〜?
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三ツ矢刑事がすごく好き。
感情の伝え方が不器用ながらも
すごい才能の持ち主。
三ツ矢に認められたくて頑張る岳斗もとても良い
物語は呪いとも受け取れる負の連鎖。
嘘が家族の人生を狂わせ、子供にも不幸が続いてしまう。
あなたが殺したのは誰?
この疑問が繋がるラスト。
結唯にはかなりの衝撃だっただろう。
過去と現在、北海道と東京、それぞれの登場人物が鐘尻島をキーワードに繋がっていくのが
三ツ矢刑事と岳斗と一緒に謎解きをしているようで
とても面白かった。
またこの2人に会いたい。
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今回も安定の面白さ!
この三ツ矢&田所コンビ良いわ~!次回を期待させる終わり方にもワクワクが止まらない!
ストーリーはガッツリ正統派なんだけど、このコンビのくだりに至っては完全に田所の恋物語だわ!
しかもなんか叶っちゃってるやん!笑!
この作家さん、ストーリーの組み立て方が上手いんですよねー。これで解決?幕引き?と思いきや、もう1つもう2つとかぶせてきてくれるこの奥行がたまらんです。
次回が待ち遠しいです。
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三ツ矢&田所シリーズ待ってた!
やっぱりまさきとしかさんはすごい
結構だいぶ後半まで点が線にならなかったけど
めちゃくちゃ読みやすくて、結構分厚かったけどスラスラ読めた
今まで読んできたまさきとしか作品いち、登場人物が多い、ストーリーの厚みがすごいって思いました
張り詰めた空気感のあいだ間で、
三ツ矢&田所のわちゃわちゃがだいぶ救われる、し、何回も田所さん三ツ矢さんの彼女かよ〜!って突っ込んだ(笑)
ちなみに
三ツ矢さんは阿部寛、田所さんは溝端淳平で読む
(東野圭吾ファンならわかる)
読了ホヤホヤなのに、もう再読決定してる、、、
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警視庁捜査一課の瞬間記憶能力のある三ツ矢秀平と警視庁戸塚警察署の田所岳斗のコンビが挑む事件第三弾。
中野区東中野のマンションで永澤美衣紗23歳が殴打されて死亡。
美衣紗の部屋は片づけられない女性の典型的な汚部屋で、十カ月になる娘のしずくがいなくなっていました。
三ツ矢はしずくの行方を捜します。
一方物語はバブル期の北海道鐘尻島では、「リンリン村」の開発が頓挫し、リンリン村の鉄塔で首つり死体が発見されたのを機にいくつもの不審な死が続きますが…。
中野区の事件と鐘尻島の事件が交互に語られますが、この二つの事件に一体どんな繋がりがあるのだろうかと思いました。
最後に二つの事件はぴたりと繋がります。
偶然と勘違いから起きた事件。
タイトルの「あなたが殺したのは誰」の意味もわかります。じめっとした暗い事件でした。
三ツ矢の超人的な活躍は健在でした。
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なんの接点もなさそうな時期も場所も違う話が最後に繋がっていくところが面白かった。狭い世界で生きていると無自覚に視野も狭くなると思った。それで満足できるならそれは幸せなことだと思う。けど、自分はもっと広い視野で生きていきたい。色んなところに住みたいし色んな経験をしたい。
それぞれの親子の関係が深く事件と関わってくる。絶縁すると決めない限りは、親子は離れることはできないし、親がおかしな考え方だと、子どもは苦しいだろうなと読んでいて切なくなった。まだ親の気持ちは分からないけど、親も親で子どものことを大切に思ってるからこその行動という場合もある。自分が親になる時は自分の考えを押し付けたくないと思った。
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いやーどこで繋がるかと思いながら…^_^きちんと繋がり、さらには覆す^_^三ツ矢刑事^_^圧巻でした。
この作家さん、非常にいい。わくわくさせられる。
第一弾 あの日君は何をした、第二弾 彼女が最後に見たものは を超えました^_^
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待望の三ツ矢&田所シリーズ第3弾!
現在進行形の事件の捜査と、過去に鐘尻島で起きた悲しい悲劇が交互に語られていく。
バブル崩壊後に幸せに暮らしていた人達の暮らしがジェットコースターの降下のごとく崩れていく…
少しづつ見えてきたかと思えば、さすがはまさきさん。静かな部屋で読んでいた私は思いのほか大きな声で叫んでしまいました…。
事件として殺害された被害者だけでなく、精神を殺されてしまった2人を思うと胸が苦しい。
ホンチョーでも期待してますよ♩
p221「人の数だけ視点があり、人の数だけ真実があります。その人が受け止めた光景が、その人にとっての真実です。」
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まさきとしか、さんの作品、今年1作目長編小説面白かった。現代と過去の出来事。東京と北海道の出来事が複雑に絡み合い。登場人物はとても多いけど、相変わらずの面白さ。三矢刑事がどんどん事件を解決していって、テンポが良くて読みやすかった。
2日で読み終わった。
シングルマザーの永澤、10ヶ月の子供を放置してでかけるあたり、いやだな、と思いながら読み進めてきたけど解決してよかった。幼児愛者も登場したりびっくりもあった
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一気に読み終えた。並走する 2つの話のどこに共通点、どこで交わるのか、ページをめくる手が止まらない。
小さな思い込みや ちょっとした勘違いが 大きな渦になるその瞬間を 見逃さないように読む という新しい読書体験した気分です。ミステリー?そうだろうけど 深みのある 読み応えのある小説。最後のページを閉じて 「そうきたか!」まさきとしかさんに拍手です。
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とても面白かったです。三ツ矢と田所の刑事バディミステリシリーズ、今作もまた構成が今までと違い、新しいものを読ませようという意欲、工夫を感じる。どうも現代と過去を行き来しつつ話が進んで行くようだが、全く繋がって行かず、途中で何らかの紐付けが見えても良いのに、何も見えてこない。それが一つの結び付きから、収束に向かって行く展開は鳥肌もの。過去は悲惨な描写も多く精神的に苦しくなるが、現代パートで緩和、その繰り返しは、それぞれの謎も相俟ってとても読み進め易かった。そしてまさきとしか作、結構読んでて辛い毒母が登場してくる印象。
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Amazonの紹介より
50万部!三ツ矢&田所刑事シリーズ第3弾
中野区のマンションの一室で若い女性が頭部を殴打され、意識不明の状態で発見される。永澤美衣紗という名の彼女はシングルマザーで、生後十ヵ月の娘、しずくは連れ去られる。現場には「私は人殺しです。」と書かれた便箋が残されていた。
時は遡り、90年代初頭。北海道の鐘尻島では巨大リゾート「リンリン村」の建設が頓挫し、老舗料亭「帰楽亭」の息子、小寺陽介は将来に不安を感じていた。多額の借金をして別邸を建てた父は大丈夫なのか。そんな折、リンリン村の鉄塔で首つり死体が発見される。
バブルに翻弄される北海道の離島と現在の東京。
二点を貫く事件の驚くべき真相とは。
いやぁ、長い旅路を歩いたかのような疲れと壮大感、そして色んなことが繋がっていくような爽快感もあって、面白かったです。
現在のパートと過去のパートを行き来しながら、物語は展開していくのですが、後半の残り約100ページくらいまで、一向に繋がりません。
共通点が見つからず、殺人事件と、リゾート開発によって狂わされた島、それぞれの登場人物達の運命を垣間見るのですが、様々な悲劇を目撃するごとに苦しい気持ちになりました。
後になって、全てが繋がっていくのですが、その発端はリゾート開発。それがなければと思うと、悔やんで悔やみきれませんでした。色んなボタンの掛け違いが招く悲劇に、何とも言葉に言い表せない気持ちでした。
特に過去パートは、辛かったです。リゾートが誕生することで、島が潤い、みんな幸せな生活を送れるという「理想」から一変、借金や不倫、嫉妬といった「破滅」へと誘っていく展開にバブルがもたらす影響の恐怖を感じました。
ミステリーとして考えると、とても練りに練った構想だなと思いました。2つの時代を繋ぐ最初のワードが、ある登場人物なのですが、出た瞬間、思わず心の中で「キター!」と思いました。
まだこの段階では、点と線が繋がった感はないのですが、次第に解き明かされていく展開に、「やっと・・」感がありました。こう繋がっていくんだという意外さや驚きもあって、ここまで長かったなとつい思ってしまいました。
もちろん、メインは2人の刑事なのですが、どの登場人物も色んな意味で魅力的でした。
キャラの濃さとしては、一番は三ツ矢刑事です。見た目は普通だと思うのに、中身は変なのですが、卓越した推理が冴え渡っていて、印象深かったです。真相へと導くために、情報を一つ一つ潰していき、それが事件にとって大きなヒントとなっていくので、読み応えがありました。
そして後半の展開。あらゆる要素が繋がりますが、さらに色んな驚きが待ち受けているので、とにかく面白いの一言でした。
しかし、その裏側では、何とも辛すぎる気持ちにもなりました。色んなものを巻き込んだ現在パートでの襲撃事件。
事件は解決するものの、ハッピーになるわけではないので、ため息をするばかりでした。
このような悲劇が今後、ないことを願いたいです。