- 販売開始日: 2024/04/16
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-535198-7
レーエンデ国物語 夜明け前
著者 多崎 礼
あなたを愛しています。兄妹は互いを愛していた。きっと、最期のときまで。累計22万部突破!2024年本屋大賞ノミネート作「レーエンデ国物語」シリーズ最新作ーーー四大名家の嫡...
レーエンデ国物語 夜明け前
商品説明
あなたを愛しています。
兄妹は互いを愛していた。きっと、最期のときまで。
累計22万部突破!
2024年本屋大賞ノミネート作「レーエンデ国物語」シリーズ最新作
ーーー
四大名家の嫡男・レオナルドは佳き少年だった。
生まれよく心根よく聡明な彼は旧市街の夏祭りに繰り出し、
街の熱気のなか劇場の少女と出会う。
――そして、真実を知り、一族が有する銀夢草の畑を焼き払った。
権力が生む欺瞞に失望した彼の前に現れたのは、片脚を無くした異母妹・ルクレツィアだった。
孤島城におわす不死の御子、一面に咲き誇る銀夢草、弾を込められた長銃。
夜明け前が一番暗い、だがそれは希望へと繋がる。
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受け継がれる文化と風習に人々の思いを乗せて
2024/05/21 13:13
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代が移り、人は去り、記憶は廃れ、ただ文化と風習が思いの方舟になる。レーエンデ国物語は登場人物が1巻ごとに入れ替わり、読み進めるにしたがって寂しさを伴うが、4巻を読んで思ったのは「彼らの足掻きは蓄積した文化と風習に守られて、今に息づいている」という頼もしさだ。読者が親しんだ彼らは去った。しかし、彼らが残したものの名前が今になって大勢集まっているように感じたはずだ。それらは命なき同胞である。時代と世代、そして血脈を超えた同胞を傍らに、最も新しい世代たちが、己の使命と向き合い、懊悩し、決断を下す。連綿と紡がれた歴史は、まぎれもなく当時を生きた人々の打ち立てた証に他ならない。それを歴史と理解せよ。
銀呪病、泡虫の秘密もこの巻で明らかになる。時を超えた物語を追い、レーエンデの行く末へ思いを馳せる読者もまた、彼らと次巻で出会えることを楽しみになるだろう。
希望が遠い
2024/07/26 05:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はぐらうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう読むのがしんどい。なのに手が止まらない。ずっと希望がどこにあるのか、いつ来るのか探している感じ。物語のなかでも希望側からの記述もあり、最後は希望、と知ってるだけに。
正義と正義のぶつかりあい、でも求めるところは同じ。ヒールとなって討たれることを望むなんて悲しいね。
普遍的な正しさは人間には重荷すぎる。これも辛いが、わかりすぎる。人はずっと正しさをかけて争っている。どうしても日本とか、ほかの国を連想してしまう。ただのファンタジーとして読めなくてしんどい。次回作まで余韻に浸りたい。
早く救ってあげてー。
2024/05/09 22:45
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
神の御子、という
恭しい呼び名からは程遠い酷い扱い。
まさに神をも恐れぬ所業。
これまでの登場人物の中で
ダントツ辛い目にあってる。
レーエンでの英雄、早く救ってあげてー。
試練を与えるのは神か人か
2025/04/28 16:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
法皇帝の息子と娘は父や代々の法皇帝が秘匿してきた存在を知り、またいかにレーエンデの民を虐げてきたかを知る。
レーエンデの民たちが自らの尊厳を取り戻そうと立ち上がるにはどうしたらよいか? 兄と妹の道は違えた。
異母妹ルクレツィア
2025/05/28 17:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
レオナルドの異母妹のルクレツィアが、影。レオナルドが、光ということなのですね。
あまり、よく分からなかった神の御子やライヒ・イジョルニの予言書についても鮮明になってきました、そういうことか。夜明け前、ということは革命の起きる前……さて最後は……