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比嘉姉妹シリーズ みんなのレビュー

  • 澤村伊智(著者)
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みんなのレビュー31件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (13件)
  • 星 4 (11件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (4件)
  • 星 1 (0件)
11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本ぼぎわんが、来る

2018/10/13 20:29

謎解きが面白さを引き立てる。そして、人の闇が垣間見える

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

こういう少しずつ迫ってくるホラー小説って好き。
ラストは霊能力者とのバトルのような展開になって、ちょっとラノベ調のホラーかなとも感じましたが、その文章がテンポがよくて読みやすく、頭の中で映像に変換されていきます。
映画化されるのもうなずけます。ただ、1章・2章に面白さを感じていた人にとっては、3章の霊(?)と霊能力者との命をかけたバトルは好みが分かれるところかもしれません。
死の描写も怖くて残酷なはずなのに、気持ち悪さを感じずに一気に読み終えることができました。
とくに好みだったのは、「ぼぎわん」という存在と残された言葉の謎解き部分かな。
民俗学とも絡めていて、説得力を感じさせてくれます。
1章と2章、3章で主役が変わり、「いい人」と思っていた人の「闇」の部分が浮かびあがり、ぼぎわんとは別に人間の仄暗い怖さを感じさせるところも面白く感じました。

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紙の本ぜんしゅの跫

2021/04/02 13:41

ファン向けの短編集。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

本作の著者である澤村伊智の特徴として、エンターテインメント性やミステリー顔負けの伏線やどんでん返しが挙げられる。
本作でもそういった著者の特徴は前面に出ていた。
それらの特徴以外にも、怪談がどう広まるか、何故広まるかを重視する点や
家庭内における女性の立場、他者の無意識な言動に苦しむ女性などを描く点も著者の特徴。

本作は5編からなる短編集で、それぞれ趣向が異なるものの上記したような怪談のシステムそのものに焦点を当てた作品や、
仕事と家事で板挟みになり苦しむ女性、容姿を笑いのネタにされながらも必死で耐える女性等が描かれている。
この世のものならざる妖怪やお化けももちろん登場するのだが、
そういった非現実的恐怖と日常で繰り広げられている(特に女性に対して)現実的な恐怖を織り交ぜるのが著者は抜群に上手い。
現実的な恐怖や何気ない悪意等が描かれているため、著者の作品をただのフィクションとして片づけることはできないのだ。

もちろんそういった現代社会の闇を反映しているといった点を抜きにしても、ホラーエンターテインメントとして一級品なのは間違いない。
「比嘉姉妹シリーズ」を読んできた読者ならハッとするような登場人物も描かれているため、できることなら過去作読了後に本作を読むことを薦める。
ホラー小説界の新たな旗手として良作を世に送り続ける著者の今後に大いに期待だ。

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紙の本ししりばの家

2021/03/29 01:32

当たり前の裏にある狂気と恐怖。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ぼぎわんが、来る」や「ずうのめ人形」同様、
本作「ししりばの家」でも著者である澤村伊智特有のホラーエンタメが炸裂。
まずは題名からして「ししりば」という、過去作同様のひらがな四文字で不気味さを表現する著者のネーミングセンスに脱帽だ。
もちろん題名のみならず、ストーリーもしっかりと不気味さに満ち満ちている。

本作でも著者の十八番とも言える、本来怖くないはずのものを恐怖の対象へと描く手法は健在。
本作では砂がモチーフとなっており、何ともいえない不快さ不気味さを醸し出すことに成功している。
また、ミステリー作品と呼んでも遜色のない、張り巡らされた伏線や物語の構成も過去作同様見受けられた。

本作では「比嘉姉妹シリーズ」と呼ばれる作品に登場する比嘉琴子に焦点が当てられている。
「比嘉姉妹シリーズ」を読んでいる方にとっては、是非とも知りたい比嘉琴子の本性や過去が垣間見えるのも本作の魅力。

幽霊屋敷や霊に憑りつかれた家を題材としたホラー作品は数多く存在するため、それを題材にすることは他の作品と類似してしまう恐れがあるものの、
本作ではそういった心配は無用だ。
先述したように、著者特有のネーミングや意外なモチーフ、ミステリー的な構成や伏線が独自の幽霊屋敷の物語を作り上げている。
家という本来変えるべき場所、最も安心できる場所であるがゆえに、そこで起こる恐怖は何にもまして不快で嫌悪感を抱く。
また、それぞれの家庭が持つ独自の習慣やルールといった当たり前が、他者から見ると異様なものに映る描写も見事。
次の「比嘉姉妹シリーズ」が非常に楽しみだ。

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紙の本さえづちの眼

2023/12/17 14:53

タイプの異なる不思議な3つのストーリー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイプの異なる少し不思議な3つのストーリー。一番好きなのはやはりタイトル作かな。前半は、旧家で起こる蛇にまつわる不思議な出来事が、想像力を掻き立てられます。そして後半は解決編のストーリー。琴子が相変わらず、サバサバしていて、かっこよかったです!あとの2篇はあまりホラーチックでなく、個人的にはちょっと拍子抜けしたかなって感じです。

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電子書籍ぼぎわんが、来る

2021/10/06 10:25

来られても困る

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たま - この投稿者のレビュー一覧を見る

とにかくぼぎわんが強い!怖い!
霊能力者は逃げるし食いちぎられるし、1章ラストの来るシーンが怖い怖い怖すぎる!2章のラストもぎゃああああああーーー!3章で漸く立ち向かえるけど……来ないでくださいお願いしますお願いします

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紙の本ぜんしゅの跫

2021/04/07 17:23

ほっこりとしたタイトル作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

五つの短編集。前半の作品は、ホラー要素がありつつも、オチはブラック色の強い作品で、タイトル作は、最初はホラーと思いつつ、比較的ホラー要素は控えめ。タイトル作の琴子と真琴の姉妹がやっぱりいい!その前の赤い服の作品はホラー要素たっぷりでよかったですけど、タイトル作のような、ほっこりくる作品もいいなあと改めて思いました。

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紙の本ししりばの家

2021/03/14 12:00

タイトルからして気持ち悪い

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ししりば」という響きに、何となく薄気味悪さを感じる。この作者の作品は、いつもタイトルからしてゾッとさせられる。
内容も、重苦しく息苦しく、淀んだ空気が絶えず漂っていて、不快な気持ちになる。
映像はなく、言葉だけでこの空気を伝えられるのは、すごいと思う。

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紙の本ししりばの家

2021/02/11 17:00

創造力と表現力と怖さ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

いやぁ怖い。この作者の創造力と表現力。一つの家を巡って起こる怪異を取り上げた連作短編集かと思いきや、違いました。ひとつの章を読み終わると次の章はどうくる?あーそこに戻るかぁ、楽しみ♪と思いながら読んでいるうちに、だんだんと一つのストーリーに収斂されるというパターンの作品。時間軸が二つなのがミソ。そして解説はなんと?!三津田さん。文章の力でこれだけ目に浮かぶように表現されていて怖かったです。

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電子書籍などらきの首

2019/10/04 10:42

「澤村伊智」の短編集

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ホイミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

六篇の短編で構成されています。ぼぎわんが来るとずうのめ人形を読了し、すっかり澤村伊智ファンとなった私。長編ほどではありませんが短編としては十分な充足感があります。短くてもしっかり澤村ワールドを感じられます。

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紙の本ぼぎわんが、来る

2019/10/03 19:12

映画より

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:忠美 - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画「来る」をきっかけに、今作に知り合い。もっと、この世界観が知りたい!!と原作を読み始めました。
原作者の方と同い年と言う事もあり共感出来るところが多々ありました。

真琴ちゃんの振る舞い等が[本物]と感じる事が出来ました。

シリーズ化されているとの事なので、他の作品も楽しみです!

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紙の本などらきの首

2018/12/16 14:27

珠玉のホラー短編集

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

6つのホラー短編集。印象的なのは後半3作。4作目の『悲鳴』は50ページの間に、何度もゾクッとさせられ、期待を高めつつも、すっと落とす手法が印象的。5作目『ファインダーの向こうに』は心霊写真にちなんだ話で、ちょっとホッコリするいい話。そして最後の『などらきの首』は洞窟に祀られている首を、切り落とされた怪物が取り返しに来るという言い伝えにまつわる話。やっぱりこの人の作品はええです!

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