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冬の鷹 みんなのレビュー

  • 吉村昭 (著)
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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本

紙の本冬の鷹 改版

2019/05/23 22:04

まるで見てきたかのよう

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ニック - この投稿者のレビュー一覧を見る

氏にとって初となる、江戸時代を舞台にした歴史小説。解体新書に関わった前野良沢と杉田玄白、対象的に生きた2人の人生を描く。まるで見てきたかのうような描写の連続に感服する。それらは膨大な史料を緻密に検証した上で書かれていることが他のエッセイ等で明らかにされている。

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紙の本

紙の本冬の鷹 改版

2016/08/09 09:43

我が国の近代医学の礎を築いた『解体新書』の成立過程を克明に再現した感動的歴史長編!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、我が国の近代医学の基礎を築いたともいわれる「解体新書」の作成過程を克明に記した歴史的長編です。わずなか手がかりをもとに、苦心讃嘆、ほとんど独力で訳出した「解体新書」でしたが、訳者である前野良沢の名前はどこにも記されませんでした。出版に尽力した事務方の相棒である杉田玄白が世間にその名を博するのは対照的に、彼は終始地道な薬業に専心、孤高の晩年を貫いてこの世を去った人物です。こうした歴史上の2人の人物を「解体新書」を通して見ていくという感動の歴史的長編と言えるでしょう。

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紙の本

紙の本冬の鷹 改版

2015/12/20 18:05

解体新書ができるまで、無名の男のはなし

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

解体新書ができるまでの話。教科書に記されるたった一行の歴史でも、ひもとくと、壮大な物語がつまっている。そして何十人、何百人の人間が関わっている。解体新書の翻訳に全身全霊を傾け、やりとげたひとりの男。その男の名は記されていない。教科書にも出てこない。そういった人物に焦点をあて、小説にする吉村さんがわたしは好きだ。有名人のうしろにも歴史はある。

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紙の本

紙の本冬の鷹 改版

2023/10/19 16:39

「日本史」の教科書では味わえない面白さ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

多くの歴史小説を書いている吉村昭さんだが、
 中でも安永三年の「解体新書」の翻訳をめぐる二人の人物を描いた
 この『冬の鷹』は人気があるし、評価も高い。
 1972年から「月刊エコノミスト」に連載され、74年に単行本として刊行。
 吉村さんが47歳の時で、その前年には菊池寛賞を受賞し、人気作家として確立した頃だ。

 「解体新書」のことは日本史で必ず習う。
 オランダの医学書「ターヘル・アナトミア」を日本語に訳したのがそれで、
 これ以降日本の医学界は大いに進展していく。
 この本とともに出てくるのが、杉田玄白と前野良沢の二人。
 特に吉村さんのこの作品では、翻訳をほぼ一人で成し遂げた前野良沢ながら
 「解体新書」にその名を刻まれることがなかったあたりから、
 その後の二人の運命がどのように変わっていくかを巧みに追っている。

 終盤近く、還暦を迎えた玄白の祝いの席に迎えられ、
 自身古希の祝いでもあった良沢が相並ぶ場面が出てくる。
 玄白が江戸随一の蘭方の流行医として名声も富もある一方で、
 良沢はオランダ語研究に没頭するが名声にも富とも縁が薄いという
 光と影を描いてみせる。
 それでいて、吉村さんの筆は感傷に流れることはない。
 何故二人にその差が出たのか、
 ひとえに良沢の人嫌いが要因だろうが、
 吉村さんは決してそんな良沢を蔑んではいない、
 むしろ、時流に乗った玄白を冷たい眼でみているところがある。
 吉村さん自身文壇での交流は多くはなかった。
 どちらかといえば、良沢的性格だったともいえる。
 それが作品に投影されているのかもしれない。

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紙の本

紙の本冬の鷹 改版

2017/12/31 09:17

解体新書

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Ottoさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本史の教科書では、解体新書(ターヘルアナトミヤ)の訳者として杉田玄白、前野良沢、中川淳庵の名前が出ているが、出版時には、前野良沢の名前がなかった。良沢の気性もあり、出版後の二人の生活の盛衰が大きく分かれる。
作者は、終始、良沢に寄り添い、好意的に書いている。
8代将軍吉宗が洋書を解禁し、比較的自由な田沼意次の時代だったから出版できた、平賀源内や尊王派高山彦九郎との交流もあり一気に読める。

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