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ふがいない僕は空を見た(新潮文庫) みんなのレビュー

  • 窪美澄
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みんなのレビュー20件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (8件)
  • 星 4 (5件)
  • 星 3 (6件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本ふがいない僕は空を見た

2012/12/23 17:52

新聞の書評で見つけて読んでみました。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る

新聞の書評で見つけて読んでみました。

5編の連作ですが、最初の「ミクマリ」がインパクトあります。官能小説と思えるくらいの性描写。しかもコスプレプレー。

「ミクマリ」の主人公は高校生の男子。いわゆる変態ではなく、普通の高校生が変態主婦に強要されていくうちに、その倒錯した世界にはまりこんで行きますが、次第に罪悪感を持っていき、最後は別れ。

別れ際に本当の恋を知るという内容です。

主人公の家は、助産院を経営しています。連作は、助産院で起こる「生」と男女の「性」をテーマに進んで行きます。

当然ですが、「生」のために「性」があるのは宿命的なもの。

作品の中で何度か出てくる「やっかいなもの」は男女ともに持っています。人間は、性欲というものを否定することはできません。

ただ、このやっかいなものは、自分でもどうしようもない取り扱いに困るもの。作品の中では、無理にそこから逃げるのではなく、抱え込んで生きていくという選択肢を示しているように思いました。

自然に任せる。

自分に置き換えて色々と考えてしまう、そんな小説でした。

龍.

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紙の本ふがいない僕は空を見た

2013/10/19 01:49

人それぞれが抱える「性」と「生」の苦悩

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あずきとぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る

作者は、2009年、「ミクマリ」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。
翌2010年に、同作を収めた本書を発表。
その後、本書は、本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、2011年本屋大賞第2位に選ばれ、山本周五郎賞を受賞した。
本書は、先述の「ミクマリ」に始まる全五作の連作集である。
登場人物が共通し、物語が連結している。
正直に言って僕は、最初の「ミクマリ」にはそれほどの衝撃は受けなかった。
あまりピンと来るようなものはなかったのだが、主人公である高校生(斉藤くん)の周囲に配置された各登場人物の設定が巧みで、「性」と「生」が散りばめられた上手い作品だな、とは思った。
続く二作目以降、作品ごとに主人公が交代する(五作とも、すべて各主人公の視点により語られる)。
すると、物語がみるみる深さを増し、各人物の過去や家庭環境などが明かされていく。
「ミクマリ」では、顔を出す程度の脇役だった人物の、それぞれに抱える思いや悩みといったものが順に語られる。
そして、そこでもやはり「性」と「生」が関わってくる。
五作それぞれ、各人物が心に抱え、悩んでいるものがあるのだが、著者はそこに安易な救済は差し伸べていない。
明快なハッピーエンドには、なっていないのだ。
読後、それぞれ「この人は、どうなってしまうのだろう」と、思わずその後を想像してしまう。
そして、各人の悩み・苦しみは、結局各人がそのまま抱えつつ生きていくことになるのだろうと、思わせられる。
人であるなら誰でも、思春期以降必ずぶつかり、抱えているであろう「性」と「生」の苦悩について、そのままうまく抱え込みながら生きていくことを、肩をたたかれ優しく送り出されるような気持ちにさせられる、そんな作品であった。

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紙の本ふがいない僕は空を見た

2020/02/18 11:58

題名

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る

題名で自分が想像していた話展開とは違ってひとりの高校生からその周囲の人々の日々が色々描かれていて面白かった。ひとりひとりの家族家庭環境でいろんな思いを抱き日々過ごしている。。。自分ももがきながらで前に進んでいかなきゃいけないなあとおもわされた本だった。

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紙の本ふがいない僕は空を見た

2017/10/08 22:30

最初は・・

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポッター - この投稿者のレビュー一覧を見る

5編の話が、それぞれ視点が違うのですが、全部繋がっており、一人一人が、様々な問題を抱えながら、展開して行きます。乗り越えるというよりも、不甲斐なさを感じながらも生きていく一人一人。作者のリアルな表現は、共感する部分もあった。

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紙の本ふがいない僕は空を見た

2016/02/17 09:09

「人生とは何か」、「生きるとは何か」を考えさせてくれます!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は、「晴天の迷いクジラ」と同様、読者に「人生」や「生きるということ」を改めて考えさせてくれる小説です。本作品は5編から構成されていますが、それぞれのストーリーに出てくる主人公は、ともに人生の中な何かしら困難を抱えています。彼らはそうした困難や課題を抱えながらどのように生きていこうとしているのか、またどのように人生を切り開いていこうとしているのか。読者は読み始めると、このストーリーに引き込まれていくこと間違いないでしょう。

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