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塩野七生ルネサンス著作集 みんなのレビュー

  • 塩野七生
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みんなのレビュー33件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (17件)
  • 星 4 (11件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (2件)
  • 星 1 (0件)
11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本ルネサンスの女たち

2012/10/31 23:53

塩野文学の出発点

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コーチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

1969年に出版された塩野七生の文壇デビュー作。後に『ローマ人の物語』全15巻を書き上げ、その後も西ヨーロッパ中世史に関する数々の著作を執筆中である彼女の出発点となった作品が文庫本になったのは、意外なことに今回が初めてという。それを記念してか、今回の文庫版では、執筆当時の思い出を振り返った序文がつづられている。
 それによれば、本作を書いた動機には、1960年代の高度経済成長のさなか、日本社会に充満していた微温的な雰囲気への反抗があったという。「みんなで仲良く、なんて嘘っぱちだと思っていたし、それで社会が進んでいると思って疑わない当時の日本のエリートたちが大嫌いだった。...イイ子でいたんでは生きていけないんですよ、昔のヨーロッパにはこういうたくましい人間が生きていたんです、と日本人に突きつけたい思いでいっぱいだった」。
 本作におけるそのたくましい人々は、人類史上稀に見るほどに権謀術数の発達したルネサンス期のイタリアに生きた4人の女たちである。4人はそれぞれ、地位も、性格も、またそのたどった運命もさまざまであるが、どの女もさまざまな艱難を経験しながらも、運命を甘んじて受けるだけでなく、彼女らなりに我を通しながら生きている。塩野にとって、戦乱を生きぬいた女たちを描くことは、ぬるま湯のような環境に生きる60年代当時の日本人への反撥であり、また当時(今でもか)一般的だった「女=男の被害者」という視点へのアンチテーゼだったという。
 それゆえ本書は、自主独立を尊び保守正道を歩むというその後の塩野文学の出発点となった作品といえよう。彼女はまた、ルネサンス時代を扱った本作の執筆を通じて、フィレンツェ、ヴェネツィア、さらに古代ローマといったその後彼女自身が取り込むことになるテーマが次々と見えてきたという。この意味においても、『ルネサンスの女たち』は文学者としての彼女の出発点となったわけである。

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マキャベリに君主論を書かせた人

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

ボルジアの毒薬 で代表されるように悪名高き一族の中でもっとも悪名が高い人であるが、その冷徹 冷酷なやり口で「イタリア統一」を図り、同時代人であるマキャベリに君主論を書かせた人である。作者塩野七生の初期の作品であるが、物語 小説というよりは、「歴史書」としての特徴をよく備えている作品である。

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初期の作品

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

「大歴史小説家」との確固たる地位を確保した塩野七生の初期の作品である。この作家のキリスト教への見方はこの段階から変わっていないのだな と認識を新たにした。ルネサンス期のイタリア人の自由さ奔放さを感じた。特に終章はこの作家にしては軽妙な口調で特に面白い。

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紙の本ルネサンスの女たち

2020/03/18 17:43

塩野作品の源流

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

塩野七生はここに始まったように思う。
それほどに豊かエピソード揃い。
ルネサンスを強く儚く生きた女たちの物語。

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紙の本神の代理人

2019/11/29 20:26

ローマ法王

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る

ピオ二世、アレッサンドロ六世、ジュリオ二世、レオーネ十世の四人のローマ法王。キリスト教とはいったい何なのか?

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紙の本ルネサンスの女たち

2019/11/25 19:53

ルネサンス

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る

イザベッラ・デステ、ルクレツィア・ボルジア、カテリーナ・スフォルツァ、カテリーナ・コルネールの4人。ルネサンスを生きた女性達、それぞれの個性が興味深いです。

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かっこいい題名

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る

世界史に疎い無知な私でもチェーザレの魅力のとりことなり大変楽しめました。何しろ題名がかっこいいですよね。最後の場面が淡々として悲しく、もしもっと生きられていたら歴史はどう変わっていたのだろうと思いました。

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チェザーレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分の王国を作ろうとすために時の権力者や血縁関係を最大限に
利用して成し遂げた者の物語である。あのマキャベリズムの体現者で
ある。「しゃべらない、行動する」を実践して戦略家を排撃してその野望を
成功に導く知恵は理論的より男の生き方を体現している。

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紙の本神の代理人

2017/09/02 11:33

神の代理人

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

若い世代の著者の力作である。しかしながらその内容は知的な法王を取り囲む
人々を描き出してその実像に迫っているのは圧巻である。偽善者と戦う姿は
何時においても共感を生むストーリーかもと思ってしまいます。

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紙の本ルネサンスの女たち

2017/06/06 10:27

それぞれの人生を歩んだルネサンスの女たち

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サラーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

主役が男性であることがほとんどの塩野さんの作品では珍しく女性を中心に書いた作品。男から見て面白いのはカテリーナ・スフォルツァとイザベラ・デステでしょうか。カテリーナは絵に描いたような女傑でエピソードやチェーザレとの対決を読んでも楽しく、エステ家の女主人ことイザベラは当時の君主たちよりもブレない君主らしく振る舞いながら母親らしい一面もあり、とても興味深かったです。最後のカテリーナ・コルネールは政略に使われた感があり少し不憫に見える。チェーザレの妹も紹介されているのでボリューム的にもお得な一冊。

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面白い

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投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る

過去の偉人と今の自分を比べると・・・・彼は23歳の時点で、結婚し、公爵の地位と300の槍騎兵などを得てローマ統一への野望を描いていました。私も何か胸を張って誇れるものが欲しいです。

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