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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.6

評価内訳

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統制経済を主導する革新官僚「昭和の妖怪」岸信介と自由主義者小林一三の激突ぶりを活写する著者鹿島茂の筆は冴える

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

小林一三の最大の特長は、社会がこれからどのように変わっていくのかを見据えた上で、そこから演繹して自分のやるべき事業を考えたことにあった。当時としては非常に珍しい考え方でしたが、先が見えないいまのような状況だからこそ、必要とされているのではないか。
たとえば、箕面有馬鉄道を作り沿線に住宅地を開発したのも、鉄道を敷いたらその沿線にたまたま良い土地があったのではなく、良い土地があったから、鉄道を敷くに値すると考えた。当時、大阪は環境汚染で良い住宅地への潜在的需要は大きかった。しかし、政府の優良住宅地は大衆─正確にはサラリーマン階級ですが─には手が届かない。しかし、そういう人たちが担い手になる社会がやってくると明治の時点で見据え、そこから自分のやるべき事業を考えていった。

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阪急、東宝、宝塚など日本の近代商売の礎を作った小林一三の評伝です!

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、日本の近代商売の礎を気付いた経営イノベーター、小林一三氏の評伝です。彼がどのような考えと思想を胸に抱き、商売を始めたのか。その商売においてどのような業績を収めたのか。まだまだ多くを知られていない小林一三氏ですが、本書は、彼の商売哲学、商売の業績など、彼が為したすべてを詳細に記述しています。

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80を超えてもなお盛ん

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

阪急や東宝の創始者である小林一三の生涯をまとめた一冊。章ごとにコンパクトにまとまっていて、随所に一三翁の日記などからのいろんな書物の引用もされていて、本人の考えも知ることができ、読みやすくて分かりやすかったと思います。第二次大戦前後に、大臣にも就任されていたことは、全く知りませんでしたし、阪急のイメージが強かったのですが、後半生はむしろ東宝の事業に注力されていたことも意外。80を超えてもなお、衰えぬ情熱はすごいと感じ入りました。

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多彩な登場人物も魅力

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:巴里倫敦塔 - この投稿者のレビュー一覧を見る

阪急電鉄、宝塚、東宝、阪急百貨店などを立ち上げた稀代の事業家・小林一三の評伝である。生い立ちから、不遇の銀行員時代、鉄道事業への進出、宝塚、少女歌劇団、映画や演劇の東宝の立ち上げ、政治家時代、戦中戦後に至る小林の足跡を丹念にたどっている。著者はフランス文学者で、渋沢栄一の評伝も手がけた鹿島茂。全般に手慣れた感じで安心して読み進むことができる。
 小林の凄さは、「需要がなければ生み出せばいい」という思考パターンである。例えば阪急電鉄の前身である箕面有馬電気軌道の立ち上げに際しては、「乗客がいなければ作ればいい」と考え沿線の宅地を開発した。阪急百貨店のターミナルデパートしての特徴を十二分に活用した経営手腕にも思わず唸らされる。筆者はビジョナリスト/イノベーターとしての小林一三、ビジョナリー・カンパニーとしての阪神電鉄についてしっかり書き込んでいる。渋沢栄一や松永安左衛門、鳥井信治郎、岩下清周、五島慶太、岸信介、古川ロッパなど、多彩な登場人物も本書の魅力の一つである。

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