シリーズ第２巻。高校生のラブコメとかなりダークな人間関係とコントラスト鮮明な物語群。ヒロイン酉野と須川の意識しあっているけど踏み込むのに躊躇する初々しさが良い。サンドリヨンでの須川による「酉野さんに会いに来たんだ」は悶絶級です。一方で、不登校の女子生徒・井上さんを巡るあれこれでは、爪弾きを怖れイジメに加担したことへの後悔が描かれる。この部分は再読してようやく理解できた。彼女等の関係修復ができることを望む。あと八反丸さん謹製のジョロキア・チョコレートの行方だけは気になる。太腿フェチも健在なのも嬉しい一冊。

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電子書籍午前零時のサンドリヨン

2019/08/09 15:47

学園ミステリ

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投稿者：モフモフモフ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

マジックがテーマになった学園もの。
語り手の性格は好みではなかったが、どの話も楽しく読むことが出来た。
物語的に、作中に登場するマジックのタネあかしをするわけにはいかない内容になっているのだが…読み手としてはどうしてもタネが気になってしまう。その為に、謎解きや犯人役とのやりとりに集中できなくなってしまった部分があった。…どうやら好奇心が読書の邪魔をすることもあるらしい。

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紙の本ロートケプシェン、こっちにおいで

2015/08/16 22:58

狼に食べられた赤ずきんはだあれ？

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投稿者：翠香　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

酉乃初シリーズ第２弾。相変わらず須川くんはヘタレで太腿が好きなんですね（＾＾；）
やっぱりマジックをしている時の酉乃さんは魅力的。
今回クローズアップされたのがある女生徒に対するいじめだったので、
読むのが辛くなることもありました。
最後に折原一氏ばりの叙述を仕掛けられたのには驚きました。
彼女に対し酉乃さんが話した言葉・・・泣けたなぁ。
結局彼女たちがどうなったのかは分からないのだけど、きっと大丈夫でしょう。

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紙の本午前零時のサンドリヨン

2022/05/07 01:30

マジックトリックミステリー

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投稿者：イシカミハサミ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

泡坂妻夫先生を思い出すような
マジック×ミステリーのボーイミーツガール。

泡坂作品の完成度と比べてしまうと良くないのだけれど、
ミステリーらしいちょっと違和感のある会話がラストへの伏線になっている感じが、
そういえば最近そういうミステリー読んでなかったな、と思い出された。

伏線を張る段階でもうちょっと違和感のない会話劇になっていたらなあ、
と気になってしまう。

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電子書籍午前零時のサンドリヨン

2022/02/11 03:47

マジシャン

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投稿者：エムチャン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ミステリーにマジシャンが登場して、謎を解くのは違反っぽいな、と思いましたが、学園ミステリープラスかるーい恋愛モノみたいな感じです。マジシャンの女子と彼女を好きになる男子の周りに事件が……

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電子書籍午前零時のサンドリヨン

2022/01/02 18:00

「マジック」に惹かれて

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投稿者：Koukun　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

女子高校生マジシャンと学園ラブストーリーと日常系ミステリーの三本立てというある意味贅沢構成の作品である。しかし残念なことにどのテーマも十分には描ききれていない。特にミステリーに関しては、踏み込み不足が目立つ。この３本の中では一番珍しい「マジック」に気を惹かれてしまった。

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電子書籍ロートケプシェン、こっちにおいで

2022/01/02 17:34

マジックの部分がやはり一番魅力的

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投稿者：Koukun　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

前作「午前零時のサンドリヨン」の雰囲気をほとんどそのまま引き継いだような続編である。マジックと謎解きと学園ラブストーリーの三本立て　という構成も前作のとおりだが、学校内いじめの問題も大きく取り上げられ、やや前作と趣が異なる。それでもマジックの部分がやはり一番魅力的である。

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紙の本午前零時のサンドリヨン

2015/05/09 13:26

学園青春ストーリー＆軽いミステリ

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投稿者：papanpa　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

学校では無口で孤独な女子高生の酉乃さんだったが，マジックを披露するときは別人のようにキラキラと輝く。そんなギャップに一目ぼれしてしまった同級生の須川君。二人が織り成す学園青春ストーリー＆軽いミステリ。

「どこか陰のある，でも本当はかわいい女の子と，ちょっぴりドジで奥手の男の子」の王道ストーリーですが，そんなパターン大好きです。楽しめました。

だが，軽いと書いたとおり，ミステリに関しては踏み込みが浅い。
事件に絡んだ生徒たちの表面が語られるだけで，もう一歩踏み込んだ人間ドラマは書かれていない。すべての事件は，解決する酉乃さんと須川君のためだけにある感じがした。まあ，リア充だからソレでいいのかもしれないが・・・。

それと，最終章で唐突に八反丸さんが、酉野さんとの過去の関係を話始めるんだけど，その内容が彼女の初登場の時の会話や、その後の行動と何か噛みあってない気がするんですが，そう感じるのは私だけでしょうか？

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紙の本ロートケプシェン、こっちにおいで

2015/12/27 21:25