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刑事ヴァランダー・シリーズ みんなのレビュー

  • ヘニング・マンケル(著), 柳沢由実子(訳)
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みんなのレビュー28件

みんなの評価4.1

評価内訳

36 件中 31 件~ 36 件を表示

紙の本リガの犬たち

2017/12/01 00:00

現代にも通じるきな臭さ

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投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る

自由世界と共産世界との境目に位置するラトヴィア。どちらかの世界が動くときには大きく影響を受けざるを得ない。
数日前、地中海のマルタ島で、政府とアメリカ企業のからんだ陰謀を調査報道していた女性記者が、車ごと爆破されたという記事を新聞で読んだばかりだ。
奇妙にこの小説の舞台と重なり合うような気がしてならない。

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紙の本霜の降りる前に 下

2017/05/16 22:18

主役はヴァランダーの娘

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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る

主役はヴァランダーの一人娘のリンダですが、ヴァランダーシリーズの雰囲気はそのまま受け継いでおり、犯人がなぜ凶行を繰り返すのかが、じわりじわりと明かされていくシーンは読み応えがあります。リンダは警察官になったばかりで、事件のことで手一杯という感じがしますね。小説のテーマは宗教で、それほど目新しいものではないのですが、自分が特別な存在と信じた瞬間から、人は人の道を外れるのだなというのがわかります。

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紙の本五番目の女 下

2016/07/03 18:21

待望のシリーズ第6弾!

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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

もっとゆっくり読みたかったのだが・・・手をつけたら最後、一気読み必至。

父親とのイタリア旅行から帰ってきたヴァランダー、静かなスコーネの秋を楽しもうと思っていた彼の目の前に起こった二つの不可解な事件(老人の失踪と無人の花屋への押し込み)。 それがスコーネを震撼させる事件の幕開けとなる。

タイトルにある<五番目の女>はプロローグから登場。
けれど、どうもその意味だけではないらしいことはすぐにわかる(五番目の女は何人も登場する)。
そして、驚くのだ。 これって、『ミレニアム』と同じテーマだ!、と。
けれど本国の刊行はこっちの方が早いはずだ・・・となると、「強いものから弱い者への
暴力」(女を憎む男たち)という問題はスウェーデンでもかなり激化しているということなのか。 最近、「福祉国家としてのスウェーデンを見習え」的なことを言いだす人が多くなりましたが、福祉社会が犯罪のカモフラージュになっている実態・福祉のためにつくられた組織の根っこそのものに犯罪が巣くっているというスウェーデンの現実も学んでほしい。 スウェーデンミステリを読んだらそんな安易なこと言えないと思うが。

まずは、ヴァランダー警部と父親とのイタリア旅行について語られ、確執の多かったこの親子の急激な融和が描かれる。 となると近い将来起こるだろうことが思い浮かび、
いささか悲しくなる(そしてその通りの展開になるのだが・・・事件がヴァランダーを私情にひたらせることを許さない)。
このシリーズに共通することだが、「犯人は誰か」というのはあまり重要ではなかったりする。 勿論はっきりしないということでも描かれないわけでもないのだが、むしろところ
どころで犯人側のことが描かれるため犯人が内面的にどういう人間かということが前半でわかってしまうのである。 それでも先を読むのを止められないのは、事件に至る背景が丹念に描かれているためだ。 まるで、様々な色と素材の縦糸と横糸で見事に織り上げられたタペストリーのように。 しかしその織物の端は始末されていない、途中でなくなる糸もあるし、まだまだ続く糸もあるから。

スウェーデンは確か死刑のない国だが、国民感情として厳罰化の機運は高まっているらしい。
これが書かれたのは1996年、物語の舞台は1994年。 『ミレニアム』は2000年代だから・・・なるほど、悪化してますな。

が、シリーズものとしての楽しみもある。 前作までの署長のビュルクが異動になり、新署長は女性のリーサ・ホルゲソン。 そうか、だからドラマ版の署長は女性だったのか!
いつも風邪をひきがちのマーティンソンは家族と仕事をめぐる岐路に立たされ、スウェードベリに対するある表記に目を見張り(これって『One Step Behind』への伏線?!)、順調に有能な刑事への道を歩いているように見えていたフーグルンドの足場のもろさを知らされる。
相変わらずお悩みがちのヴァランダー警部だが、娘リンダとの関係が次第に改善されているのが救いですかね(でもその意味合いを本人が気づいてない感じなのがまた)。 鑑識のニーベリや受付のエッバとなど個々のエピソードは楽しいものも多いので、シリアスな中の清涼剤となってシリーズの安定化に効果を発揮しているのだと思う。
で、更にこのシリーズが素敵なのは(というか日本語版が、というべきか)、どんなに端役でも巻頭の「登場人物表」に名前が載っていることだ。 「これ、誰?!」と思ったときに大助かりです。
訳者あとがきによると、ヴァランダー警部シリーズは10作あるそうだ・・・あと4作。
(2010年9月読了)

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紙の本霜の降りる前に 下

2017/09/27 11:38

女ヴァランダー

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投稿者:バニー - この投稿者のレビュー一覧を見る

今まで通り、父ヴァランダーを主役に、娘のリンダの話が展開するのかと思っていたのに、完全にリンダ主役の話だった。なーんだ。
でも、いつもヴァランダー視点で描かれていたから、ヴァランダーが他の人からどう見られているのかが知れたのが、面白かった。
美女に出会った時のヴァランダーの毎度の反応が笑ける。

それにしてもこのシリーズに出てくる登場人物に性格のいい人がいない。
みんな自己主張が激しすぎて衝突ばかりしているような。
ステファン・リンドマンが一番マシか。

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紙の本霜の降りる前に 下

2016/03/30 09:51

マンケルさん大丈夫?

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投稿者:よしおくん - この投稿者のレビュー一覧を見る

マンケルさん、亡くなってしまったのでしたね。あと、何作残っているのかなぁ。とても残念です。この本はヴァランダーシリーズではなくて、娘のリンダが主人公と聞いていましたが、まるでヴァランダーシリーズの一作と言ってもよいほどです。
 マンケルがまだ50代前半の時の作品のはずですが、この方、どんどんミステリーを書く気持ちが薄くなっていったのではないか。この作品もクライムノベルというより、リンダ自身と親子、家族(アンナの家族も含む)を書こうとしたのではないだろうか。
 だが、終盤に驚きもなくミステリーとしてもイマイチだった。リンダを描くことにも成功したとは言い難い。ラストシーンがあまりに見え透いていて、ありきたりなので逆に驚いたほどだ。つまり、マンケル作品は質が落ちていっている気がする。
 とはいえ、残っている作品は全部、読むつもりですけど。

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紙の本殺人者の顔

2002/07/22 23:21

小市民的な刑事が主人公の、スウェーデン警察小説

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投稿者:浅知 恵 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある雪の予感がする寒い早朝、通報を受けた刑事クルト・ヴァランダーは、老夫妻に振るわれた残酷な暴力の爪痕を目の当たりにする。瀕死の老婦人が残したのは、「外国の」という一言だった。捜査の陣頭指揮をとるクルトは緘口令を敷くが、テレビ局に情報が漏れ、移民への襲撃事件までもが発生してしまう。クルトたちは執念で犯人を追い続けるが……。

主人公クルトは警察官としては優秀だが、私人としてはお世辞にも格好良いとはいえない中年男。妻には逃げられ、娘とは上手くいかず、父親はどうやらボケ始めているようだ。おまけに食事の不摂生がたたって、中年太りが深刻な問題となってきている。どうも親近感を感じてしまう、小市民的なキャラクターなのだ。

物語は老夫婦の惨殺事件からはじまり、やがてスウェーデンの移民政策ともリンクしていく。このあたりの展開は非常に上手い。スウェーデンの移民受け入れの状況なども丁寧に説明されていて、興味を満足させてくれる出来になっている。

ところで、本書の警察官たちは他国の警察官に比べ、仕事量が少ないような気がする。割と早い時間に帰宅してしまうし。この辺はお国柄なのだろうか。

続編の邦訳が待たれる好シリーズとなりそうだ。

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