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“古代幻想ロマン”シリーズ みんなのレビュー

  • 長岡良子 (著)
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みんなのレビュー28件

みんなの評価4.7

評価内訳

  • 星 5 (13件)
  • 星 4 (10件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (3件)
  • 星 1 (0件)
13 件中 1 件~ 13 件を表示

神話とロマンに満ちた日本古代の終焉を描く傑作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Solaris1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

長岡良子の古代幻想ロマンシリーズは、大正時代シリーズと並んで長岡良子がもっとも油の乗り切った時期の傑作だと思う。中大兄皇子の時代から藤原仲麻呂までの時代を描くこの連作短編シリーズは、天智を理想とする藤原鎌足、田辺大隅らの流れが、天智天皇没後権力を握った大海人皇子(天武)の時代、裏面に追いやられ、天武‐大友皇子及び持統以外の側室の子が勢力を持った時代に、密かに暗躍し、陰謀を巡らし、ついには藤原不二等という傑物を得て、再び天智系が権力を掌握して模様を、個人の夢や希望を容赦なく叩き潰す政治の非常な救い様のない殺伐とした流れを、諦念と詩情とが混在する筆致で華麗に描いた歴史絵巻といえる。

 この大河物語の主軸はそうした様々な登場人物達の運命を描いた傑作であることは勿論だが、当事の歴史のもう一つの流れ、集権的国家が誕生し、政府の統治から阻害されてゆく様々な異形の者たちの運命や桎梏についても描かれている。不二等らは律令の制定に伴い、人民を完全に国家の管理下に取り込む政策を推し進める。これに反抗するのは、異形の者達、山人、遊民、そして役の小角に代表される超常力者達である。彼らは国家と正面切って闘争をするような勢力は持たない。せいぜい陰謀に荷担し、歴史の表面に顔をだすことなく、流れの中に埋没し、不二等らの推し進める律令体制に収まりきらす、どこか遠くへひっそりと身を隠して行く。

 本作「夜の虹」は、この大河物語の各テーマが集約された、連作物語のピークともいうべき場所を占める。若い時の希望や夢を押しつぶされ、骨の髄までマキャベリストとなって次々と策謀を巡らす不二等と、消え行く異形の民たちの対立。新しい時代の体制の元、締め出されたのは彼らだけではない。それは天智時代の再現を望みながら、実際には法と鉄と血で塗り固められた国家を作り上げる結果となってしまった彼ら自体の目指した天智時代というユートピアをも締め出すことになったのである。天智時代とは異形のものも含んだ、明暗併せ持つ一つのユートピアであった。作者はそれを「夜の虹」という現象に象徴させているかのようだ。ラスト不二等は語る。

 「夜の虹か。私には見えん。見る必要もないものだ」

異形のもの、超常力とともにユートピアもまた現実の国家運営には必要が無い。こうして神話とロマンに満ちた日本の古代は終わる。

ロマンや悲劇という娯楽要素とともに、フーコーの「監獄の誕生」をも思わせる奥の深い作品「夜の虹」。歴史マンガの傑作である。

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この后が主人公

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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

有名な天智天皇の后なのに影の薄い倭姫皇后が主人公。
記録にあるのは生い立ちと和歌くらいなのによくここまで人物を練り上げたと思う。
美しい作品。

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日本語の美しさ

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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

絵にも硬質の美しさがらありますが なんと言っても日本語が美しく響いている作品です。字面も美しく流れるようの台詞の数々を堪能させてもらいました。

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古代幻想ロマンシリーズ

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投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る

『葦の原幻想』からシリーズ通して読んでほしい作品です。発表当時、この時代を扱っている漫画が少なかったので、貴重でした。

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藤原不比等

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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る

藤原不比等が主人公です。
この時代の漫画て少ないのですがこれはストーリーもしっかりしてい面白かったです。
歴史の勉強にもおすすめです。

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藤原不比等を描く

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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る

藤原不比等を主人公に彼が政治の世界でどうやってのしあがっていったのか、その原動力が何であったのかを描いています。
歴史の勉強にもなります。

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できれば全部通して読んだ方が

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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る

「眉月の誓」だけ読んでも大丈夫ではありますが、やはり古代幻想シリーズは最初から通して読んだ方が深いです。
同じエピソードも違う視点から見ると全然印象が変わります。

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藤原不比等が主人公

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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る

歴史もので飛鳥時代、しかも藤原不比等が主人公というのもなかなか珍しいと思います。
ファンタジーも織り交ぜつつ、政治漫画としても読めて面白いです。

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史から不比等へ

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投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公はかの有名な藤原鎌足の子、不比等。(幼少名、史・ふひと)。壬申の乱で、大友皇子(天智天皇の子)が天武天皇に負けた為史も苦難の道を進むことになる。この主人公がとにかくイケメンでかっこいい!日本版チェーザレ・ボルジアというのは言い過ぎか。あくどいのに、肩入れしてしまう。
大宝律令成立まで続くので、日本史の教科書かわりにどうぞ。

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天智天皇の皇后、倭姫皇后

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投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る

大化の改新から始まるこの物語、主人公倭姫の父は、中大兄皇子の異母兄。古人大兄皇子で、謀反の嫌疑で一族もろとも
中大兄皇子に滅ぼされている。有間皇子との淡い恋はさんで敵である中大兄皇子(天智天皇)の皇后となる彼女を、作者はとにかく魅力的に描き出しています。最後壬申の乱で天智天皇の
近江の都は滅んで葦の原に戻っていくのが、このシリーズの最初のタイトルが「葦の原幻想」なだけに味わい深いです。
「眉月の誓」の前に読むのがお勧め。

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女帝 元正天皇

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投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公は天武天皇の孫、文武天皇の姉で草壁皇子の姫君、氷高女王(ひめみこ)。実在の人物である。教科書に載っていたかもしれないけど、全く記憶にない。家系図をみないとわかりずらいことこの上なし。藤原不比等もでてくるので、このシリーズの
「眉月の誓」の次に読むと時系列にそっていてわかりやすいです。同じく「眉月の誓」に出てきた穂積皇子がでてくる「晩蝉ひぐらし」と不比等が出てくる「異聞 竹取物語」も収録。
読み応え有。

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文庫化希望

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投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る

文庫化を待ってるんですが、なかなかしないですね。無いのかなー文庫化。
 これまでの古代幻想ロマンシリーズとは別系統の話。安和の変を下敷きにしているっぽい平安中期の時代設定。源高明らしい人物も出てくるが少しだけだし、歴史漫画とはとらえない方が良いかもしれない。

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文庫化希望

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投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る

ロマンシリーズですが…文庫化されませんね。待っているのに…。シリーズの他作品とは別系統の話です。これまでは三輪系のサイキッカー(作中では三輪の神人と表現されていた)がシリーズの根幹にあったのですが、今作はサイキッカーは出てくるが陸奥系で、時代も平安時代中期。安和の変ってあんまり取り上げられる事がないのでよくぞと思いましたが、登場人物も歴史上の人物は源の高明ぐらいだし、歴史エピソードも弱いので、歴史漫画ではない感じです。

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