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しゃべれどもしゃべれども(新潮文庫)

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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 449件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2000/06/01
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/421p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-123731-X

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文庫

紙の本

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

著者 佐藤 多佳子 (著)

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

724(税込)

しゃべれども しゃべれども

648 (税込)

しゃべれども しゃべれども

ポイント :6pt / 紙の本より76おトク

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著者/著名人のレビュー

7月9日は東京・浅草...

ジュンク堂

7月9日は東京・浅草の観音様にほおずき市が立ちます。
朱いぼんぼりのような実に、うす緑の葉が美しくて、もうすぐ夏だと感じるものです。
そのほおずき市が、印象的な場面を作り出しているのが、この『しゃべれども、しゃべれども』。

ちょっと芸に伸び悩む若手落語家と、彼の開く話し方教室に集まる
喋りベタの人々の物語で、みんな見事な不器用で一生懸命だから、
思わず読む側も肩入れしてしまう。

ほおずき市の場面も、がんばれ、がんばれ、バカー!というところです。
もうすぐ夏ですねえ。

【折々のHON 2010年7月9日の1冊】

書店員レビュー

ジュンク堂書店天満橋店

落語の知識がなくても...

ジュンク堂書店天満橋店さん

落語の知識がなくても、ただとにかく読後「読んでよかったー!」と
すがすがしく思える作品。

緊張すると吃音が出てしまういとこに、劇団員で影のある女、
引っ越しでクラスになじめずにいる関西弁の少年、喋り下手な
野球解説者。自分自身スランプながらもそんな彼らに落語を
教えていくうちに見えてくる自分の答え。

それぞれがぶつかる壁へ一緒に全力で体当たりし、越えていくさまが
ホントにいい!

ほんのり漂う恋心に鈍感な彼は気づかないから「もぅ!」って
思ったりもするけれど、とにかく“男前”に出会いたいなら、この1冊!

天満橋店 文庫担当 坂本

みんなのレビュー449件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

文句なしに「良い」。ただ一言「読むべし」といいたくなる一冊。

2007/01/10 20:38

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

1997年に単行本で出版されその年の「本の雑誌」で年間ベスト1に輝いた作品。
前評があまりのも良いと期待し過ぎて逆に評価が下がることが
ありますが、この作品に限ってはそんな心配は不要です。
評判・話題になって当然期待以上の面白さでした。
読んいる間中楽しさと切なさとそして爽快さに包まれていて読
了後自然と笑みが浮かぶ作品なのです。
もしこの本を読んで悪評を書く方がいたらならば、それはただ
の偏屈としか呼びようがないのでは?と思うくらい兎に角一言
「良い」作品なのです。
本好きの方の中には社交性のある方もいますが、私にとっては
本の世界はいわば現実からの逃避行のようなものでこの本に登
場する話しベタで付き合いベタの4人の気持ちが実に良く分か
るのです。
五月が自分が周りと上手く付き合えないからこそ三つ葉のよう
な人に憧れつつも距離を置く、湯河原は優しさが表にみえない
から誤解される・・・。
人に嫌われて平気な者などいるわけがない、自信を持てという
時点でその人に対して「良し」と認めていないなど当たり前の
ことをサラリと語られ、そしてハッとさせられる場面が多いの
も佐藤さんの作品の特徴なのかもしれません。
いじめや対人恐怖症など決して明るいだけの物語ではないのに
何故こんなにも爽やかな読了後なのか?
それはきっと三つ葉のおせっかいと優しさが4人に向けられる
とともに読者の心にも伝わってくるからかもしれません。
皆の心に灯りをともしてくれる一冊です。

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紙の本

小気味良さがうれしい佐藤多佳子『しゃべれどもしゃべれども』。

2011/09/30 23:26

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オクー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「しゃべれどもしゃべれども」はすでに映画にもなったが、何とも小
気味良く、しかも、ハートにグッと来る傑作小説だ。小気味の良さとい
うのは、主役の男、今昔亭三つ葉が二ッ目と言えども落語家だから。彼
の言葉で語られる小説なので、テンポが悪くてはどうしようもない。ポ
ンポンポンと短い言葉を放り出すように語っていく文体が素晴らしい。
これ、簡単そうだが、やはり「技」が必要。佐藤多佳子にはユニークな
観察眼や表現力もあり、物語は気持ちよく盛り上がっていく。

 まだぺーぺーの落語家である三ツ葉の元になぜか落語を習いたいと四
人の男女が集まってくるという設定がおもしろい。しかも、彼らはそろ
って問題児。一人は対人恐怖症でテニスコーチを辞めた男、一人は口べ
たで大失恋をした女、一人は大阪から転校しいじめにあってるらしい小
学生、そして最後はマイクの前だと本音でしゃべれない元阪神の野球解
説者。彼自身も壁にぶちあたってる三ツ葉は彼らを見事に更生させられ
るのか?

 これは会話が苦手で人とうまくつき合うことができない心優しき人々
の物語だ。そんな彼らが最後にたどり着くのは…。ラストにふたつの山
場があるのだが、どちらもなんだかジーンときて胸がいっぱいになって
しまう。しかも、自分もがんばらなくちゃ!という思いが激しくわいて
くるのだ。人間関係に悩む多くの人におすすめの一冊だ。

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紙の本

最高の完成品

2008/06/15 13:50

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

しゃべれども しゃべれども 佐藤多佳子 新潮文庫

 100ページを過ぎて、この本は社会福祉の本だと判断した。文章表現に広がりがある。主人公の1人称による独語が効果的だ。文章が上手な筆記で感心する。達ちゃんと十河(とかわ)のほのかな恋愛話はかわいらしくほほえましい。会話が野球のトスバッティングのようだ。ピッチャーの投げたゆるいボールがバッターによって正確にピッチャーへと打ち返すことが繰り返されている。
 この作家のテーマは「支えあう尊さ」である。作品「一瞬の風になれ」(短距離走が素材)と今回の落語と素材は異なるけれどテーマは同じである。作家という職業人は自分がもつひとつのテーマで幾種類もの物語をつくることができる。一番重要なことは絶対的な自分のテーマをもつことだ。
 10歳男子小学生村林の個性作成がいい。こどもらしさを出さずにあえて大人のキャラクターで勝負している。
 落語は生き物。人生も生き物。いい1年であったという庶民のささやかな生活話だった。10年前に書かれた作品だが今でも生き生きとしている。

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紙の本

言っても仕方ないだろうなということを抱えている人に贈りたい

2007/06/29 00:44

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けい - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今回は普通におしゃべりする感じではじめますが、ごめんなさい。文字で読むと読みにくいし、わかりにくいかもしれないですが、そこはご勘弁ください。話し言葉と書き言葉って違うんですよね。
 そうそう、なんの話かというと、韓流ブームにだいぶ乗り遅れて韓国の言葉、ハングルの勉強を始めたんですよ。でも、すぐ挫折しちゃいました。一応、一年間、教育テレビの韓国語講座はビデオに録画したんですが。たぶん、もうほとんど二時間サスペンスを重ね録りしちゃいました。ハングル語ってのが難しくて。丸とか四角とか、これが文字?って感じで。そのとき思ったんですよ、言語ってのは暗号だな、って。
 文字の表記、発音、単語の意味。そういうものにはルールがあって、その決まりごとがわかれば、不自由しない。逆に言えば、ルールをわかっているもの同士の意思疎通には便利だけれど、ルールを知らないものには意味不明。スラングとか符牒とか業界用語などもそうです。たとえば「ホシがうたった(容疑者が自白した)」、「ギロッポンでシースー(六本木で寿司)」。暗号も言語とは暗号だ、とはそういうことです。
 実は人間は言語情報ではなく、身振り手振り、表情などの非言語情報のほうを多く使っているという話もあるそうです。でも、言葉が便利なのはルールの明確化・共有化が進んでいるからだと感じます。「ごめん」と言われれば、とりあえずは謝っているのだな、ということは日本語を知っている人ならばわかります。
 でも、言葉が難しいのは口では「ごめん」と言っているのにこいつ謝る気なんか少しもないだろ、というケースが多々あるからです。口には出さなくてもわるいと思っている、でも、謝れないなんてことも。人はさまざまです。でも(だから?)、言葉という共通のルールがあります。
 前置きが長くなりました。本筋のこの本のことはあまり書くことがありません。とにかく、面白かったです。あらすじは落語家の青年のもとにいろいろあっていろいろな人が集まり、話し方教室のようなものをはじめることになる、というもの。いろいろな悩みを持ついろいろな人がいろいろなことをしゃべります。でも、厄介なことはすぐには解決しません。「しゃべれども しゃべれども」前には進みません。ときには後ろに進んだり。でも、人はしゃべることで深くなることができる。どこがよかった、という部分はいっぱいあるし、たぶん、それが読む人によって違うんだろうな、と思えるところがいいです。
 目は口ほどにものを言う、というのも、たぶん本当。でも、やっぱり、ちゃんとしゃべらないと伝わらないし、何も始まらない。思ったこと全部をちゃんとでなくても、本音を隠しても、嘘をついても、意地をはった強がりでも、そんなつもりはないのに傷つけるようなことを言ってしまっても、こころにもないことでも、調子にのりすぎても、しゃべれば、きっとわかってくることがある。

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紙の本

この感動を、しゃべらねばしゃべらねば

2008/01/01 18:53

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:空蝉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

しゃべる、おしゃべりする、話す、語る・・・書ききれないほどある。この中で仲間はずれはどれか?   「しゃべる」である。
いや、本来はこれも仲間なのだろうが、今現在の使用方法としては、「しゃべる」だけは一人だけでできる行動だと感じるからだ。
自分の中だけで自己完結しまう彼らは、しゃべることは出来ても「相手と」話すこと…おしゃべりが出来ない、しゃべれどもしゃべれども相手につたわらない。そんな彼らが落語を覚え、小さな一歩を踏み出すまでの物語だ。

自分の落語が見つからないスランプ中の一本気な噺家、三つ葉。
人と満足に話せない口下手で失恋したツンケン女、十河。
大阪弁と意固地な態度からイジメにあっている小学生、村林。
対人恐怖症でドモッて自分のことを何もいえないイトコ。
口下手で態度も人相も悪くてどうにもならない野球解説者。

そして三つ葉は、自分を含めみな自分自身に「良し」をやれていないことに気がつく。良しがやれない、自分自身に納得がいかない、自信がない・・・自分にすら向き合えない彼らだから他人とも向き合えない、話せない。
しかし彼らは本当に一生懸命、皆真剣勝負でどうにか一歩を出そうとし続ける。
しゃべれどもしゃべれでも、自分の心に言葉はいつも追いつかない。けれど問題はそこじゃない。
私の「しゃべり」を待っている人がいるということ。とにかく一番大事なのだ。

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紙の本

頑張るみんなの姿が心地よい

2001/03/19 07:56

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ごろんちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 緊迫のミステリーでも何でもないのに、読み始めたが最後、登場する五人の人物たちの行方が気になって、ラストまで目が離せなくなりました。

 皆なにかに迷い、傷つき、自信を失っている。それは純文学にありがちなテーマなんですが、この物語ではそれらを堅苦しく捕らえることはせずに、ある時は軽妙に、またある時はしんみりと、そうしてある時は感動をもってして、絶妙のバランスで物語が進められていきます。

 爽やかな読後感には、思わず「よし、私も頑張ろう!」なんて思ってしまったほどです。

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紙の本

楽しんで読めた

2017/11/25 11:51

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポッター - この投稿者のレビュー一覧を見る

登場人物一人一人が、生き生きと描かれていて、ドタバタな話の中にも、ホロっとする場面もあり盛りだくさんの物語だった。
『自信とは、自分で自分を 良し と納得する』のフレーズは共感ができた。作者他の書も読みたくなる痛快な作品でした。

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紙の本

読み始めると止まらない真性の青春小説

2002/09/22 09:48

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:山本 新衛 - この投稿者のレビュー一覧を見る

▼人とのつき合いが最近うまくいかない。人前で話すのがとっても苦手、といったお方にお勧め。この本を読めば、勇気がプンプン湧き出てくる。また、登場人物の一人一人が、自分自身の分身であることに気付き、「愛すべきはこの弱き自分なんだなぁ」という思いを、シミジミと味わうことができる。▼著者は、1999年『イグアナ君のおじゃまな毎日』で路傍の石文学賞を受賞した児童文学畑の人。昨年『神様がくれた指』(新潮社)で、何と“本格的スリ師” の友情を描いて、いよいよストーリーテラーとしての本領を発揮した。本作は、著者の事実上のデビュー作である。▼作品は、売れない落語家に人間関係でつまずく3人が落語の教えを請うという単純なもの。しかし、これが読み始めると止まらない真性の青春小説なのだ。登場人物全員馬鹿がつくほど生真面目で、ブキッチョで。でも作者が旨いからついポロポロ泣けてしまう。▼修行途上の落語家を描いた、森田芳光監督のデビュー作「の・ようなもの」を彷彿とさせる人間愛の傑作である。

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紙の本

この本の力

2002/04/08 19:08

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジャッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 自分はこの本のことをラジオの連続小説で知った。のどかーな雰囲気で流れていくこの物語は、この僕のとても好きなジャンルだった。この本を読んだらわかるが、この本を読んで居るときものすごく自分が変わっていくのがわかる。変わり方は人それぞれだが確実に読む前よりも「いい人」になっているはず! 読めばだんだんじぶんのことが好きになる…そんな本です。でも、この本のすばらしさは読んでからじゃないときっと分からないはず……

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紙の本

人付き合いが苦手な人は手にとってみてください

2003/05/21 10:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:和音 - この投稿者のレビュー一覧を見る

対人恐怖症の青年、いじめられている男の子など、皆人と話をするのに苦労をしている。そこで、噺家の今昔亭三つ葉が話し方を教える事になる。噺家だから、話は得意だろうという周囲の期待から。そして、3人に落語を教えてみる事にする。話し方授業はあまりうまくいかないが、なぜか3人はいつもやってくる。そして、落語が好きになっていく… 

途中で、元プロ野球選手も加わったり、色々と騒動が起きたりします。人にものを教えるという事で自分でも気づいていなかった事を気づかされたりと、プラスになることがあり、三つ葉自身もその事に驚くのです。これは、私も他の人も経験した事があるのではないでしょうか? 噺家が主人公で、口の利き方も粋で読んでいて、とても小気味よく、テンポ感のある作品だと思いました。いじめや、吃音が出るなどマイナス要因が多いにも関わらず物語全編を通してずっとあたたかみが感じられます。読み終えた後、表紙のイラストを見て妙に納得してしまいました。

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紙の本

伝えることの難しさ、、、

2007/06/21 00:33

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴぃたぁ・パンダ - この投稿者のレビュー一覧を見る

商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
俺は今昔亭三つ葉。当年二十六。
三度のメシより落語が好きで、噺家になったはいいが、未だ前座よりちょい上の二ツ目。
自慢じゃないが、頑固でめっぽう気が短い。女の気持ちにゃとんと疎い。
そんな俺に、落語指南を頼む物好きが現われた。
だけどこれが困りもんばっかりで…
歯切れの良い語り口で、言葉に出来ないもどかしさと不器用な恋を描き、’97年に「本の雑誌選ぶ年間ベストテン」第一位に輝いた名作。
胸がキュンとして、思わずグッときて、むくむく元気が出てくる。
読み終えたらあなたもいい人になってる率100%。
内容(「MARC」データベースより)
しゃべりのプロだろ、教えてよ…
あがり症の従弟や口下手の美女から頼られて、話し方教室を開くハメになった若い落語家・三つ葉。
苛めにあった小学生や赤面症の野球解説者までが通ってきて…。
正直な人たちの胸キュン恋愛小説。
映画の公式サイトは、こちら 。
http://www.shaberedomo.com/
=======
落語家が主人公であるが、落語そのものの話ではない。
話すこと。 → 他人とコミュニケーションをこと。
話せないこと。 → 1人で閉じこもること。
話したいけど、話せないこと。 → 現代社会の中では孤立してしまう。
ひょんなことから、話したいけど話せない(相手とコミュニケーションをとりたいけど取れない)人に、話し方を教える羽目になった二つ目の話。
失恋した、女優崩れのOL
関西弁で、周囲に溶け込めない小学生
本当は毒舌家なのだが、表舞台では、口下手な野球解説者
(いとこで、吃音気味の気の弱いテニスコーチの大学生)←なぜか、映画では、ばっさりキャラが消えてる。
そして、主人公である噺家である三つ葉自身も、迷路へ迷い込んでしまう。
落語家が主人公ということで、落語のこともちょっと話の中に出てくる。
師匠と弟子、一門、寄席の風景、鳴り物等の説明を始め、他所お師匠との関係や、古典の「文七もっとい」「茶の湯」「火焔太鼓」等の古典落語の噺の名前だけは出てくる(笑
結局、問題は、しゃべること、しゃべらないことが問題の全てではない。
他人とのコミュニケーションの取り方の問題である。
と、切って捨てるのは簡単だが、この「コミュニケーション」というものが厄介である。
本人は、良かれと思ってやったことが、相手にとっては、ありがた迷惑というのは、よくある話だ。
そういう、コミュニケーション・ギャップを出るだけ起こさないように、他人と交わるというのは至難の業だ。
引きこもりたくなるのも、解る。
この作品は、根本的な解決方法は示していないが、コミュニケーションが取れない人たちに、「努力することは大切」「相手を母屋る想像力を持つ」「正しい自信を持つ」等の方法を示している。
それで、結果として、或いは、努力の過程において、他人と心が寄せ合えれば、いいじゃないか、世の中の良さも少しはわかるのではないか?と、一石を投じるような作品であると思う。
読み始めたら、特急列車のように、どんどん進まないと気がすまない感じで読めた。
結末は、読んでのお楽しみだが、それぞれに、100%ではないが、折り合いのつくハッピー・エンドが待っている、とだけ言っておこう(笑
映画に関しては、26歳にしては、年取ってないかな?<国分太一 クン(苦笑
だって、74年生まれだしねぇ(汗
まだ見ていないから、映画の出来に関しては、なんともいえないが、見てみようかな?という気にも、させてくれる原作である。
http://ameblo.jp/ye0329/entry-10037143959.html

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紙の本

いい話です

2016/11/30 23:32

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

作り物のような感じがする良い人は誰も出てこなくて、当たり前のようにみんな欠点とも言えるようなものを抱えて、躓いて、失敗して、足掻きながらもどうにか生きている姿は読んでいて勇気をもらえるものでした。
登場する人々のキャラの立ち方とても見事で、知らぬ間に自分の気持ちを添わせて情が移ってしまい、時にこみ上げてきました。

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紙の本

不器用だって大丈夫!

2001/02/17 22:40

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マル - この投稿者のレビュー一覧を見る

 人前で話すことが苦手。なんだか人間関係がうまくいかない。そんなもどかしさを抱えているひとは案外たくさんいると思う。わたしも世間話というのができない。しゃべるのは、特に好意を持っている相手に対しては緊張してしまう。だから世間では人づきあいに関するノウハウ本が売れているのだし、「話し方教室」というある種胡散臭い講座も存在する。しかし、そんなものよりもこの小説を読んだほうがいい。すかっとするし楽しいしおまけに安い!
 登場人物のぎこちない恋に「泣き」モノの小説が嫌いなわたしですら涙した。凡百の癒し系とは一線を画した職人芸。落語もみたく(聴きたく)なる一冊。

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紙の本

晴れ晴れとする読後感

2000/08/19 19:07

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ひさびさに気持ちのいい話を読んだ、と思った。
 語り手である主人公は若手の落語家。気が弱いために吃音がある従弟から、「達ちゃん、話し方を教えてよ」と頼まれることから物語は始まる。それがわらわらと、男女子供まで含めて4人に増え、「話し方を教えろといわれたって…」と、やむなく落語を一つ教えることになる。
 とにかく、この主人公がいい。駆け引きというものが一切無い(もちろん、「僕は駆け引きができなくてねえ」といいつつ、ただ無神経なだけのオッサンとは違う)。うれしいときには素直にうれしいといい、腹が立つときには怒る。たぶん、彼は自分の本当にやりたいことだけをやってきたような人間だ。でもだからこそ、自分が選んだ道が行き詰まったとき、その悩みは真剣だ。やりたいことではなく、出来ることを選んできた人達よりもずっと。
 この主人公に、「話し方を教えてもらう」ために来る人達は、自分の思うことが話せないだけではなく、実は自分の心にもないことが話せない人々である。ある意味、駆け引きができない、ためにまわりと摩擦を起こすことになる。彼らの悩みの解決は………もちろん安易に出来るようなものではない。
 うまい、と思った点は、感情に対する絶妙の距離の取り方だ。感情の泥沼にずぶずぶ踏み込んでいくことがない。「感動的」な場面で、とんっ、と上手に突き放してみせる。または、盛り上げることが出来る場面を巧妙にずらす。まるで、この作家は、読者を感動させるのを避けようとでもしているかのようだ。そこがまた、小気味がいい(でも、告白すると、何度かぽろぽろ泣いてしまったところもあるんだけどね)。

 いい話を読むと、他の人にも読ませたくなる。この本もずいぶん周りの人に薦めた。それなのにわたしはこの本の評価に5つ星ではなく4つ星を挙げたが、その理由はたったひとつ。この作者、次にはもっといい話を書いてくれるに違いない。その期待感故である。

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紙の本

すぐにでも寄席に行きたくなっちゃいます

2001/12/21 21:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今昔亭三つ葉は26歳の落語家である。ひょんな事から、自宅で落語教室を開くことになる。生徒は4人。それぞれが色々な形で「しゃべり」に問題を抱えている。
 村林は大阪から引っ越してきて、そのコテコテの関西弁ゆえにいじめにあっているらしい小学生。良は、三つ葉の従弟で、吃音が原因でテニスコーチの続行が難しくなっている大学生。十河は、「現代話し方講座」に通っている無愛想な美人。通称黒猫。湯河原は元プロ野球選手。現役引退後、解説を引き受けるが、当時のプレイとは正反対に解説ではしどろもどろになってしまう。
 そして、このデコボコチームを引き受ける三つ葉自身も、壁にぶつかっている。まさに、「しゃべれどもしゃべれども」自分の落語というものが益々わからなくなって頭をかかえている。

 三つ葉と生徒4人、それぞれに抱えているものがスッキリとは取っ払われたわけではないけれど、すこ〜しでも前進したよ、よかったね、というお話。三つ葉が落語家である事と、落語教室に集まる人を扱っているということで落語のあれこれがたくさん語られていておもしろい。また、お互いに何らかのホノボノした係わり合いができるのを読んでいるとこちらもホノボノした気持ちになれる。

 ストーリーは大いに楽しませてもらったのだが、どうもひっかかる。「何にひっかかるのか?」と考えてみると、主人公である三つ葉の性格にひっかるようだ。私は、三つ葉が嫌いなのだ。
 三つ葉は、人から「坊ちゃん」と呼ばれている。これは、「お坊ちゃん」という意味ではなくて、漱石の「坊ちゃん」からくるものである。一本気で曲がったことが大嫌いな江戸っ子という設定。私は漱石の「坊ちゃん」は大好きなのだが、「坊ちゃん」の性格を持った人間を現代小説に持ってこられると胡散臭く感じてしまう。漱石の「坊ちゃん」がマドンナに恋をするように、三つ葉も踊りの師匠の娘に恋をする。頭上に高々と持ち上げて崇めるように恋をする。こういう辺りがゾッとしてしまう。
 嫌いついでにもう一人あげると、十河が嫌いだ。不器用で愛想がない。三つ葉の問いに返事もしない。私が思うに、「返事もしない」ということをやってのける人は、それだけで勝者ではないか。「話し方教室」でも気に入らなければ堂々と席を蹴って出て行ってしまう。深く傷を負った女性という扱いで描かれているが、なんのなんの。私も出来ることならば十河のような勇気が欲しいぐらいですよ。

 ストーリーは大好きで、登場人物は嫌いという変わった体験をした。

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