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一般書

美しい国へ

著者 安倍晋三 (著)

「日本」という国のかたちが変わろうとしている。保守の姿、対米外交、アジア諸国との関係、社会保障の将来、教育の再生、少子国家の未来、真のナショナリズムのあり方……。その疑問...

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美しい国へ

税込 803 7pt

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商品説明

「日本」という国のかたちが変わろうとしている。保守の姿、対米外交、アジア諸国との関係、社会保障の将来、教育の再生、少子国家の未来、真のナショナリズムのあり方……。その疑問への処方箋を示しつつ、自身の政治哲学を綴った書き下ろし作品。

著者紹介

安倍晋三 (著)

略歴
1954年東京生まれ。成蹊大学法学部卒業。93年衆議院議員に初当選。内閣官房副長官、自由民主党幹事長、同代理などを経て内閣官房長官。

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評価内訳

生まれながらのエリート、安倍晋三の自民党総裁選勝利宣言

2006/07/29 21:24

43人中、24人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

どこ底に沈んだ日本経済を力強く回復させ、落ち込んでいた日本人に自信と元気を取り戻した戦後政治史で他に例を見ない稀代の天才政治家・小泉純一郎の後を担う仕事は誰にとっても辛い作業となろう。しかし、この男なら大丈夫だろうと本書を読んで確信した。その男とは本書の著者である安倍晋三その人である。安倍さんとは既に私は何回もあっている。その時の印象は、あまりいいものではなかった。舌足らずで呂律の回らない訥弁の政治家くらいにしか思えなかった。登場した途端、あたりを払うオーラを放っているということでは森喜朗や中川秀直の方が遙かに強いオーラを発している。しかし、しかしである。一旦ことあると安倍の場合、内に秘めた強い意志が表に出てくるのであろう。北朝鮮拉致問題、北朝鮮ミサイル問題と日本を危機が襲ったとき、官邸にあって一人微動だにしないリーダーシップを発揮するのが安倍晋三なのである。これから日本は何度と無く今まで経験したことの無いような危機に見舞われることであろう。そのような時、腹の据わっていない阿呆がトプにいると日本はとんでもないことになる。海部俊樹、河野洋平、村山富一、加藤紘一は右顧左眄する根性なしの政治家でありリーダー失格であることは90年代に証明済みである。後2ヶ月で日本はこの男の手に委ねられることになる。次の首相・安倍晋三というプリンスの人と成りを知るには本書は格好の教材となろう。

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日本人の切り札

2006/07/26 23:57

25人中、20人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐伯洋一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 福田康夫氏が総裁選不出馬を表明し、今正に安倍内閣が現実味を帯びてきた。その安倍晋三が、単独著作で自身の外交・国家観・安保・経済政策・財政政策・年金福祉に至るビジョンを明確に語ったのが本書である。
 まずもって、総理候補がここまで自身のビジョンを述べた事は、少なくとも小泉総理にはなかった。そして、そこが小泉の悪点だといわれてきた。安倍氏はおそらくそうした市井の声を汲み取り、ビジョンを示したのだろう。その意気込みが感じ取れる。その点一つをみても、足りないところがあれば素直に補うことが出来る柔軟性が看取できる。宰相として重要な資質だと思う。
 安倍氏が頭角を現したのは、北朝鮮による拉致問題であった。あのとき、「極右反動」などと護憲派などにまくし立てられながら、最後まで国民救出を諦めなかったのは、安倍晋三・西村眞吾・平沼赳夫・・などほんの数名だった。そのことが本書冒頭に書いてある。実際、「拉致問題は大切」などとぬかしながら、自身は何も手を下さず、売名行為にひた走るだけの卑劣な政治家が極めて多かった。安倍氏はそれらを「戦わない政治家」とソフトに表現しているが、主権侵害に怒りを感じない以上、政治家としての資格は無い。
 氏は日頃から左翼反動勢力がはびこる現行の教育制度の抜本的改革を主張してきた。現行の教科書には秀吉を悪として描き、天皇陛下を悪として、シャクシャインは乗せるが世界的英雄東郷平八郎は触れもせず、朝鮮の英雄を大々的に取り上げるなど、日本人が誇りを持てないように日教組によって工夫され抜いている。そうした策謀を氏は見抜いているので、捨て置きはしないだろう。
 日本とは全く惨めではないか。北がミサイルを乱射して喜んでいるなか、日本と日本人はその軌道が少しずれれば泣き死にするしかない。護憲派といわれる連中は実際にミサイルが東京に落ちても「まず、それは本当に日本を狙ったものか確認が必要」などと信じがたいことをほざいている。こういう者に国政を任せれば、我々の親兄弟が北という無能な小国のミサイルで爆死しても泣き寝入るしかない。憲法改正に反対する人は、ゆめゆめそういう事態になっても国は何もしないなどと騒がないことだ。もちろん、安倍晋三はそんな日本を愛せない政治家ではない。本書を一度でも読めば分かると思う。
 そうした日本再生の切り札安倍が宰相に就くことを必死に食い止めようとする憐れな老人がいる。極左反日のボス筑紫哲哉である。聞けば、もう降板させてみのもんたにしたいそうだが、意地でもやめないそうだ。読売の渡部会長に向かって「老害」といったことなど何処吹く風である。私はこの男は人間のクズだと思っている。ジャーナリズムの風上にも置けぬ恥知らずである(詳しくは「天晴れ!筑紫哲也NEWS23」など参照。クズが言い過ぎではないことが分かる)。安倍氏は偏向報道に対しすぐに対処してきたが、国民は総裁選後も続くだろう老害に騙されてはいけない。
 外交ビジョンも、日米豪印の4国同盟関係を意識している。21世紀が、膨張する中華主義に「再び」日本文明が対峙する転機であることを考えれば、極東の英国ビジョン(つまり親アングロ)は唯一の取りうる手段である。中華主義の拒絶は朝鮮半島と違い、聖徳太子以降日本民族の国是であった。
 最後の一文。「日本を叩くことに生きる喜びを見出すのではなく、日本の明日について語ろう」。この前段の部分は、氏がこれまで見て来た悲惨な反日日本人への感慨が込められている。安倍晋三はこれまでもそうした卑劣な連中と戦ってきた。総理になっても我々の為に全力で取り組んでくれる事は、本書から滲み出るこの国への愛が担保している。

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書評になってない素人政治評論です

2008/06/23 02:20

16人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る

第一章 わたしの原点
第二章 自立する国家
第三章 ナショナリズムとはなにか
第四章 日米同盟の構図
第五章 日本とアジアそして中国
第六章 少子国家の未来
第七章 教育の再生

著者は1954年生まれ。著者については聡明なる拙評読者はご存じだとは思うが,いちお確認しておきたい。元内閣総理大臣(第90代、2006-7年)。妻(昭恵)は,森永製菓創業家の出身(6代目)。著者の兄(寛信)は三菱商事執行役員で,その妻はウシオ電機会長牛尾治朗の娘。弟(岸信夫(養子))は参議院議員。父方の祖父(安倍寛)は元衆議院議員(『メンズ・ノンノ』モデルとは別人)。母方の祖父(岸信介)は,第56・57代内閣総理大臣,大叔父(佐藤栄作)は第61-63代内閣総理大臣,父(晋太郎)は元外務大臣。成蹊学園(小学校・中学校・高等学校・大学法学部政治学科)を卒業。くわぁ,ところてんというより,エスカレーターというより・・・なんて言えばいいんだろう・・・少なくとも,受験生の経験はないんだなぁ。で,たぶん,成績はたいして良くはなかったと推測できる。内部進学者が大学入学者からバカにされるのは,慶応や早稲田には限らない。著者52歳時の初めての単著。


 本書要旨は“私=安倍晋三は保守本流の政治家です,さらに「闘う政治家」でありたいです!”です。大学で帝国主義を勉強したにも拘らず,友人から“右翼”呼ばわりされていた。偏差値が低い割には全国区で“左翼”大学としての知名度だけはある大学でのことだったので,“ああ僕は中道なんだ”と思った。小林よしのり『戦争論』(全三巻)はすべて読んだし,日本の外で外国人と口喧嘩もした経験もあって,自分の日本人性には自覚的な方だと思う。ああ,ってことは僕はどっちかというと保守的で右翼寄りなんだな,と悲しき結論。青春を費やして一生懸命マルクス『資本論』(大月書店版(国民文庫)で全8巻)を読んだのに・・・。


という立場の僕が本書を読めば,とうぜん評価は甘くなる。だって,言ってることは保守派の代弁とでも言えそうなくらい。ただね,「批判を覚悟で臨む」「闘う政治家」などと血気盛んな52歳だったのに,自分は総理職を途中で投げ出したよね? 腐れバカの村山富一(宇野宗佑と同程度の最低総理経験者)とどう違うの? “変人”小泉純一郎も,どっちかというと留年を留学(学位を取ってるわけではないので,正確には大学長期滞在)で誤魔化すくらいだから安倍と変わんないけど,それでもよっぽど「批判を覚悟で臨む」「闘う政治家」の台詞に相応しいよね。たしかに本書で述べているのは,間違いなく美しい“錦の御旗”だと思う。でも「闘う」意味をわかってなかった。小泉内閣で「スパコン」並の機動力を働いた官僚組織が,安倍内閣で素人の「そろばん」以下だったのは(小泉純一郎元秘書の表現),そういうところに原因があったんじゃないのかな?なんて思う。


そういう意味では,ちょっと悲しいですが・・・。ありゃ,こりゃ素人政治評論で,書評になってないや・・・。反省・・・。(1226字)

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ストレートでゆるぎない政治家:安倍晋三

2006/11/06 00:51

17人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

新書という,かぎられたスペースのなかで,生い立ち,北朝鮮問題や靖国問題もふくむ外交,少子化,教育など,さまざまな問題をとりあげている. そのため,それぞれをきちんと論証するゆとりがなく,誤解するひとがでてくるのはやむをえない. しかし,この文章は,安倍晋三という政治家のゆるぎない信念や自信がその行間にまで,つまっている感じがする. 私は著者と同世代といってもよいが,著者とはちがってサヨクにさんざんふりまわされたはてに,いまは外交・教育などについては著者と比較的ちかいかんがえにたどりついたが,著者はその祖父や父の影響もあって,サヨクにふりまわされることなく自分のかんがえをふかめてきている. このストレートさがこれから安倍首相をどちらにみちびいていくのか,期待と不安とをもって,みまもりたい. それから,この本のなかでひとつ私の注意をひいた話は,帝国主義への反動から自虐的な歴史教育がおこなわれたのは日本だけでなくイギリスでもそうであり,サッチャーがそれをかえさせたということである.

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一貫性が感じられません

2006/10/17 21:53

11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 自分の考え方に対して反対となる事例を参照し、それを否定することで相対的に自分の考えの正しさを主張している感が否めない。加えて、対比される事例が正しい事実に基づいているのかも疑わしい。例えば、エジプトのピラミッドが強制労働で作られた、という趣旨のことにふれている部分がある。しかし、ピラミッド建設は公共事業だったという学説もあり、未だ評価が定まっていない事柄を比較対照にするのは問題があると思う。
 また、年金問題の部分にも不思議な記述がある。国賠訴訟について本書の前半で、マスコミは国が敗訴したと喜ぶがその支払は税金でまかなわれる、という意味のことが書かれている。それにもかかわらず、年金は半分が税金で負担されるローリスクハイリターンの商品だ、ということを主張している。その半分を負担しているのも国民なのに。そもそも、ローリスクハイリターンの金融商品などというものはない。
 靖国問題では、A級戦犯は内国法では犯罪者ではなく講和条約にはA級戦犯を祀ってはいけないとは書かれていないのだから問題ない、と主張しているが、ルールがないからやっても良い、という考え方は、散々批判していた、グレーゾーンで商売をしている人たちと同じなのではないだろうか。
 良くも悪くも著者の思想が出ている本であると思う。むやみに戦いを仕掛けるのではなく、みんなが納得できる戦いをして欲しい。

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現職総理によって2006年に執筆・出版された理想としての日本像!

2016/09/18 12:32

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、現職総理である安部晋三氏によって2006年に発表された著書です。本書は、政治家としての自分から見た理想的な日本国像が描かれています。本文には、「日本という国の形が変わろうとしている。保守の姿、対米外交、アジア諸国との関係、社会保障の将来、教育の再生、真のナショナリズムのあり方。。。。」とあり、安部氏の考える将来的な日本像が浮かび上がってきます。

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この人が日本の顔に?

2006/10/22 11:17

18人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まぎぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る

安倍さん著。
(実は、遠〜い親戚に当たるらしい。うちの母方は安倍貞任の末裔とか。いっぽう彼は、生き延びたその弟、宗任の子孫。)
ま、文春新書だし、右っぽいかナという予想はしてた。
右かどうかは兎も角、いろいろ文句があります(笑)。ただしその前に、「国家と国民を対立した概念でとらえる」(p. 65)ことのオカシサや、アメリカの大統領が共和党員であれ民主党員であれ「代々、同じような主張をしている」(p. 120)ことを指摘している点は、評価したい。
それでも…「個人の自由を担保しているのは国家」(p. 63)なのか!?「いまの日本は、どこからみても軍国主義とは無縁の民主国家であろう」(p. 69)って、軍国主義の反対は平和主義であり、民主国家の反対は独裁国家であって、軍国主義⇔民主国家とは、議論がスライドしているヨ。近代国家になる前の日本では「おたがい排他的にならずに[…]歴史をつくってきた」(p. 98)なんて、空想もいいかげんにしてほしいし、ジェファーソンが「すべての人は生まれながらにして平等であり[…]」(p. 112)と書いたアメリカ独立宣言の‘人’に、黒人や女性は含まれていなかったんだし、「[イラクへの]自衛隊派遣は、けっしてアメリカの要請に諾々としたがったのではなく、日本独自の選択であり、内閣総理大臣自ら発した命令であることを印象づけることに」(p. 135)なんて、なってません!イギリスの教科書が「植民地における奴隷労働の『負』の面を書いたら、イギリスが世界にさきがけて奴隷貿易を廃止したこともきちんと載せる」(p. 204)バランス感覚を持っているので、日本も真似すべきだ、と言うけど、日本ではそもそも日本による植民地政策等の‘負’の面を教えていないヨ。だって、近現代史は評価が定まってなくて、大学入試に出ないから、高校でも塾でも教えないでしょ?最後に、「教育の目的は、志ある国民を育て、品格ある国家をつくること」(p. 207)なんですか!?わたしゃ国のために教育/教養を得たつもりはありませんでしたが。
この人が日本の顔に…なってしまいましたね……。

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貶められた「戦後60年」「日本国憲法」安倍晋三『美しい国へ』を読んで

2006/09/22 20:19

15人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pierre - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書を一貫して流れているのは、「戦後60年」の否定ではないか。例えば戦後日本では「国家=悪という方程式」がビルトインされたという。そして原因を、戦争の原因と敗戦の理由をひたすら国家主義によるとした戦後教育に求める。しかし、戦前の国家は国民にとっての抑圧装置であったため、戦後、戦争や敗戦の原因を国家主義に求めたのは当然であった。むしろ、戦前の「国家」を明確に否定して「日本国憲法」に則った新しい国づくりに政府・政権党が率先して従事すべきだったにもかかわらず、その政権党である自民党が「自主憲法」を制定しなければ何ごとも始まらないという憲法に対する斜に構えた態度に終始してきたことが、国民にとって真の「国家」の存在を忘れさせてしまったのではなかろうか。
 「日本国憲法」はたしかに与えられたものだったが、そこには人類普遍の原理が網羅され、平和への強い決意も含まれており、戦前の国家主義に十分代わり得る原理を内包していた。そしてそれを堅持してきたのは間違いなく国民の意志であった。だから、原因は教育にあるというのは政府・政権党の責任転嫁にほかならない。
 安倍氏が「日本国憲法」をどう考えているのかは、次の下りに明らかだ。
「憲法前文には、敗戦国として連合国に対する“詫び状門”のような宣言がもうひとつある。《われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと務めている国際社会において、名誉ある地位を占めたい》という箇所だ」。(p.122)
これほど憲法をあからさまに蔑む人物が首相になるのは日本は勿論、他国にもあまり例のないことではないか。これではまさにブラック・ユーモアである。
 自民党の結党の目標は経済力の回復と自主憲法の制定の2つで第1の目標は達成できたが、第2の目標は後回しにされ、その結果、損得を超える価値が軽視されてきた、という。戦後日本経済の復興、成長の果実を存分に享受したのが実は自民党だったのではないか。自民党は利益誘導政治に明け暮れ、「産軍複合体」ならぬ揺るぎない「産政官複合体」を形成してその実りを欲しいままにしてきた。政権党がいわばお手本を示して「経済優先」を体現したのである。この半世紀、自民党がほぼ政権を独占できたのもそのおかげに他ならない。
 「国家=悪という方程式」あるいは「損得を超える価値の軽視」というのはその大半が、この間政権の座にあった自民党がもたらしたものではないか。安倍氏が総裁になった自由民主党がその大半に責任を持つべきものなのである。それをどう考えているのか、本書では皆目分からない。したがって、本当にこの国を作り変えようとするのであれば、まず自民党を「ぶっ壊す」のが先なのである。
 国・地方自治体の借金は1、000兆円に達する今、利益誘導で国民を引きつけることができる時代は終わった。自民党政治は、それができなくなった今、新しい方法を懸命に模索しているはずである。安倍氏が強調する「国家主義」的な発想は、利益誘導に代る、政府・政権党が考えている新しい統治手段に違いない。そう考えると、安倍氏が言う「美しい国」とは一体何なのか、あらためて問うまでもないのである。

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本当に「美しい国」とは

2006/09/26 22:01

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:秋の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルはとてもきれいです。でも読み終えて、果たしてこの日本という国を具体的にどうしていくのか、それがわかりませんでした。
若さには期待をします。でも、今の日本の抱えている課題に立ち向かっていくことが出来るのか、その答えが見つからなかった気がします。

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もはやギャグの世界

2007/12/08 00:06

15人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:粽討 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書で自らを「戦う政治家」と標榜した貴族政治家は、前代未聞の敵前逃亡をしでかして日本国首相の地位を放り投げ、世界中を唖然とさせた。しかも驚くことに、国会議員の座だけは手放さず、政治活動は今後も続けるというのだから、まさに「空気読め」である。いや、これぞ「鈍感力」というべきか。今となってはもはやネタとしての価値しかない本書であるが、下手なギャグ漫画よりはよほど笑えるだろうから、カネと時間が余ってしょうがないという方には格好の本なので是非おすすめしたい。

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2006/08/03 00:37

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2006/08/09 16:15

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2006/08/10 06:25

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2006/08/15 22:28

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2006/08/20 01:27

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