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一般書

告白

著者 町田 康 著

人はなぜ人を殺すのか――。河内音頭のスタンダードナンバーにうたいつがれる、実際に起きた大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフに、永遠のテーマに迫る著者渾身の長編小説。第四...

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告白

税込 1,257 11pt

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商品説明

人はなぜ人を殺すのか――。河内音頭のスタンダードナンバーにうたいつがれる、実際に起きた大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフに、永遠のテーマに迫る著者渾身の長編小説。第四十一回谷崎潤一郎賞受賞作。

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書店員レビュー

ジュンク堂書店三宮店

城戸熊太郎の短く凄まじい人生

ジュンク堂書店三宮店さん

 頭の中でスイッチが入る。ガラクタの歯車ががっちりと噛み合う。いびつな形の車輪が、キコキコと全体を揺らしながら回転を始める。当初それはゆっくりとしている。よちよち歩きの子どもが押すブリキのおもちゃのように、方向も定まらず、ふらふらとあてもなくぶつかってはまた動き出す。
 物語のほとんどは音で出来ている。くほほ。おほほん。くふーん。会話が、感情が、思考が、「言葉」ではなく「音」としてダイレクトに脳に伝達され、頭の中の歯車を駆動する。ブレーキはついてない。潤沢でディープな関西弁が、物語にうるおいとエネルギーを供給し、きしみとうなりを上げながら加速する。
 ページをめくるスピードはどんどん上がる。人物たちの発する奇妙な雑音が、不協和音となって膨らんでゆく。巨大な、出来損ないの交響楽。振り返ることは出来ない。強大な奔流に巻き込まれたまま、最終地点に到達するだけだ。物語の消え去る巨大な滝、永遠の瀑布のむこう、音と音がぶつかり合い、打消し合って発生する無音の一点、暗闇に包まれてそこだけ発光する白い光の中へ。

 城戸熊太郎。この物語の主人公にして唯一の語り手。幼少より内面の思弁性と発する言葉のギャップに悩む。自分だけが周りとは違う、特別な人間だと。十五歳のころ、近所の水車小屋をめぐるトラブルから森の子鬼と名乗る少年を追いかけ、地下の陵墓でその兄葛城ドールを殺害する。その経験がトラウマになり、十年二十年後もフラッシュバックが起こり、因果の糸に操られるように、「河内十人斬り」と呼ばれる大量殺人事件へと突き進む。
 だからといってこれは、実際の事件を背景にした、河内地方の閑村が舞台の歴史小説、などでは全然ない。熊太郎対その他の人物。もっと言えば熊太郎対その他の世界すべて。それについて熊太郎がどう思うか。以上、終わり。とてもシンプルだ。
 
 最後に熊太郎は、仇敵松永家に乗り込む際、獅子舞の頭をかぶる。獅子頭の中は外部の世界と遮断されている。獅子頭の中に『内側の虚無』が現出する。『思弁と言語と世界が虚無において直列している世界では、とりかえしということがついてしまってはならない。』熊太郎は決行する。事件後逃亡の果てに熊太郎がたどり着くのは、たったひとりの、魂の叫び。たったひとつの、『ほんまのこと』を言うための魂の告白。

みんなのレビュー260件

みんなの評価4.3

評価内訳

「文筆の荒法師」が描く怒涛の840ページ!朝日新聞 ゼロ年代の50冊第3位

2010/09/22 02:06

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る


 江戸末期に河内に生まれた城戸熊太郎は子どもの頃からあふれるような思考と口に出す言葉とが合一することのないことに思い悩みながら育った。長じて博打に興じるばかりの生活を送るようになるが、明治26年、妻お縫が男と通じたことをきっかけに、舎弟の弥五郎とともにその男の一族郎党10人を次々と殺害するに至る。「河内十人斬り」に歌われた史実をもとに描く840ページの大長編小説。町田康に付された「文筆の荒法師」という修飾語がまさにふさわしい、俊敏で諧謔味あふれた魔術的な文章が大変魅力的な作品です。

 定まった仕事も持たず、放埒な生活におぼれる熊太郎ですが、彼の内に秘めた河内弁による思弁の流れを見ると、彼が私たちとは縁遠い単なるヤクザ者の一人ではなく、明治前期に立ち現れた悩める近代日本の精神であるように思えるのです。ですからこの小説は平成に書かれたものとはいえ、明治文学を読むかのような錯覚を覚えます。

 一方で、岩室の中で起こる森の小鬼とその兄・葛木ドールとの一件は熊太郎の精神と行動を生涯にわたって縛る大事件なのですが、人間の理知が届かね奇怪きわまりない描かれ方をしていて、あたかもガルシア=マルケスが描く南米の呪術的小説世界に紛れ込んだかのようで、大いに惑乱させられます。

 さて、熊太郎は大量殺人に手を染めるための思考を巡らせますが、実のところこの殺人の理由は理詰めで解きほぐせるような類いのものではないように思えます。熊太郎は事実、「ほんのちょっとの駒の狂い」(514頁)という言葉を使い、また「もっと早くに勝負を降りるべきだった」(838頁)という悔悟の念を抱きます。私はそこにこそ、ひょっとしたら第二、第三の熊太郎になりかねないかもしれない危うさをはらんだあなたや私が生きる上での知恵が秘められているように思えてなりません。

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ずしりとくる河内弁

2024/02/01 11:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の熊太郎やその舎弟弥五郎、そして登場人物のほとんどの人がかなりディープな河内弁で会話する、それがまず面白い(ただ、私が河内に近いところに住んでいるからその意味、アクセントはほぼ理解できるのが他地域の人はどうなのだろう)、そして主人公の熊太郎が面白い、初めは「ほんま、けったいな男やな」と嘲笑していたのだが、読み進めていくうちに理解できた、「これは私だ」と、本当は小心者なのに煽てられると調子にのって虚勢をはってしまう、すぐに空想の世界に入りこんでしまって現実を顧みない、といったところ(ということは私も取り返しのつかないとんでもないことをしでかしてしまってもおかしくないのだ)

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谷崎潤一郎賞を受賞した「人はなぜ人を殺すのか?」という永遠のテーマに迫る著者渾身の長編小説です!

2020/08/05 09:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、ミュージシャンでありながら、作家活動もされており、『くっすん大黒』(野間文芸新人賞)、『きれぎれ』(芥川賞)、『土間の四十八滝』(萩原朔太郎賞)、『権現の踊り子』(川端康成文学賞)などの傑作を発表してこられた町田康氏の作品です。同書は、河内音頭のスタンダードナンバーにうたいつがれる実際に起きた大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフにして、永遠のテーマである「人はなぜ、人を殺すのか?」といったことに迫る著者渾身の長編小説です。同書は、谷崎潤一郎賞を受賞した傑作でもあります。ぜひ、一度、読んでみてください。。

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貴方も私も「熊太郎」

2020/04/15 22:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「河内十人斬り」と聞くと確かにおどろおどろしいのだけれど、物事にはなにもかもやはり過程がある。
実在の城戸熊太郎がこうであったかはもちろん不明。
思弁的なのにそれを表現して伝える言葉がないとは何たる不幸か。回転は乱れ、思考だけが先走り、やがて脱線転覆して…。

「なにを言っているのか自分でも分からない」誰にもそんなスキがきっとあり、そのドツボにハマってしまった悲劇の男、熊太郎。
思考と行動が結びつかず、ついに窮地に追い込まれてしまう。そんなダメな男の脳内を丸々文字に書き起こしたような。
意思疎通の難しさそのものを内包しているのに、4-5ページおきに笑えてオマケに胸が苦しいとは何という巨編だろう。

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破滅の音頭

2017/05/15 09:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

城戸熊太郎の破天荒な生きざまが伝わってくる。ラストが有名なだけに、読み進めるうちに別れが惜しくなってきた。

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2008/03/25 15:53

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2008/03/29 02:38

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2008/03/29 13:39

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2008/03/18 01:08

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2008/08/02 17:01

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2008/04/21 01:16

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2008/05/02 17:52

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2012/04/01 20:04

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2008/05/14 19:14

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2008/07/02 19:18

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