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紙の本
サイクス=ピコ協定百年の呪縛 中東大混迷を解く (新潮選書)
著者 池内恵 (著)
欧州へ世界へ難民とテロをまき散らす混迷の中東。百年前の秘密協定「サイクス=ピコ協定」が諸悪の根源だというが、中東の歴史と現実、複雑な国家間の関係を深く知らなければ、決して...
サイクス=ピコ協定百年の呪縛 中東大混迷を解く (新潮選書)
【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛(新潮選書)
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商品説明
欧州へ世界へ難民とテロをまき散らす混迷の中東。百年前の秘密協定「サイクス=ピコ協定」が諸悪の根源だというが、中東の歴史と現実、複雑な国家間の関係を深く知らなければ、決して正解には至れない。危機の本質を解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
百年前、英・仏・露によって結ばれた秘密協定。それは本当に諸悪の根源なのか。いまや中東の地は、ヨーロッパへ世界へと難民、テロを拡散する「蓋のないパンドラの箱」と化している。列強によって無理やり引かれた国境線こそが、その混乱を運命づけたとする説が今日では主流だ。しかし、中東の歴史と現実、複雑な国家間の関係を深く知らなければ、決して正解には至れない。危機の本質を捉える緊急出版!【商品解説】
著者紹介
池内恵
- 略歴
- 〈池内恵〉1973年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。同大学先端科学技術研究センター准教授。「イスラーム国の衝撃」で毎日出版文化賞特別賞を受賞。
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紙の本
最新の情勢を元にした名作
2016/09/25 02:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ライサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2016年4月段階の情勢を元に2016年5月に書き上げている。
まさに最新の情勢を元にした中東問題の参考書である
東大准教授が書いているだけあって読み応えはある
テレビでも中途半端な理解でしか語れない人たちばかりでウンザリしていたがこの本は別格だった
一応、日本史選択者の人でも読めるが背景知識にどうやっても世界史の知識は必要になるのが唯一の難点といえば難点か
日本の右派もこの中東問題でのイギリスの手法を見習ってもっと強かになってもらいたいもんだとも感じた
紙の本
中東情勢の理解を深めてくれる好著
2016/08/06 10:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:クッキーパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
放送大学の高橋教授が講義の最後に「これで分かったと軽々に言ってほしくないが」と補足していたが、確かに複雑で迷路のような中東情勢。その迷路を案内してくれる本書は、気鋭の専門家の好著であり、140ページの量を遥かに超える濃厚な内容なので、予想以上に読了に時間を要した。中東を巡る歴史ばかりか、クーデターが発生したトルコの位置付けの重要性も再認識した。欧米のビッグニュースで、日本では多少報道が減った印象の中東情勢に今後も注目したいと感じさせてくれた本書を、その理解を深める為の教科書として再読していきたい。一方で、最新情勢を盛り込んだ著者の新刊も楽しみに待っている。
紙の本
国民国家は自明のことではない
2023/11/01 09:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ガザのハマスがイスラエルに攻撃を仕掛けた今、事態を理解するために急ぎ読んでみた。なんとなくわかった気にさせるところはなかなかの本である。しかし感銘を受けたのは、本前半の大国間の手前勝手な密約の話ではなく、後半の民族とは とか難民や民族浄化の話である。日本は人手不足対策として、どんどん外国人を入国させようとしている。混迷しているヨーロッパ諸国のマネをしようとしているような危うさを感じてしまう。
中東の混迷や争いをずっと見ていると、宗教というものは人類に対して益よりも害をより多くもたらしてきたのではないかと思ってしまう。
紙の本
歴史認識を学ぶ
2016/08/28 19:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴーすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「サイコス=ピコ協定」と言われてもピンとこない人は多いかもしれない。
私もその一人、私も、「アラビアのロレンス(映画や評伝)」の中で
欧州と中東の中でそのような協定があったということをかろうじて知っているようなものだ。
しかし、中東の問題は、今や極東である日本でも無関係ではいられないし、東西冷戦が終結したことにより余計に混乱していると思う。
そんな時に、この本のタイトルを見て、これはいま私たちに必要な情報だと思った。
一読してわかるものではないが、まずは歴史認識を新たにしないと
と思わせてくれる一冊。
繰り返し読んでみようと思える一冊。